山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

四阿山・根子岳(その5)

2013-07-10 | 長野の山
根子岳

根子岳です。
四阿山に登ったあと、あの山に向かいます。


尾根

登ってきた方向を振り向いてみました。
気持ちよい尾根でした。


ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナは葉っぱが4枚だと花が咲きません。
ここでは比較するのによいモデルが並んでいました。


標識

四阿山は「日本百名山」の一つです。


四阿山(1)

頂上が姿を変えてきました。


シラビソ

シラビソの花です。
大きいのが雌花、枝先の小さいのが雄花です。


ミネザクラ

高いところに咲くサクラです。
この時期、サクラに会えるのは嬉しいです。

コイワカガミ

コイワカガミの代表的な姿です。
葉っぱが光って見えるのでカガミとついています。


四阿山(2)

四阿山がだいぶ近くなってきました。


浅間山

浅間山が少し姿を現してきました。
雲がなかなかスッキリと取れません。


登山道

木道です。
先ほど休んでいた山ガールが追いついてきました。
頂上までご一緒します。


ミヤマキンバイ

花びらの中心が濃いオレンジ色をしています。
やはり高山に咲く花です。



最初に現れた祠です。
これは長野県側の祠のようです。


ヒメイチゲ

ヒメイチゲが数本咲いていました。
いつもは下を向いている花ですが、ここでは上を向いて
ニッコリと微笑んでいました。


頂上

頂上に着きました。
ここは群馬県側になります。
ポールには「群馬県嬬恋村」と書いてありました。
標高2354mです。
登山口から3時間50分の歩きでした。


ミヤマタンポポ

祠の近くにひっそりと咲いていました。
平地に咲くタンポポの高山種です。
花の色が鮮やかでした。


四阿山・根子岳(その4)

2013-07-09 | 長野の山
根子岳

左手奥に根子岳が見えてきました。
なかなかどっしりとした山です。


浅間山(1)

右手には浅間山が見えます。
頂上付近には雲が多く、全体が見えません。


四阿山

これから向かう四阿山です。
まだまだ、先は長いです。


ハクサンチドリ

足元にひょっこりと姿を見せてくれました。
花の姿が飛んでいる千鳥に似ています。


コイワカガミ

コイワカガミは花が1~5個といわれています。
里に咲くイワカガミはもっと花の数が多いです。


マイヅルソウ(1)

ここにもきれいな姿のマイヅルソウがありました。
葉っぱを舞っている鶴に例えられています。



ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマは既に終わっていました。
雪解けと共に咲き出す花です。


レンゲツツジ

レンゲツツジのツボミです。
こんな姿をみると自然にカメラが花を捉えてしまいます。
咲き始めの花はどれもきれいです。


ミツバオウレン

葉っぱが3枚なので、ミツバとついています。
白く花びらに見えるのはガク片で黄色く見えるのが
退化した花びらです。
3本ほど袋状の種ができています。


コイワカガミの群生

コイワカガミの群生です。
上に行くほどたくさん出てきました。


山ガール

稜線上に山ガールが腰を降ろして休んでいました。
上田駅からのバスで一緒でした。
この日は近くで泊まるそうです。


登山道(1)

ガレた登りです。
浮石に気をつけて登りたいところです。


浅間山(2)

浅間山の雲がなかなか取れません。



登山道(2)

岩場を仲間が登っています。
ここまでは心配した足も大丈夫でした。


標識

あと、1.7キロです。


ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナが咲いていました。
やはり白く花びらに見えるものはガク片で
花はその真ん中に集まっています。
これはほとんどがまだツボミでした。


マイヅルソウ(2)

すぐ近くにたくさん咲いていました。
小さな花の中からオシベが元気よくバンザイしています。
私を歓迎してくれているようでした。












四阿山・根子岳(その3)

2013-07-08 | 長野の山

登山道(1)

登山道にもレンゲツツジがたくさん
咲いていました。


アマドコロ

アマドコロはやっと目覚めたばかりです。


レンゲツツジ(1)

右のレンゲツツジは終わりに近かったです。
花がたくさん落ちていました。


シラカバとレンゲツツジ

シラカバとレンゲツツジのツーショットです。


コイワカガミ

足元に突然現れました。
標高が高いところに咲くイワカガミの
仲間です。



ミヤマニガイチゴ

平地のニガイチゴはもう実になっていますが、
ここではまだ花が咲きだしたばかりでした。


レンゲツツジ(2)

