モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

ユーパトリウム・コエレスティヌム(Eupatorium coelestinum)の花

2009-08-05 06:17:11 | その他のハーブ
(写真) ユーパトリウム・コエレスティヌムの花


「ユーパトリウム・コエレスティヌム」の花は、細かすぎて目立たないが、よく見るとダイヤモンドのような輝きをしている。

この「ユーパトリウム」という属には、秋の七草「フジバカマ」も仲間であり、これにはツンベルクがEupatorium japonicum Thunb.という学名を付けた。
他には、近日中にアップする「ユーパトリウム‘チョコレート’(Eupatorium rugosum 'Chocoloate')」などがあり、細かい花と葉を愉しむ人が増えたためか、販売品種が増えつつあるようだ。

「ユーパトリウム・コエレスティヌム」は、北米東部から中部が原産地で、英名では霧がかかったような花ということで「Mist flower」と呼ばれる。

湿ったところ、小川の岸、低い潅木地帯などに自生し、和名では「西洋フジバカマ」として区別して呼び、切花のアレンジメントとして人気が出ているという。

確かに、メインの花を引き立たせる力がある花のようだ。

育て方はさほど難しいこともなく、有機質が豊富な湿った土壌で、日当たりが良くても悪くても育つ。


(写真)ユーパトリウム・コエレスティヌムの葉と花
        

ユーパトリウム・コエレスティヌム(Eupatorium coelestinum)
・キク科ユーパトリウム属(和名ヒヨドリバナ属)の耐寒性がある多年草
・学名は、Eupatorium coelestinum.L.、又は、•Conoclinium coelestinum (L.)DC.
・英名はミストフラワー(Mist flower)、和名は西洋フジバカマ。
・原産地は、アメリカ東部から中南部。ミズリー州の南部。
・草丈60-80cmで、湿った有機質の豊富な土壌を好む。
・葉は三角形で縁に鋸の歯状の切れ込みがあり互生する。
・開花期は、初夏から晩秋までで、花穂を出しその頂上に薄紫の小さな花を咲かせる。
・花後には花穂を切り取る。
・冬場には地上部から切り取って越冬させる。

命名者L.はリンネ及びDC.はカンドル:
Candolle, Augustin Pyramus de (1778-1841)
ドゥ・カンドルは「ノアザミ」の命名者でもあり、ここに彼を紹介している

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