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モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

真っ赤な チェリーセージの花

2008-04-14 08:09:46 | セージ&サルビア


セージにはまるきっかけがこのチェリーセージだった。
ヨードチンキ臭い葉の香り
この香りが気に入ってしまった。
そのせいなのか、良く飲むアイラ島のシングルモルトウィスキーの香りが感じなくなった。

今では、チェリーセージ系7種類に増えてきた。
赤、赤と白ミックス、黄色、ムラサキ、オレンジ、ピンク、パープルと
花の色を増やしている。

しかし、園芸店でチェリーセージとして売られているが、この中は3種に分けられる。
基本系は、
学名ではサルビア・グレッギー、英名ではオウタム・セージと呼ばれる。
この真っ赤な色のセージがこれにあたる。

四季咲きで、霜に当てなければ2月頃まで咲いている。
この2月の寒波で葉が傷んだので、刈り込みを行ったところ、
新しい枝と生き生きした葉が出はじめ、鮮やかな濃厚な赤の花が咲いた。

このチェリーセージ=サルビア・グレッギーは
メキシコ・Saltilloで植物採集を行っていたアメリカの歴史学者で貿易商の
グレッグ(Josiah.Gregg 1806-1850 )によって1848年に発見・採取された。
学名は、発見者にちなんでグレッギーとつけられた。

英名では、オータムセージ(Autumn sage)と呼ばれ、森の賢人という意味を持つ。
森の入り口辺りのブッシュに生え、何となく賢くたたずんでいるのだろう。
オランウータンも森の賢人と呼ばれているが、考え深げなところが似ているのだろうか?

あと2種あるが、サルビア・ミクロフィラ(Salvia microphylla)
グレッギーとの交配で出来たヤメンシス(Salvia×jamensis)があるが
それぞれ花が咲いたときに、個別に紹介することにする。

チェリーセージ(Cherry Sage)
・シソ科 アキギリ属(サルビア属)の耐寒性がある宿根草。霜を避ければ外で越冬する。
・学名は、Salvia greggii(S.グレッギー)、英名がAutumn sage(オータムセージ)、和名はアキノベニバナサルビア。
・原産地は、アメリカ・テキサスからメキシコ 。
・1848年にメキシコ・SaltilloでJosiah.Gregg (1806-1850)が発見。
・庭植え、鉢植えで育てる。
・草丈は、60~80㎝で茎は木質化する。
・花の時期は、4~11月。
・咲き終わった花穂は切り戻すようにする。また、草姿が乱れたら適宜切り戻す。


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ロイヤルパープルセージ(ムエレリ)の花

2008-04-04 09:07:31 | セージ&サルビア


2年目のサルビア・ムエレリというよりは、ロイヤルパーブルセージ。

屋根の下で越冬したので、葉は緑のまま春を迎えることができ、

2㎜程度の極小の花がつき始めた。

花の色は、ロイヤルパープル。

通常の開花期は、初夏から秋なので、2~3ヶ月早く咲いたことになる。

屋根の下で冬場を越したので、この植物の体内時計を狂わせたのかもわからない。


葉からのセージ独特の香りとともに春がやってきた。



ロイヤルパープルセージ(Royal purple sage)
・ シソ科アキギリ属の耐寒性がある多年草。
・学名はサルビア・ムエレリ(Salvia muelleri)。英名は、ロイヤルパープルセージ(Royal purple sage),
ムエレリセージ( Mueller's sage)。
・原産地はメキシコ。
・半日陰でも育つ。
・花の時期は長く、6月~11月。07年は12月末まで咲いていた。
・薄い青紫色の花で、ムエレリより小形の花。
・草丈は20㎝程度。


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黒い花 ディスコロールセージ

2008-01-18 08:10:52 | セージ&サルビア


気づかないうちにひっそりと花をつけていた。
思わぬプレゼントをもらい、得をした感じがする。

このディスコロールは、日当たりの良い、ひさしの下で
夏から秋の成長期に、伸び放題に広がっていたのを、
冬場対策時に、鉢のサイズに合わせて思いっきりカットした。

この時期は、刈り取られた羊のようにちょっと寂しい感じであったが、
太陽の陽射しで出来る影に溶け込むように咲いていた。
昨年に引き続き、冬場に咲いており、
他の花が咲かない時期に咲くという
生存の競争戦略を実に承知している花だ。