レンゲツツジが足を止めてなかなか前に進めさせてくれません。


アズマギク

高山に咲くアズマギクはもっと背丈が低いです。
ここではかなり首を伸ばしていました。


レンゲツツジ(3)

登山道の両脇は花ざかりです。


登山道(2)

甘い匂いにすっかり酔ってしまいました。


標識

まだ、3.4キロあります。


登山道(3)

シラカバの新緑がきれいでした。



レンゲツツジ(4)

これだけのレンゲツツジを見たのは久しぶりです。


コケモモ

足元にひっそりと咲いていました。


ツマトリソウ

花びらの周囲がピンク色になります。
ツマとは着物の褄(つま)のことで、このピンク色を
褄(つま)に例えました。
なかなか色っぽい花です。
花びらは6枚もありますが、一般には7枚が多いです。



遠望(1)

視界が開けました。
心配した雨は大丈夫なようです。


遠望(2)

少し左の方向です。
手前の放牧地の緑がきれいでした。



ミネヤナギ

ミネヤナギです。
これが弾けると中からたくさんの綿毛がでてきます。
まもなくその姿を見ることができます。



四阿山・根子岳(その2)

2013-07-07 | 長野の山
※昨日、富士山の須走五合目付近を歩いてきました。
期待していたシャクナゲはまだ蕾でした。
帰りに関東地方が梅雨明けしたことを知りました。
いよいよ夏本番です。


林道(1)

延々と林道が続きます。


管理事務所

管理事務所です。
ここで入山料(¥200)を払います。


つつじ祭り

つつじ祭りをやっているようです。


林道(2)

歩いてきた方向を振り返ってみました。
遠くの山の白いものはビニールハウスのようです。


アヤメ

アヤメがきれいに咲いていました。


高原

観光バスも数台きていました。
遠くにみえる花はレンゲツツジです。


レンゲツツジ

すぐ近くにレンゲツツジが咲いていました。
オレンジ色が鮮やかです。

登山口(分岐)

ここから登山道が分かれています。
我々は四阿山のルートをとりました。


四阿山と根子岳

これから登る2つの山が見えます。
右が四阿山、左が根子岳です。


四阿山入口

登山口です。
大きな標敷がありました。


登山道

最初はなだらかな登山道が続きます。


ヤグルマソウ(1)

ヤグルマソウがでてきました。
花はまだ蕾でした。

ヤグルマソウ(2)

登山道の脇にびっしりと生えていました。
大きな葉っぱです。


マイヅルソウ

マイヅルソウの花は5mmくらいの小さな花です。
これもまだ咲き始めたばかりでした。


スズラン

スズランが1輪だけありました。
日本古来の野生のスズランです。


ギンラン

ギンランも1輪だけ咲いていました。
ここではやっと春がきたという感じでした。

四阿山・根子岳(その1)

2013-07-06 | 長野の山
※昨夜、美ヶ原から無事に帰ってきました。
久しぶりに雨の中を歩いてきました。

※6月22日、四阿山・根子岳に登ってきました。
四阿山は群馬県の嬬恋からも登ることができますが、
今回は長野県の上田から入りました。


浅間山

長野新幹線の車窓からです。
高崎を過ぎたあたりから浅間山が姿を
見せてくれました。
左は篭ノ登山(かごのとやま)のようです。


妙義山

続いて妙義山が見えてきました。
以前、登ったことがありますが岩山でクサリ場も多く、
スリル満点の山でした。


上田駅

上田駅で下車しました。


真田三代の郷

上田は真田三代の郷です。


バス停

ここからバスに乗ります。


菅平バス停

約1時間の乗車でした。
ここは菅平高原のバス停です。



バス待合所

バスの待合所です。


トイレ

すぐ近くには立派なトイレもあります。
ここで身支度を整えます。


標識

この大学の敷地内を通るようです。
時間指定がしてありました。


ベニバナイチヤクソウ(1)

早速、ベニバナイチヤクソウが出迎えてくれました。
淡いピンク色をしたかわいい花です。


ベニバナイチヤクソウ(2)

背丈は10cmくらいです。
咲き始めはピンクが濃い色をしています。


登山道(1)

