バッハのフーガの中でも際立った存在の此の第1番ハ長調、四声のフーガをギーゼキングの戦後の録音で聴いてゐる。 . . . 本文を読む
19世紀末から20世紀初頭にかけ、浪漫派音楽の中から民族色を色濃く出した作家が独墺の周辺国に現れ、これを後に一つの楽派として括るやうになった。其の中でも最も有名なドヴォルザークに師事したスークが1904年に作曲した交響曲をノイマンの指揮で聴いてゐる。 . . . 本文を読む
学生時代に10吋盤のSPでよく聴いたのが、クラウス指揮維納フィルハーモニーによるハイドンの第88番の交響曲だ。土曜日の朝、懐かしいSP盤の復刻CDを棚から取り出して聴いてゐる。 . . . 本文を読む
露西亜の作曲家、スヴェトラーノフの自作自演を愉しんでゐる。提琴独奏はオイストラフの息子である。此れを聴いた人は皆、20世紀の真っ只中に露西亜土着の浪漫派音楽を創り続けた、其の精神に驚かされるに違いない。 . . . 本文を読む
親父とお袋が学生時代に聴いたといふマリアン・アンダーソンの演奏を聴いてゐる。お袋はこの日の演奏会が殊の外印象に残ったと見え、其の美声について、何度も同じ話を聴かされて育ってきた。
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