浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

英國軍人の恋人 ヴェラ・リン

2007年04月24日 | 芸能
心残りな別れの多い春。新しい出会いに感動はなく、重い心を引きずって仕事場に向う。奉仕の精神だけで仕事に向かう。

こんな僕を慰めてくれる音楽はないものかとCDラックを探してゐて、ふと目に入ったのは戦時中の軍人を慰めた数々の歌が収められた復刻盤。曲は、The white cliffs of Dover(ドーバーの白い断崖)だ。

歌ってゐるのは英國のジャズシンガー、ヴェラ・リン。戦時中にビルマ戦線に慰問に訪れ、この歌を披露したといふ。敵国は我が日本といふことになる。過酷な毎日を過ごした戦場の兵士に比べれば僕の辛さなどなんといふこともない。名も無い兵士達が、家族への思いを胸に、国と正義のために命を懸けて働いた時代がある。

ヴェラ・リンの歌に癒されて床につくことにしよう。

盤は、英國Pavilion RecordsによるSP復刻CD PAST CD 7017。


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