山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

カナディアン・ロッキー(2-2)

2009-07-22 | 海外の旅

ホテルの外に出てみました。
ペチュニアが咲いていました。
南米原産の花ですが、耐寒性もあるようです。



遠くに建物がみえます。
こちらは新館だそうです。
駐車場はこの裏にありました。
やはり泊まるなら湖の近くの旧館がよさそうです。


レイクルィーズ

再び湖に行ってみました。
先ほどより水の色が変わっています。
遠くの水面が光っていてきれいでした。
風がないときれいな色に変わるようです。



レイクルイズを車で出発し、ヨーホー国立公園に
到着しました。
ここにはヨーホーの宝石と呼ばれている「エメラルドレイク」が
あります。
駐車場には大きなキャンピングカーが駐車していました。
我々が乗っている車と比較してください。
カナダの人達はこのような車で何日も旅行するそうです。
内部にはバスルームやトイレ、ベッドも完備しているそうです。




これからこの湖の畔をハイキングします。
入り口付近にロッジがみえます。
ここも宿泊できるようです。

エメラルドレイク

これがエメラルドレイクです。
ここは標高1310m、外気温は16℃でした。
少し風があって水面が波立っています。
風がなければエメラルド色に輝くそうです。
これから湖の周辺を歩きます。

オレゴングレープ

日本でも見たことがある花が咲いていました。
ヒイラギナンテンです。
花の姿が少し変わっていました。
ガイドに聞いたら「オレゴングレープ」といっていました。



少し経つと風が止んできたようです。
湖面がエメラルド色に輝いてきました。
まさに名前の通りの湖です。
遠くの山の頂上付近からは恐竜以前の化石がでたそうです。



湖の近くにそのことを書いた看板がありました。
3億年前~3億5千年前の化石がたくさん発掘されたそうです。
海底が盛り上がってできた証拠です。


ハートリーフアーニカ

何度か出会っていますが、これは整った顔をしていました。
日本では「ウサギギク」と呼んでいます。
葉っぱがウサギの耳に似ています。
英名は「ハートの葉のアーニカ」ということのようです。
まだ咲き出したばかりのようでした。

フライハニーサックル

スイカズラの仲間ですが日本にはない花です。
見た感じはウツギに似ていると思いました。
茎から必ず2個の花をつけます。
秋には濃い紫色の実がなり、食べられるそうです。

バンチベリー

和名では「ゴゼンタチバナ」です。
白山の御前峰で最初に発見され、実が橘に似ているのでこの名が
つきました。
4枚の葉っぱには花が咲きませんが、6枚になると花が咲きます。
日本の山でもたくさん見ることができます。



だいぶ奥まできました。
道はかなり平らで歩きやすかったです。
コンクリートではなく、自然に土を踏み固めた道でした。
化石がでたという山が大きくそびえ、隆起したようすが
よくわかります。
もう少し歩きます。



◎付 録
南八ヶ岳の花(1)
カナダから帰って5日後に南八ヶ岳の編笠~権現を縦走しました。
6月末のことです。
カナダシリーズがもう少し続きますので、このシリーズの紹介を
逸しそうです。
せめて花だけでも紹介したいと思います。
頭を切り替えてご覧ください。


コイワカガミ

コイワカガミです。
イワカガミと比べると花の数が少なく、葉っぱも小さいです。
標高も高いところに咲いています。
葉っぱが光っているので、カガミという名がつきました。


ミツバオウレン

背丈が10cm以下の小さな花です。
花びらに見えるのはガク片で、黄色く見えるのが退化した花びらです。
葉っぱは3枚です。
亜高山帯の針葉樹林内の湿ったところを好んで咲きます。
本州の中部以北~北海道に分布しています。

クロユリ

「恋の花」です。
でも花言葉は「呪い」とか「復讐」とかいうようです。
恋も1歩間違えば恐ろしいことになりそうです。
昔から高い山に登らなければ会えないとされていましたが、
最近は園芸種もあるようです。
どうせなら山で会いたいですね。

コケモモ

コケモモもたくさんありました。
これはまだ蕾のようです。
実は食べられます。
たくさん取れればジャムにできます。
カナダでも会いました。
あとでご紹介します。

イワベンケイ

ベンケイソウの仲間です。
雌雄異株でこれは雄花です。
緑色をした花びらがきれいに開いています。
雌花は全体が赤く見えます。
風が強い岩場に咲いているので、「弁慶のように強い」という
意味でこのような名前になりました。
これからの夏山でもたくさん会えます。













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27 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
広い所ですね?? (とん子)
2009-07-22 07:41:49
朝から壮大な風景を見て気分が良いですね??

