浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

ラザール・レヴィの自作自演「ワルツ」

2011年06月03日 | もう一つの顔
僕の最も好きな洋琴家の一人、ラザール・レヴィの自作自演が残されてゐる。しかも国内録音である。世界中のコレクターの垂涎の的であるSP盤、SD-55は我が國Victorが製作したレコヲドなのである。ただし、戦後の貧國が作ったレコヲドである。1950年の録音にしては貧しい音なのはシェラック不足を補う為のダンボール混交じりの粗悪な盤質によるものであろう。 . . . 本文を読む