これからの関心・楽しみは、 『官僚の抵抗』に尽きる。
しかし官僚は、民主党だけで308議席、公務員制度改革に賛成する他の多くの野党を含めると320議席以上を有する強力な国会の権力にいつまでも抵抗できるはずが無い。
しかも、意志を明確に出した国民を敵に回せる度胸があるだろうか?
見てみたいものだ。
『官僚の抵抗』は機会があれば取り上げるとして、
官僚が抵抗しても大儀がなさそうだと気づくであろう『自民党の再生』を検討してみることにする。
結論から言うと、「自民党の再生」は難しいと思う。相当の時間がかかりそうだ。それほど完璧に“民意”に砕かれてしまった。
仮に、来年の参議院選で新生自民党が大勝したとしても、次の衆議院選で過半数以上を占めるまで政権復帰というリアリティが生じない。
困ったことに新生自民党の再生には、時間がかかりそうな理由がある。
その要因は、今回の選挙で落選して欲しかった人が最後の最後に生き残ってしまったからだと思う。
この意見は、
新生自民党は、“過去の栄光にしがみつく翁”を排除しない限り早期に(といっても次の衆議院選までの最大4年後)政権を獲得出来ない、と考える中堅・若手の思いと一緒だと思う。
しかし現実は、敗戦処理に相当額の支払い(借金)があり、議員が減ったために政党助成金も大幅に減り、また、当然政党への献金も減るだろうし金欠病に陥ることは明白だ。
中堅若手だけではこの現実的な問題を処理できないので、“翁”の金力に頼らなければならない。
新生自民党の新しいアイデンティティは、きっとこれらを理解できないし認めたくない“翁”との連携なしには出来上がりそうも無い。
だから、中途半端なものとなり、再生に時間がかかるという見方が一般的に支持されると思う。
民主党は13年かかって政権を獲得したが、よほどのことがない限り、二回の参議院選と一回の衆議院選がある5年後以降になるのだろう。
“翁”の声が大きいほどもっと時間がかかるかもわからない。
その翁が誰かというと、自民党を119議席まで減らした功労者で、貢献度大なのが麻生首相、同程度で福田・安倍・森元首相だと思う。その政権をたらいまわしして飽きたら放り投げる無責任さと見通しの悪さは貢献度一級ものだろう。
その次ぐらいに自民党道路族のドンで派閥のボス古賀誠がいる。彼は奇才小泉元首相の真似をして総選挙を茶番にしたことで自民党の幕を引くとどめの一撃をはなった。
この5人は小選挙区で当選してきたので志気も高く、これがかえって新生自民党の大ブレーキとなりかねない。
生き残った若手の気持ちには、“こんな世界に誰がした”という恨みがあり、気持ち的には相容れることは難しいだろう。
その次ぐらいに貢献したのは、地元小選挙区では見放され比例区で復活した重鎮がいる。もちろん、自民党を破壊した貢献度は間接的にだが高いものがある。
例えば、麻生下ろしの中心となった中川秀直・武部勤元幹事長、麻生首相を支えた派閥のボス伊吹派の伊吹文明、町村派の町村信孝などである。
これらの翁が活躍する自民党は、新生というよりも焼け残り組みというイメージになるので、焼け残ったバラックで雨露を凌いでいる印象が強まる。そして、何よりも重要なのは自民党を崩壊させた貢献者たちに中堅若手がついていくのだろうか?
分裂の危機もあるだろう。
ということを“翁”は読んでいるので、裏に引っ込み表を操る人形遣いを目指すのだろう。
そのリトマス試験紙として、翁の出方を読むために、新生自民党の総裁として森、幹事長に古賀という風説が流れているという。
翁たちがこれに乗ったら、さらに崩壊をすすめかねない。
自民党が再生するのには、石破茂、石原伸晃、舛添 要一などの中堅クラスが10年計画を持ち目標に向かっていった方がいい党になりそうだ。この中では、意欲満々の舛添より頑固で粘り強い石破が適していそうだ。
と書いていても、なんか魅力のない党だな~と思ってしまう。
これまでの自民党は、ヒトが前面に出たが、政党は、日本の経営者としてのビジョン・政策がないと評価されないのだろう。
個人政党ではなく、組織としての近代的な政党に変わらない限り政権に戻りえないと思ってしまった。
ガンバレ自民党!焼け野原から立ち上がれ!
新生自民党が政権に戻るのには大分時間がかかりそうだ。
官僚たちよ、民主党に愛されるようにならない限り生きる道はないぞ。
そして、次に自民党が復権しても大丈夫なように自らの使命感を構築しよう。
『政党のための官僚ではなく、国民のための官僚に脱皮しようぜ!』
しかし官僚は、民主党だけで308議席、公務員制度改革に賛成する他の多くの野党を含めると320議席以上を有する強力な国会の権力にいつまでも抵抗できるはずが無い。
しかも、意志を明確に出した国民を敵に回せる度胸があるだろうか?