お花もきれい??外国の人はマイキャンピングカーが多いのでしょうか??

それも楽しい旅行ですね??

花の美しさは全国共通ですね??
黒百合の花・・恋の花??お目にかかりたいものです。

はっきり見たのは初めてでした。
コケモモ・・カワイイ・・実が食べられる??

色が鮮やかですね??どの花も??
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エメラルド (mcnj)
2009-07-22 07:50:36
正に、その名の通り、素晴らしい湖ですね。
最初の写真は、望遠でしょうか。
コローズアップにしては、背景の山が、はっきりしていますが。
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エメラルドレイク (モカ)
2009-07-22 11:07:09
山小屋さま、こんにちは~~♪

レイクルィーズの景色、身ぶるいがするほど素敵です。
広大なエメラルドレイクも湖面の輝きが素晴らしいです。
あぁ~、こういうところでゆっくりと過ごしてみたいです。
いつもの優しい解説でよくわかりますので嬉しいです。
オレゴングレープとフライハニーサックルが綺麗です。
朝から雄大は景色をありがとうございます。(*^_^*)
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エメラルドレイク (まよこ)
2009-07-22 11:09:27
山小屋さん今日は。
ペチニアを前景にしたホテルの写真なかなか素敵でした。
レイクルイーズの写真神秘的ですね。
残雪を移した部分と光の部分がとてもロマンチックでもあり見事な写真で何時までも見ていたいです。

エメラルドレイクの細波が取れるとエマラルド色になり吸い込まれそうですね。

スイカズラの仲間の実が食べられるのが良いですね。

南八ヶ岳のお花達皆輝いていますね。
今の季節を謳歌しているようでした。
クロユリも見事でしたがイワベンケイの雄花の
興味を持ちました。
盛り沢山の楽しませていただきました。
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レイク巡り ()
2009-07-22 11:22:29
レイクルイズからエメラルドレイクですか!
バンフはカナダ観光では必ず回る人気スポットのようですね。
綺麗な湖に心奪われた事でしょう。
湖畔のハイク、気持ち良さそうですね~♪

>3億年前~3億5千年前の化石がたくさん発掘されたそうです。
海底の隆起、貴重な発掘ですね。

南八ヶ岳のお花たち、登場の機会を得てよかったですね~^0^/
次も楽しみにしています~。
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こんにちは (mint)
2009-07-22 15:28:02
カナダの山はどれもズンズンと盛り上がったような力強い山なんですね。
ぺチュニア越しに見ると、美女と野獣のよう(笑)
花たちは国境を越えて、どれも綺麗でステキ。
クロユリはスターウォーズのダークフォースを感じさせるようなお花ですが、
その危険な雰囲気もまたステキ(笑)
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山と花 (とくさん)
2009-07-22 16:03:56
こんにちは
昨日花より山とコメントしましたが、山と花が有って美しくなります。
前言取り消し。

レイクルィーズの湖面鏡の様ですね。
風の吹かない静かな時でなと見られませんね。

キャンピングカー並んでますね、カナダではこのような風景が当たり前ですか?。
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素晴らしいです (よっこ)
2009-07-22 17:29:35
ヨーホー国立公園素晴らしいロケーションですね。
背景に見える山も国立公園の内なのかしら・・
日本も最近はキャンピングカーで旅行する人が増えているようですが規模が違いそうですね。
クロユリの花じっくり見させていただきました有難うございました。
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今回も又.. (地理佐渡..)
2009-07-22 20:06:50
こんばんは。

良い花々が続きます。そして絶品の風景。
新たに加えられている国内の花もまた良
いですし。

しかし、今晩の一押しは化石が出たという
話題。時代区分では古生代ですね。
解説のプレートでしょうか?バージェス
頁岩といいましてかなり有名です。

アノマロカリスとか、ハルキゲニアとか、
今では想像もできない生物群がみられる
地層として知られています。うらやましい
場所へと行かれたものと...。
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とん子さんへ (山小屋)
2009-07-22 20:20:41
カナダの人はこのようなキャンピングカーで1ヶ月くらい旅するそうです。
日本では無理でしょうね。

日本の花もご紹介しないと時期を逸しそうです。
明日もまた違う花を紹介します。
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