とうぜん、苦手の霜対策のチェックとか、ご褒美とか考えざるを得ない。
6月頃に、さし芽をして増やすことをしてみよう。

ディスコロールセージ(Salvia discolor)
・シソ科アキギリ属の耐寒性がない多年草。
・学名 サルビア・ディスコロール(Salvia discolor)、英名 アンディアンセージ(Andean silver sage)、ベルビアンセージ。
・原産地はペルー。
・耐寒性が弱いので、霜の降りる場所では越冬できない。軒下、又は室内で管理。
陽に当てれば冬でも開花。
・対暑性は比較的強い。
・草丈は30cm程度だが、つるのように横に広がるのでヒモなどでとめる。
・葉は、薄い鮮やかな緑だが裏側が灰白色。茎は粘着質。
・開花期は、夏場から晩秋だが、日当たりがよいと冬場でも咲く。
・花の色は、黒色に近いダークグレイ。淡い灰緑色の顎と対照的。
・増やす時は、さし芽で増やす。
・花後に思いっきり剪定しても大丈夫。
ディスコロールセージ(Salvia discolor)

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トラディショナルな サルビア・セミアトラータ(Salvia semiatrata)

2008-01-08 08:15:22 | セージ&サルビア


メキシコ原産のセージはおもしろい。見ていて飽きないものが多い。
造形の妙、色彩の妙、この組み合わせの妙なものが多い。
見慣れないからだけでなく、発想が素晴らしい。

赤紫と白のビロードのような花、細長い深緑の葉のメキシカンブッシュセージ
赤が強い桃色の筒状の花、桃太郎が入っていたような丸い顎のローズリーフセージ
光沢のある濃い緑の葉と、ピンクの受け唇状の花のミニアタ
晩秋に鮮やかな赤が太陽に向かって帆を広げるように咲くパイナップルセージ
この花のブルーを見て名づけたであろうコスミックブルーセージ

そして、セミアトラータも。

個性にあふれたメキシコ原産の中では、
トラディショナルな雰囲気を持つセミアトラータ。

薄くピンクが入った顎、受け唇の下側は品の良いダークブルー、
その上の唇は、薄く白が入り、
絶妙のカラーコーディネイトとなっている。
渋い。

そして、陽に映え鮮やかな黄緑のベルベットのような葉。
渋い。
トラッドだ。
スーツの色合いとしていけそうな感じがする。

今頃咲いているのはおかしいが、
このセミアトラータは、秋にさし芽で育てられたもので、
清水公園のハーブ園から、万が一育てられないリスクを考えて、苗を3個手にいれた。
2~3年後の姿が見えるので、失敗で1年ロスをしたくないので危険分散をした。
室内で育てていたので、そのうちの1個が花をつけた。



サルビア セミアトラータ(Salvia semiatrata)
・シソ科アキギリ属の耐寒性がある多年草だが、霜には当てない方がよい。
・対暑性は強いという。(まだ夏を越していないので)
・原産地はメキシコの標高2000m地帯に生息。
・草丈は1mから1.5mと高いので、摘心をして丈をつめ、枝を増やすように育てる。
・木立になるので、年数がたつと鮮やかな緑の葉と枯れた感じの枝の風合いが良い。
・花期は、夏から秋と長い。しかし、温室で育てた感じになるので、今咲いている。
・ガクは薄い赤紫、花がツートンカラーで黒味が入った青紫と、白味が入った青紫で珍しい配色の組み合わせだ。

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春を彩る サルビア・ミニアタ(Salvia miniata)

2008-01-05 08:41:52 | セージ&サルビア


初夏から晩秋の花だが、
この開花の時期には、強い陽射しの元で育てたせいか、
ミニアタの体内時計を半年ほど狂わせたようだ。

花穂に付くつぼみの状況から
いまが、開花シーズンのピークのようであり、
咲きたくてうずいている。

しかし、年末はこちらも忙しく、
朝帰りなどしてしまうと、寒さでつぼみがダメージを受けてしまっている。

室内に取り込んであげたいが、取り込めないこともあり
こんなせめぎあいをしながらも
ミニアタの強い子孫繁栄の能力が勝り、
開花する花が増えてきている。

それにしても、メキシコ原産のセージは、独特の個性がある。
ピンク・桃色といえば、煩悩をくすぐるものがある。
ミニアタのこの色は、煩悩が収められてしまうから不思議だ。