見てみたいものだ。
『官僚の抵抗』は機会があれば取り上げるとして、
官僚が抵抗しても大儀がなさそうだと気づくであろう『自民党の再生』を検討してみることにする。
結論から言うと、「自民党の再生」は難しいと思う。相当の時間がかかりそうだ。それほど完璧に“民意”に砕かれてしまった。
仮に、来年の参議院選で新生自民党が大勝したとしても、次の衆議院選で過半数以上を占めるまで政権復帰というリアリティが生じない。
困ったことに新生自民党の再生には、時間がかかりそうな理由がある。
その要因は、今回の選挙で落選して欲しかった人が最後の最後に生き残ってしまったからだと思う。
この意見は、
新生自民党は、“過去の栄光にしがみつく翁”を排除しない限り早期に(といっても次の衆議院選までの最大4年後)政権を獲得出来ない、と考える中堅・若手の思いと一緒だと思う。
しかし現実は、敗戦処理に相当額の支払い(借金)があり、議員が減ったために政党助成金も大幅に減り、また、当然政党への献金も減るだろうし金欠病に陥ることは明白だ。
中堅若手だけではこの現実的な問題を処理できないので、“翁”の金力に頼らなければならない。
新生自民党の新しいアイデンティティは、きっとこれらを理解できないし認めたくない“翁”との連携なしには出来上がりそうも無い。
だから、中途半端なものとなり、再生に時間がかかるという見方が一般的に支持されると思う。
民主党は13年かかって政権を獲得したが、よほどのことがない限り、二回の参議院選と一回の衆議院選がある5年後以降になるのだろう。
“翁”の声が大きいほどもっと時間がかかるかもわからない。
その翁が誰かというと、自民党を119議席まで減らした功労者で、貢献度大なのが麻生首相、同程度で福田・安倍・森元首相だと思う。その政権をたらいまわしして飽きたら放り投げる無責任さと見通しの悪さは貢献度一級ものだろう。
その次ぐらいに自民党道路族のドンで派閥のボス古賀誠がいる。彼は奇才小泉元首相の真似をして総選挙を茶番にしたことで自民党の幕を引くとどめの一撃をはなった。
この5人は小選挙区で当選してきたので志気も高く、これがかえって新生自民党の大ブレーキとなりかねない。
生き残った若手の気持ちには、“こんな世界に誰がした”という恨みがあり、気持ち的には相容れることは難しいだろう。
その次ぐらいに貢献したのは、地元小選挙区では見放され比例区で復活した重鎮がいる。もちろん、自民党を破壊した貢献度は間接的にだが高いものがある。
例えば、麻生下ろしの中心となった中川秀直・武部勤元幹事長、麻生首相を支えた派閥のボス伊吹派の伊吹文明、町村派の町村信孝などである。
これらの翁が活躍する自民党は、新生というよりも焼け残り組みというイメージになるので、焼け残ったバラックで雨露を凌いでいる印象が強まる。そして、何よりも重要なのは自民党を崩壊させた貢献者たちに中堅若手がついていくのだろうか?
分裂の危機もあるだろう。
ということを“翁”は読んでいるので、裏に引っ込み表を操る人形遣いを目指すのだろう。
そのリトマス試験紙として、翁の出方を読むために、新生自民党の総裁として森、幹事長に古賀という風説が流れているという。
翁たちがこれに乗ったら、さらに崩壊をすすめかねない。
自民党が再生するのには、石破茂、石原伸晃、舛添 要一などの中堅クラスが10年計画を持ち目標に向かっていった方がいい党になりそうだ。この中では、意欲満々の舛添より頑固で粘り強い石破が適していそうだ。
と書いていても、なんか魅力のない党だな~と思ってしまう。
これまでの自民党は、ヒトが前面に出たが、政党は、日本の経営者としてのビジョン・政策がないと評価されないのだろう。
個人政党ではなく、組織としての近代的な政党に変わらない限り政権に戻りえないと思ってしまった。
ガンバレ自民党!焼け野原から立ち上がれ!
新生自民党が政権に戻るのには大分時間がかかりそうだ。
官僚たちよ、民主党に愛されるようにならない限り生きる道はないぞ。
そして、次に自民党が復権しても大丈夫なように自らの使命感を構築しよう。
『政党のための官僚ではなく、国民のための官僚に脱皮しようぜ!』
政治は面白くないものです。生活にあまり関係がないのでと普通は思いますが、最近は直接生活に関わってくるので気にしておきたいものです。