山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

エベレスト街道(1-17)

2009-12-03 | 海外の旅

ゲートを入ると急な下りになります。
ここは足元をしっかり確認して歩きます。
石が転がっているので、踏まないよう要注意です。
日差しが眩しいくらいでした。



再び大きな吊り橋が現れました。
ここを渡って右岸に行きます。
ここにはたくさんの吊り橋がありました。



吊り橋の真ん中あたりから奥を見ています。
これから行くところにも集落があるようです。
静かな山間の村です。



吊り橋を渡り終えたところで振り返ってみました。
奥に大きな岩がみえます。
あの下を歩いてきました。



ポーターが担いでいるドッコ(籠)と棒です。
ロッジの前あたりにはこのような石でできたベンチが
あります。
休憩する時は我々もこのようなベンチを使います。
棒は1本の木を加工してできているようです。
持って歩くので軽い木で造られるそうです。
歩いている時はストックのようにして使っていました。



集落の中ほどです。
家は青で塗装されたものが多かったです。
青は「空(そら)」を現すそうです。
この自然の中にうまく溶け込んでいました。



ゾッキョが向こうから歩いてきました。
山側で通過を待ちます。
たくさんの荷物を背負っています。
ここでは荷物運搬に欠かせない動物のようです。



ゲートを入ってから2つ目の吊り橋です。
今度はこれを渡って左岸に行きます。
仲間との差は大きく開いています。
このくらいの差はまったく気にすることはありません。
いつも1番後ろで景色を楽しみながら歩きました。



後ろからきたポーターが追い越して行きました。
彼らはどのくらいの重さの荷物を目的地まで何回運ぶかで
賃金が決まるようです。
従って一生懸命歩いています。
このポーターは60キロくらい担いでいるようです。
80キロから100キロ近く担ぐポーターもいるそうです。




吊り橋を渡り終えて河原にでました。
奥にたくさんの人がいます。
ここはジョサレというところです。


昼食

ここで昼食のようです。
マットが敷かれ、箸が並べられています。
一緒に歩いている女性の足が痛いようです。
ツアーリーダーが心配そうに話していました。



最初に「うどん」が出てきました。
味が薄いので、適当に味付けします。
チューブ入りの「ゆずワサビ」や「カラシ」がありました。
また「醤油」もあります。
前者はツアーリーダーが日本から持ってきたようです。
醤油は現地調達のようでした。
意外とゆずワサビを入れると美味しかったです。



メインデッシュです。
ナンに似たものは塩味が効いていて美味しかったです。
またジャガイモは日本のものより美味しいと思いました。
昨年のアンナプルナ街道でもたくさん食べました。
キュウリはネパール語で「カンクロー」というそうです。
これらの食べ物はすべてお代わりできます。
コックが盛んに声をかけて持ってきてくれます。
外で食べるとより一層美味しく感じました。





奥にサーダーやポーターがいます。
一番左がサーダーでポーターなどの最高責任者です。
隣の青い服の男性も我々と一緒に歩いています。
その隣の男性はコック長です。
コック達の責任者です。
日本料理も勉強したそうです。
一番奥にいる若者がポーターやコックです。
数えてみたら7人いました。
コンロや燃料、食器なども運んでいます。
我々が食べたあと、自分達も急いで食べているようです。
我々より先に目的地について食事を用意してくれます。
彼らのサポートがあるので、安心して歩けます。
みんな明るくて素晴らしい若者でした。



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34 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
山の旅 (地理佐渡..)
2009-12-03 07:51:09
おはようございます。

ヒマラヤトレッキングの舞台裏まで
見させてもらっているようです。
サーダー、ポーター、コック。
一つのパーティーにたくさんのサ
ポーターがついています。しかし、
これで彼の地では貴重な収入を得て
います。贅沢なようでいて、大切な
収入の道とも言えますね。
今回はそんなことなんかに..。
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Unknown (冬桜)
2009-12-03 07:51:45
気持ちの良さそうな登山ですね。
昼食も、美味しそうです。
いつも、一緒に旅しているように見ています☆
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エベレスト街道 (mcnj)
2009-12-03 07:58:24
ゾッキョが大活躍してますね。
この様なインフラでは、ライトバンでも無理でしょうから、当然ですね。

食事は、客用のものでしょうか。
現地人達の食事は、もっと、質素なものでしょうね。
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吊橋 (まよこ)
2009-12-03 10:48:16
山小屋さん今日は。
立派な吊橋が沢山ありますが 誰が作ったのでしょう・?。と素朴な疑問が湧きました。
先進国の材料で先進国が・・でしょうね。
その代金は・・?と。

仰るように大勢のサポートがあって快適なトレッキングが出来るのですね。
色々な国の人をお世話して国際人ですね。

昼食お野菜中心で美味しそうでした。
おうどんは嬉しかったのではないでしょうか。
空気も水も美味しいようでなお更でしょう。
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昼食、美味しそう! (ラッシーママ)
2009-12-03 11:59:43
毎日、楽しく拝見しております。

最初怖かった長い吊橋も、これだけ沢山あると慣れますね。

ヒマラヤトレッキングには、サーダー、ポーター、コック等に助けられて制覇出来るのですね。
それにしても、美味しそうな“メインデッシュ”です。
“うどん”といい、日本人好みに考えて作っているのですかね。
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こんにちは (空見)
2009-12-03 13:15:05
長い長いつり橋、ワタクシちょっと眩暈するかも(笑)ゾッキョが可愛いですね、いつも思いますが・・。

このお食事は↑精一杯のご馳走なのでしょうね。練りチューブの柚子胡椒、こういう時には便利です、スグレモノ。

サポートの皆さん、重い荷物で腰を痛めたりしたらアウトですね。若いときだけできる仕事なのかな?チップなどは帰国のときに渡すのでしょうか?この地では慣習で渡さないものなのかなぁ。。そんなことはないですよね^^;
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吊橋 (mint)
2009-12-03 13:54:36
何度も出てきますね。いかにも揺れそうです。
ゾッキョも渡るのだから重量制限は無いのでしょうか(^_^;)
こんな吊橋に遭遇したら、私はドッコの中に入れて欲しいです。ポーターさんが担いでいる荷物よりは軽いですから(笑)

昼食が美味しそうです。ナンの上にはランチョンミートでしょうか。栄養のバランスも考えてくださってますね。
そして、おうどんにゆずワサビ?
ゆずトウガラシなら知っていますけど、ゆずワサビは初めてです。おそばにも良さそうですね。
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サポーター (よっこ)
2009-12-03 15:31:20
話には聞きますが多くのサポーターと一緒なんですね。
力持ちのポーターや美味しい料理を作ってくれるコックさんもいたり・・・
そして快適なトレッキングが出来るのね~
山奥でも立派な吊り橋があって観光立国なのでしょうか・・
長い吊り橋揺れると怖そうです。
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吊り橋 (KURO)
2009-12-03 16:45:13
吊り橋をみると黒部の下の廊下の怖い思いがよみがえります。あれよりは頑丈そうですね。前を見ながら歩けば良いのですがつい足下を見てしまうのですよ… 毎日楽しみにみております。
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こんにちは (なごみ)
2009-12-03 16:57:55
昼食にうどんとは気が利いてますね。
メインのプレートも
栄養のバランスもてれてて美味しそうです。

一緒に歩いた女性の足は
大丈夫だったでしょうか
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