同じメキシコ原産のローズリーフセージ(サルビア・インボルクラータ)も、
同じような色をしている。



サルビア・ミニアタ(Salvia miniata)
・シソ科アキギリ属の耐寒性、耐暑性とも弱い多年草。
・学名は、サルビア・ミニアタ(Salvia miniata)。英名は Belize sage, Smooth leaf sage。
・原産地は、メキシコ、グアテマラの標高600m付近の半日陰で霧が出るところ。
・葉は光沢を帯びた緑色で、メドーセージの葉に似ている。
・草丈は1mと成長するが、今は、15cm程度。
・長く伸びた花穂に鮮やかな赤い花がつく。花の時期は、初夏から晩秋だが、12月9日開花。
・冬場は霜のあたらない屋根下か室内で管理。
・冬場でも水切れ要注意。夏場はなおさら要注意であろう。
・さし芽で増やす。

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ファンタスティックなローズリーフセージの花

2007-11-14 08:55:00 | セージ&サルビア


メキシコ原産のセージは、魅力にあふれている。
日本的ではまったくなく、西洋的でもなく、
アナザーワールドというか、ニューワールドと言える。

その一つが
ローズリーフセージ。学名はサルビア・インボルクラータ。

なんとも、この花は摩訶不思議で、
離発着が複数ある宇宙ステーションのようでもあり、
深海を探る潜水艇の基地のようでもあり、
日常空間の造形物とは思えない。

ピンクというよりは、桃色と言いたい包(ホウ)につつまれ
包を突き破り、筒のような花が飛び出してくる。
筒のような花は、360度全方位に照準を合わせている。

成長すると、この面白さが減じ、
潜望鏡が延びるように、桃色の花がその周りに咲き乱れる。

耐寒性が弱いみたいだが、晩秋まで咲き続けるありがたい花だ。



ローズリーフセージ(Rose-leaf sage)
・シソ科アキギリ属の半耐寒性がある多年草。強い霜に当てなければ、戸外で越冬可能。
・学名は サルビア・インボルクラータ(Salvia involucrata)、英名がローズリーフセージ( Rose-leaf sage)。
・原産地は、メキシコから中央アメリカ。森の半日陰に生育。
・草丈1.5m、カブ張り1.5mと大株に成長する。摘心で草丈を調整する。
・開花期は、夏から晩秋。桃色の包(ホウ)につつまれた蕾の中から鮮やかな桃色の花が咲く。


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時期遅れのコスミックブルーセージ(Cosmic blue sage)の花

2007-11-06 08:23:11 | セージ&サルビア

朝起きると意外な発見があり、ここしばらくは楽しみがある。
昨日は2つほど発見したが、まずは最初の発見から。

コスミックブルーセージの花穂が伸び、そのうち2輪だけ咲いていた。



本来は、
6月~10月が花の時期だが、
今年は、予定通り6月に咲いたが、その後の夏休みが長かった。
猛暑だったので、半日陰に移動させ
秋咲きを期待したが、10月を過ぎても無反応だった。

鉢が小さくなったので大きい鉢に植え替え、
来年を期待し、余分な枝を詰めるなど越冬対策を施しておいたら
11月になって咲き始めた。

気温もだいぶ低くなったので、
花の色は、ブルーが濃く、白の線とのコントラストがはっきりし
葉は、茶褐色の紅葉が鮮明となる。

この花のブルーは、宇宙のクールさを暗示するので、
蒸し暑い時に似合う花だ。
この11月に咲かれると、うれしいけど、ちょっと冷える感じがする。

朝7時まだ伸びきっていない花びら                朝9時伸びきった花びら


「コスミックブルーセージ(Cosmic blue 、Salvia sinaloensis‘Cosmic Blue’ )」
・学名は、サルビア・シナロエンシス(Salvia sinaloensis) 、英名がシナロアセージ(Sinaloa sage)、
流通名は、コスミックブルーセージ。
・原産地はメキシコのシナロア州。それで、シナロエンシスといわれる。
・花の時期は6月~10月。
・草丈 30cm ~ 50cm でほふく性がある。グランドカバーとしても美しい。
・半耐寒性の多年草だが、関東では戸外で越冬する。ただし、マルチングする。
・日あたり、水はけがよく、軽い乾燥した酸性土壌を好むのでピーとモスを混ぜるとよい。


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紅色の赤、パイナップルセージ(Pineapple sage)の花

2007-10-25 09:12:56 | セージ&サルビア
やっと咲いたか! というのが正直な実感。
3年もチャレンジしてしまった。



パイナップルセージは、花が咲くまでに5~6ヶ月かかる。
いまどきとしては、晩生(おくて)のセージだが、
この3年間で、花が咲くまでの間に霞のように消えていってしまった。
だから
私には縁のないセージなのかとも思っていた。

今年も、バッタの幼虫に集中的に攻められて葉が食い荒らされ枝が枯れるなどの危ない時期もあったが、
日当たりと風通しが良く、庭に棲みついているトカゲ家族が通りやすいところに
配置換えして何とか乗り切ったようだ。


