昨日に引き続き、個別の選挙区ごとに大胆に予測してみる。
基本データを紹介すると、
『週刊現代8月22-29日号』に、300選挙区の投票調査データが掲載された。
読んでいない人のためにその最終的な「獲得議席予測」を紹介すると次のようになる。
自民: 44(比例41)
公明: 9(比例8)
民主:390(比例122)
共産: 8(比例8)
社民: 15(比例0)
国民: 8(比例0)
日本: 2(比例0)
大地: 1(比例1)
その他: 2(比例0)
これはちょっとすごすぎるなと思い、調査方法などをチェックしてみて以下の疑問が湧いた。
1. 調査時期が7月24日―31日までであった。
⇒ 自民党がもっと盛り返すであろう
2. インターネット調査であり、使えない高齢者などの意見が反映していない。回答者の年齢構成を見ても30代40代が多く、60歳以上は4.3%しかいない。
⇒ 若い年代の投票率が高まれば民主有利になりそうだが、自民党を支持する高齢者の投票行動をプラスさせたほうが良さそうだ。
3. 態度を決めていない選挙民が40-50%と高い比率で存在するので、直前まで流動する可能性がある。
4. 1選挙区で100サンプルを調査したようなので、結果に誤差がある。
修正データの作成
民主党が圧勝する結果だったので、民主党を厳しく評価するために
1.各選挙区の態度未定の人の三分の一を自民党・公明党候補者に投票すると下駄をはかせた。
2.さらに、サンプル誤差を10%ととして、自民党・公明党候補にプラスし、この数字を上回ったがどうかで民主党候補の当落を推計しなおした。
3.自民党・公明党候補は、20%以上の下駄を履いたことになる。
東日本地区の当落予測(修正データによる)
北海道ブロックでは、町村信孝(町村派会長)、中川昭一(元財務相)が苦戦。
東北ブロック
・ 青森3区の大島理森(自民党国会対策委員長)苦戦
・ 小沢一郎の王国岩手は民主党が4議席独占か。
・ 宮城6つの選挙区では1区と6区小野寺五典(自)だけが当落線上にある。
・ 秋田は自民党が優勢か
・ 山形では、3区加藤紘一(元幹事長)のみか
・ 福島は渡部恒三のお膝元であり、2区太田和美(民)が注目されるが、民主が5議席独占する可能性大。
北関東ブロック
・ 茨城7選挙区では民主党支持が強く、1区バンソウコウ王子の赤城徳彦(自)が当落線上にあり、2区額賀福志郎(自)は危険水準にある。
・ 栃木5選挙区では、3区渡辺喜美(みんなの党)が楽に戦っているが、1区不倫王子の船田元(自)は厳しい状況。
・ 群馬5選挙区は、自民党の大物がいる選挙区だが、1区尾身幸次、2区笹川尭(総務会長)は危険水準にあり、4区福田康夫(前首相)、5区小渕優子(少子化対策相)が当落線上にある。
・ 埼玉15選挙区は、前回の郵政選挙で自民党が全勝し小泉チルドレンが多いところでもあるが、半減は確実のようだ。
南関東ブロック
・ 千葉13選挙区は、自民党が半減し12区浜田靖一(防衛大臣)が危険水準にある。
・ 神奈川18選挙区も自民党が半減し、13区甘利明(行政改革・公務員制度改革担当大臣)は危なそうだ。注目の11区小泉進次郎は当落線上にある。
・ 山梨3選挙区では、2区堀内光雄(自民党総務会長)が激戦上にある。
東京ブロック
・ 25選挙区がある大票田で、都議選よりは自民党が挽回しそうだが、前回よりは半減するだろう。1区与謝野馨(財務大臣)、2区深谷隆司(元党総務会長)、8区石原伸晃は当落線上にある。3区石原宏高は危険水準のようだ。
以上のような選挙区で見ると、民主党の躍進が顕著で、自民党の大物が苦戦していて落選者が結構出そうだ。
自民党の新旧交代が進むようだ。
