浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

あれからちょうど2ヶ月 ブルーノ・キッテル合唱團によるモーツァルトのレクイエムを聴き冥福を祈る

2009年08月08日 | 歌もの
突然、愛犬が病に倒れ、大手術の甲斐も無く変わり果てた姿で此の家に帰ってきた日からちょうど2ヶ月になる。今日は朝から祭壇に線香を焚き、遺骨の入った箱を何度も撫でた。夜になってブルーノ・キッテル指揮伯林フィルハーモニーによるモーツァルトのレクイエムをかけてゐる。 . . . 本文を読む

クーベリックの指揮でマーラーの第5 残るは亡き児を偲ぶ歌だけ

2009年08月04日 | 指揮者
2年前のクリスマスにクーベリックによるシベリウス「トゥオネラの白鳥」を取り上げたことがあった。恐らく1981年6月11日か12日のバヴァリア放送響とのライブ演奏だと思はれる。この同じ日に演奏されたマーラーの第5と「亡き児を偲ぶ歌」の3曲に共通するテーマは何か。 . . . 本文を読む

マタチッチのブルックナー第7番 世紀の名演奏と言ふけれど

2009年08月01日 | 指揮者
昔、マタチッチがN響を振ってゐるのを何度か観た。だから、マタチッチはN響などを相手に世界を放浪してゐる旅芸人風の指揮者だと思ってゐた。その後、マタチッチファンがどんどん増殖し、いつの間にかマタチッチは巨匠と呼ばれるやうになってゐた。1975年の「第九」と最後のブルックナーがとても印象に残ってゐる。 . . . 本文を読む