バッタは、パイナップルセージの葉が好きなのだろうか?
夏の夜に“キチキチ”と鳴いていたから、ショウリョウバッタのようだ。

真夏に水を切らさず、バッタの攻勢にも耐え、つぼみの穂が出てきた時はうれしかった。
しかし、ここから花が咲くまでが長い。
タイマーをセットしているように、陽が短くならないと花を咲かせない。

パイナップルセージの学名は、サルビア・エレガンス(Salvia elegans) というが、
命名した人のエレガンスという感覚がよくわかりにくい。

枝は、真っ直ぐではなく斜めに伸び、この枝にゴワゴワした葉が密集する。
太陽に向かって真横に広がる様相であり、
立ち姿は美しくない。

きっと紅赤に近い鮮やかで派手な赤の色にときめいたのだろうか?



「パイナップルセージ(Pineapple sage)」

・シソ科アキギリ属の半耐寒性の常緑低木。
・学名は、サルビア・エレガンス(Salvia elegans)、英名・流通名がパイナップルセージ。
・原産地はメキシコ。標高2000~3000mの高地に生息。
・丈は成長すると1m前後。鉢植えの場合は、摘心して50cm程度にする。
・耐寒性は弱いので、マルチングするか軒下などで育てる。越冬させていないのでこれからも気を抜けない。
・耐暑性は強いが乾燥に弱いので水切れに注意。
・開花期は、晩秋から初冬。短日性なので日が短くならないと咲かない。
・葉をこするとパイナップルの香りがする。

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ロイヤルパープルセージ、サルビアムエレリの違い

2007-10-14 10:06:09 | セージ&サルビア

2種類のムエレリの花


メキシコ原産のサルビア ムエレリ。
英名はロイヤルパープルセージ。
紫の美しい花を、直立できずか細い枝が重そうに支えている。
葉からかすかな薬草の香りがし気分をやわらげてくれる。
こんな大好きなセージ(サルビア)にもわからないことがある。

さて、
ここに2種類のムエレリの花がある。

右側ががこれまでも咲き誇っていたサルビア・ムエレリ。
左側が、昨日ハーブ園で見つけ購入したムエレリ。
表示には、ロイヤルパープルセージと書かれていた。

それぞれを比較すると、
右側のムエレリは、赤味が入った紫(purple)
左側は、青味が入った薄紫で、小型の花びら。

葉・茎などは似ているが、別種のごとく花が大きく異なる。

“Royal purple”は、青味がかった紫のことをさす。

そうすると、
同じムエレリではあるが、表示どおりでよさそうだ。
右側が、サルビア・ムエレリ。又はムエレリセージ。
左側が、ロイヤルパープルセージ。

ということで区別することにする。

大きさの比較                          花びらの大きさ比較


「ロイヤルパープルセージ(Royal purple sage)・サルビア ムエレリ(Salvia muelleri)」

・シソ科アキギリ属の耐寒性がある多年草。
・学名はSalvia muelleri。英名は、ロイヤルパープルセージ(Royal purple sage),ムエレリセージ( Mueller's sage)。
・原産地はメキシコ。
・半日陰でも育つ
・花の時期は長く、6月~11月。
・薄い青紫色の花で、ムエレリより小形の花。
・草丈は50㎝程度。


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ゲンチアンセージ(Gentian sage)・サルビア・パテンスの花

2007-10-05 09:23:00 | セージ&サルビア


このセージは、英名ではゲンチアンセージだが、サルビア・パテンスの方が知られている。

ゲンチアンセージは、メキシコ原産で、初夏から10月末までに
美しいブルーの4~5cmの大きな花をつける。

花びらの大きさ・美しさはセージのなかでもトップクラスともいえる。

メードーセージもブルーの大柄な花をつけ、咲き終わった花穂を摘み取れば
どんどん新しい花穂がでてくるが

ゲンチアンセージは、大事に大事に育てないと花が咲かない。

一輪の花だけが咲き秋の陽ざしを浴びている。



「ゲンチアンセージ(サルビア・パテンス)」

・シソ科アキギリ属の耐寒性がある多年草。
・学名はサルビア・パテンス(Salvia patens)、英名ではゲンチアンセージ(Gentian sage)、
和名ではソライロサルビア。
・メキシコ原産。耐寒性はー5℃まであるが、耐暑性は弱いので夏場は半日陰に。
・開花期は、初夏から晩秋までと長いが、一度に多くの花が咲かない。
・梅雨から真夏時は雨のあたらない半日陰などで避暑させる。
・草丈50~60㎝


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