(残りは次回)
基本データを紹介すると、
『週刊現代8月22-29日号』に、300選挙区の投票調査データが掲載された。
読んでいない人のためにその最終的な「獲得議席予測」を紹介すると次のようになる。
自民: 44(比例41)
公明: 9(比例8)
民主:390(比例122)
共産: 8(比例8)
社民: 15(比例0)
国民: 8(比例0)
日本: 2(比例0)
大地: 1(比例1)
その他: 2(比例0)
これはちょっとすごすぎるなと思い、調査方法などをチェックしてみて以下の疑問が湧いた。
1. 調査時期が7月24日―31日までであった。
⇒ 自民党がもっと盛り返すであろう
2. インターネット調査であり、使えない高齢者などの意見が反映していない。回答者の年齢構成を見ても30代40代が多く、60歳以上は4.3%しかいない。
⇒ 若い年代の投票率が高まれば民主有利になりそうだが、自民党を支持する高齢者の投票行動をプラスさせたほうが良さそうだ。
3. 態度を決めていない選挙民が40-50%と高い比率で存在するので、直前まで流動する可能性がある。
4. 1選挙区で100サンプルを調査したようなので、結果に誤差がある。
修正データの作成
民主党が圧勝する結果だったので、民主党を厳しく評価するために
1.各選挙区の態度未定の人の三分の一を自民党・公明党候補者に投票すると下駄をはかせた。
2.さらに、サンプル誤差を10%ととして、自民党・公明党候補にプラスし、この数字を上回ったがどうかで民主党候補の当落を推計しなおした。
3.自民党・公明党候補は、20%以上の下駄を履いたことになる。
東日本地区の当落予測(修正データによる)
北海道ブロックでは、町村信孝(町村派会長)、中川昭一(元財務相)が苦戦。
東北ブロック
・ 青森3区の大島理森(自民党国会対策委員長)苦戦
・ 小沢一郎の王国岩手は民主党が4議席独占か。
・ 宮城6つの選挙区では1区と6区小野寺五典(自)だけが当落線上にある。
・ 秋田は自民党が優勢か
・ 山形では、3区加藤紘一(元幹事長)のみか
・ 福島は渡部恒三のお膝元であり、2区太田和美(民)が注目されるが、民主が5議席独占する可能性大。
北関東ブロック
・ 茨城7選挙区では民主党支持が強く、1区バンソウコウ王子の赤城徳彦(自)が当落線上にあり、2区額賀福志郎(自)は危険水準にある。
・ 栃木5選挙区では、3区渡辺喜美(みんなの党)が楽に戦っているが、1区不倫王子の船田元(自)は厳しい状況。
・ 群馬5選挙区は、自民党の大物がいる選挙区だが、1区尾身幸次、2区笹川尭(総務会長)は危険水準にあり、4区福田康夫(前首相)、5区小渕優子(少子化対策相)が当落線上にある。
・ 埼玉15選挙区は、前回の郵政選挙で自民党が全勝し小泉チルドレンが多いところでもあるが、半減は確実のようだ。
南関東ブロック
・ 千葉13選挙区は、自民党が半減し12区浜田靖一(防衛大臣)が危険水準にある。
・ 神奈川18選挙区も自民党が半減し、13区甘利明(行政改革・公務員制度改革担当大臣)は危なそうだ。注目の11区小泉進次郎は当落線上にある。
・ 山梨3選挙区では、2区堀内光雄(自民党総務会長)が激戦上にある。
東京ブロック
・ 25選挙区がある大票田で、都議選よりは自民党が挽回しそうだが、前回よりは半減するだろう。1区与謝野馨(財務大臣)、2区深谷隆司(元党総務会長)、8区石原伸晃は当落線上にある。3区石原宏高は危険水準のようだ。
以上のような選挙区で見ると、民主党の躍進が顕著で、自民党の大物が苦戦していて落選者が結構出そうだ。
自民党の新旧交代が進むようだ。
(残りは次回)