ここが大学内の敷地です。
夏草で覆われていました。


キバナノヤマオダマキ

山で自生しているオダマキです。
やっと目覚めたような顔をしていました。

ウバユリ

ウバユリもかなり大きくなっていました。
花が咲く頃は葉っぱがなくなってしまいます。
花が咲く頃、葉(歯)がないので、ウバユリです。


メンバー

今回は男性4名、女性1名の合計5名のメンバーでした。
天気を心配しましたが、何とか持ってくれそうです。



ハルゼミ

ハルゼミがウバユリの葉っぱの上にいました。
羽化したばかりのようで、動作が鈍かったです。
体調が3cmくらいの小さなセミです。
この体で大きな鳴き声を発します。
ここでもたくさん鳴いていました。

※今日はこれから富士山5合目に行きます。
シャクナゲが楽しめると思います。

高尾山

2013-07-04 | 高尾山
※6月17日、足のリハビリを兼ねて高尾山に
登ってきました。

ケーブル駅

ケーブルカーの駅です。
すっかりお馴染みになりました。



アジサイ

アジサイがたくさん咲いていました。


6号路

ここから左(6号路)に入ります。


登山道(1)

木の根っこが網の目のように広がっています。


登山道(2)

途中から沢道に入ります。
前日の雨で川のように流れていました。


登山道(3)

このコースは最後に階段が待っています。
足の運動にはよいところです。


ホタルブクロ

ホタルブクロが咲いていました。
この時期の代表的な花です。


頂上

高尾山の頂上(標高599m)です。
登山口から約1時間30分の登りでした。
昔はここから「13州」が眺められたそうです。



富士山の展望台

ここから富士山が正面に見える場所です。
この日は生憎と雲の中でした。



広場

頂上から少し下った広場です。
高尾山は人気のある山で、平日でもたくさんの
登山者がいます。


稲荷山コース

下りは稲荷山コースです。


ニガイチゴ

登山道脇に顔を出していました。
種を噛むと苦いですが、果肉は甘くて美味しいです。


登山道(4)

広い登山道です。


遠望

ここからスカイツリーも眺められます。
この日はやはり雲が多くてご覧の通りでした。



登山道(5)

この先を左に曲がればまもなく終点です。




登山口

稲荷山コースの登山口です。
頂上から約1時間で降りてきました。
足を怪我して6週目でした。
もう、どこを歩いても大丈夫なようです。



※今日はこれから長野県の「美ヶ原高原」に行きます。
今夜は小屋に泊まって、明日の夜帰ってくる予定です。
どんな花に会えるか楽しみです。

※明日のブログはお休みします。
6日から再開の予定です。


◎付 録

※6月24日、高幡不動と深大寺に行ってきました。
デジブックにまとめましたので、お時間のある時に
ご覧ください。











奥の細道・山寺(その4)

2013-07-03 | 街道歩き
奥の細道、今回の最終回です。

三重小塔

岩の中に小さな三重の塔がありました。
重要文化財に指定されています。


遠望(1)

左側に石段があります。
遠くに街が小さく見えていました。


開山堂と納経堂

開山堂と納経堂です。
ここから撮った写真がポスターなどによく使われています。



説明文(1)

開山堂の右手に五大堂があります。
展望台になっています。
これから登ってみます。


遠望(2)

展望台はたくさんの人で混雑していました。
展望台から眺めた遠望です。


遠望(3)

左上に建物が見えますが、ここは修行の場で一般の人は
行くことができません。

遠望(4)

正面に見える駅が「山寺駅」です。
これからあの駅まで歩いて電車で仙台に向かいます。


紅葉川

下りは30分で下りました。
食堂に預けておいたザックを受け取って駅に向かいます。
この川は「紅葉川」です。
このあたりは秋の紅葉もきれいなところです。


山寺駅

山寺駅です。
予定していた時間より1時間早い電車に乗ることができそうです。


遠望(5)

駅から眺めた山寺です。
中央に開山堂の屋根、その左に五大堂(展望台)が見えます。


標示版

駅のホームにあった標示板です。
左から納経堂・開山堂・五大堂です。
駅表示に写真を使っているのは、なかなかおもしろいと思いました。
左に行けば面白山高原です。
ここには面白山(おもしろやま)という山があります。
昔、登りたいと思って地図を買ってありますが、そのままになっています。


