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モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

その27:大航海時代の植物:タバコ(Tobacco)

2008-02-12 08:32:21 | ときめきの植物雑学ノート
大航海時代の植物:タバコ(Tobacco)

コーヒー・タバコ・酒は、アダムとイブの末裔達への天からの贈り物。
と、信じきっている。
しかし、この3品との付き合いは、常に緊張関係があり悩ましいところがある。

たとえば、一日だけの徹夜作業だったら、コーヒーがぶ飲み、休憩でタバコという感じだが、
これが連続で続くとなると、眠気防止と頭の回転と胃袋との関係で、
コーヒー・タバコ・酒の順番、量などを決めることになる。
頭が回転しなくなったら自分を罵りながらしょっちゅうタバコを吸い、
胃袋をいたわりながらコーヒを数少なく効果的に飲むようにするなど
無い能力を搾り出す無駄な抵抗をすることになる。
コーヒーもタバコも覚醒を期待し、
このストレスを発散するために、終わって開放された瞬間に酒で酔いつぶれたい、
ということを夢に見て格闘する。

近代が求めた“覚醒” 。それを支える薬としてのコーヒーとタバコ。
コーヒーは、アフリカからアラビアを経由して17世紀中頃にヨーロッパに。
タバコは、アメリカ新大陸から16世紀中頃までにヨーロッパに。
そして日本に。

タバコ(Tobacco)
タバコは、ナス科タバコ属の一年草で約67種がある。
自生の分布は、南米、オーストリア・南太平洋、北米であり、ヨーロッパ・アジアには自生していない。
この起源は今から8000年前とも言われ、タバコ属の原産地は南米大陸とされている。

この自生の分布を見る限り、サツマイモに似た分布となる。
ということは、モンゴロイドの大陸大移動説が絡んでくるかもわからないが、
現在言われているのは、南米・オーストラリア・南極大陸が分離する前からあった
約百万年前から自生していた古い植物ではないだろうかというとてつもない説である。

コロンブス以降から歴史に登場してくるが、
コロンブスは、タバコのもつポテンシャルな価値に気づかなかったそうだ。


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