あの町この街あるこうよ

歴史散策まち歩きの記録
たまに丹沢・大倉尾根を登る

赤坂日枝神社の夏越の大祓い

2015-06-15 16:46:14 | 東京散策
          
赤坂日枝神社の創建は不詳であるが、1478(文明10)年、太田道灌が江戸城築城にあたり、川越の鎮守である日枝神社を勧請したのにはじまりという。徳川家康が江戸に移封された時、城内の紅葉山に遷座し、江戸城の鎮守とした。
徳川二代将軍・秀忠による江戸城改築の際、江戸城外の麹町隼町に1604(慶長9)年に遷座し、庶民が参拝できるようになった。





大祓は、6月と12月に宮中をはじめ全国神社で、一斉に行われる伝統的な神事で、日々の生活の中で、知らず識らずのうちに犯した罪や穢(けがれ)を祓い清めて、清く明るく正しい神ながらの人間生来の姿に立ち返るために「茅の輪」をくぐり、罪穢(つみけがれ)・災厄を祓い、延命長寿と無病息災を 祈る神事である。
神事は、この日14日、午後3時から行われた。



茅の輪


御幣をかつぐ猿(中央)


諫鼓鶏(かんこどり)は、諫鼓(太鼓)の上に鶏が乗った山車のこと。
「大坂夏の陣」で豊臣氏がほろび徳川氏が天下を取った。秀忠は、翌月の山王祭を前に「太平の世を祝って、諫鼓鶏の山車を末代に致るまで一番で渡せ」と上意を下し、それまでの「御幣猿」に代えて「諫鼓鶏」が先駆けとなった。
山車の巡行である神幸祭は来年6月の予定。



金幣を捧げる美少年






鳥居の上に山形が乗る一風変わった鳥居、「山王造り京風二重鳥居」、俗に「山王鳥居」或いは手を合わせたその形から「合掌鳥居」と呼ばれる。この形は、滋賀県の日吉大社を総社とする山岳信仰神社の特徴と云われる。

絵馬
絵馬の種類の多さに驚く。








日枝神社(ひえじんじゃ)は、千代田区永田町2丁目にある。日本三大祭・江戸三大祭のひとつである山王祭が今月7~17日から行われている。
徳川時代、江戸城内に入御した御神輿を、三代将軍家光公以来、歴代の将軍が上覧拝礼する「天下祭」と称された祭礼である。

地下鉄の最寄り駅は、赤坂駅、赤坂見附駅、溜池山王駅、国会議事堂前駅、永田町駅である。

訪れた日:2015.06.14



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。