電車

仙台行きの電車がきました。
これに乗って仙台まで行き、新幹線で東京に帰りました。

※鳴子温泉から歩き出して山寺まで2泊3日の旅でした。
次回は9月末に「最上川・出羽三山」あたりを歩く予定です。
長いシリーズにお付き合いいただき、ありがとうございました。


◎付 録

※6月27日、近くの公園にハナショウブを見に行って
きました。


6月いっぱいは楽しめるとのことでしたが、
花はほとんど終わっていました。



それでも探せば数本残っていました。




今年は足を怪我して見にくることができませんでした。




この花はよくみる花です。
ハナショウブにもいろんな種類が増えたようです。




これはまだ咲いたばかりのようでした。




真ん中に立っている紫の花弁がアクセントになっています。
10日くらい前にくればもっとたくさん咲いていたようです。
今年はどの花も開花が早かったようです。

誰もいない菖蒲園をひと回りして帰ってきました。
1時間あまりの歩きはよい運動になりました。


奥の細道・山寺(その3)

2013-07-02 | 街道歩き
山門

山門です。
ここから入山料(¥300)を払って中に入ります。

標識

こんな標識がありました。
奥の院まで930段以上あるようです。

山寺の石段

山寺の石段は1段登るごとに煩悩が消滅するそうです。



弥陀洞(1)

ここは弥陀洞というところです。


弥陀洞(2)

仏の姿が見える人には幸福が訪れるといわれて
いるそうです。


仁王門

仁王門が現れました。
ここまで休むことなく石段が続いています。


開山堂と納経堂

左に開山堂と納経堂が見えてきました。



納経堂

納経堂は鋭い断崖絶壁に建っています。
岩にクラックが走り、今にも割れそうでした。


なでぼとけ

「なでぼとけ」とあります。
みんなが撫でるので、ピカピカに輝いています。
悪いところを撫でると病気が治るといわれています。
私も右足をそっと撫でました。


石段

更に石段が続きます。



説明文

奥之院と大仏殿の説明です。
この奥に「奥の院」がありました。



奥之院

奥之院です。
手前は線香を立てるところです。
奥之院は如法堂とも呼ばれ、修行の場になっています。

※登り口から石段にして1015段、約40分の歩きでした。
しばらく休憩してから下ります。



◎付 録

昨日、地理佐渡さんがYouTubeの動画がうまくアップできないと話していました。
少しYouTubeへのアクセスが変更になっていました。
試しに私が撮った動画をアップしてみます。
ある会合に参加して携帯で撮った動画です。



奥の細道・山寺(その2)

2013-07-01 | 街道歩き
道路(1)

歩いている街道にこんな標識があると
嬉しくなります。

サクランボ

途中、道路でおじさんが売っていました。
これは「紅さやか」という品種です。
1箱¥500で2箱買いました。
神社の境内で洗ってみんなで食べました。
甘くて美味しかったです。

道路(2)

山寺はまだ先です。
シャスターデージーがきれいでした。


道路(3)

この先に分岐があります。
もうすぐ山寺のようです。


参道

ここを左に入ります。




芋煮汁

ちょうど、お昼でした。
近くの食堂に入りました。
山形といえば芋煮汁です。


芋煮汁とソバ

もう1品、おソバが付いていました。
こちらは冷たいソバでした。


爪楊枝

目の前に「芭蕉さん」がこちらを見ています。
爪楊枝を背負っていました。


食堂

食事をしたお店です。
ここで「ザック」を預かって貰いました。


登山口

登山口です。
これから、山寺の奥の院まで歩きます。



標識

山寺は正式には「宝珠山立石寺(りっしゃくじ)」といい、
慈覚大師が開いた天台宗のお寺です。



本堂

本堂(根本中堂)です。
国指定重要文化財になっています。



芭蕉の像

芭蕉の像がありました。


曽良の像

こちらは曽良の像です。



句碑

ここで芭蕉が詠んだ句です。


       閑さや 岩にしみ入る 蝉の声



※今日は富士山の山開きです。
今年は世界文化遺産に登録されたので、登山者も多くなるようです。
富士山もかなり疲れています。
無理のない登山を心掛けて欲しいと思います。