山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

中山道(最終回-1)

2010-12-10 | 中山道
大津駅

11月26日、大津駅から京都三条大橋まで
歩いて中山道の打ち上げをしてきました。
実際には大津~三条大橋間は東海道と重複しています。

大津駅の上には紫式部の絵が描かれています。
石山寺で紫式部が源氏物語を書いたそうです。

大津宿

大津宿はすっかり昔の面影がなくなっています。
10年前に東海道を歩き、ここも歩いたハズですが、
その時から比べても建物が変わっていました。


京阪電鉄

目の前を電車が通過して行きました。
京阪電鉄の電車です。
これに乗れば京都まですぐ行けるようです。
我々は真っすぐ歩きます。


蝉丸神社下社

この神社は踏み切りを渡って入ります。
踏み切りの手前に石灯籠があります。
まるで神社の境内を電車が走っているような感じでした。


街道

しばらくは緩やかな上りが続きます。
右は国道1号線ですが、交通量は多いようです。
バイクがけたたましい音をたてて通り過ぎて
行きました。


逢坂山関跡

ここは東海道、東山道、北陸道の3つの道路が集中する
交通の要になっていたようです。
「これやこのゆくもかえるもわかれては知るも知らぬも逢坂の関」
という蝉丸が歌った百人一首の句で有名です。


モミジの紅葉

モミジが真っ赤に紅葉しています。
この先に「走り井餅」を作っている家があります。
湧き出る清水で作った餅だそうです。


イチョウの黄葉

大きなイチョウの黄葉です。
石段が見えますが、ここを上れば蝉丸神社の分社が
あるようです。

逢坂の関の句

陸橋を渡って線路を越えます。
ここは水がよいのか「うなぎ屋」さんも多かったです。
手前に「逢坂の関」の句が書かれた看板が立っていました。


荷車の輪

それとなく荷車の輪が置かれていました。
昔は「大八車」が荷物の運搬に大活躍していたようです。
その後、リヤカーででてきて衰退してしまいました。
手前の石は車石と呼ばれています。
牛に引かれた荷車がこの窪みの間を通りました。
京都の街にも残っているようです。