浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

フルトヴェングラーのブラームス第4番 = マスダ名曲堂の想い出

2009年11月30日 | 指揮者
今日は55回目のフルトヴェングラーの命日だ。今日聴いてゐる東芝AB8033のレコヲドを親父と一緒に買いに行ったことはつい先日のやうに覚えてゐる。国鉄三宮駅北側にあるマスダ名曲堂とかいふ名前のお店のことも懐かしく想い出される。古びた店内にはLP盤がぎっしりと並べられてゐて、丸いパイプ椅子が2つ置いてあった。カウンターのやうな板の上に店主の作成したカードを広げて、1時間ほど語らいながら購入するLPを決めるといふやり方だった。 . . . 本文を読む

ショスタコーヴィッチのらっぱと洋琴の為の協奏曲 プレヴィン&バーンスタイン

2009年11月21日 | もう一つの顔
アンドレ・プレヴィンは洋琴弾きとして腕前は確かであり、某CD会社の20世紀のピアニストシリーズの中に一員として加えられてゐるくらいだ。僕自身は洋琴家としてプレヴィンを聴くことの方が多かったやうな気がする。今日もプレヴィンが独奏をつとめ、バーンスタインが指揮を執るユニークな顔合わせによるレコヲドを聴いてゐる。 . . . 本文を読む

24歳のバックハウスによるショパン・リスト・ラフマニノフ

2009年11月20日 | 洋琴弾き
バックハウスのショパンを初めて聴いたのは確か秘曲洞によるSP復刻LPだったやうに記憶してゐる。そのとき、バックハウス=ベートーヴェン弾きといふものが商業ベースで作られた虚像だと直感したのを覚えてゐる。今日は、久々に1908年にG&Tに録音したショパンやリスト、ラフマニノフなどを聴いてゐる。 . . . 本文を読む

ベンノ・モイセイヴィッチによるベートーヴェンの第3協奏曲

2009年11月03日 | 洋琴弾き
LP棚の整理に2週間を費やしたが、未だ、バロック音楽や中世・ルネサンスあたりのステレオLPとCDが未整理のままである。とりあえず、当ブログに関係のありそうな領域の整理はついた格好である。整理のついた棚からモイセイヴィッチのLP盤があったので取り出してきた。 . . . 本文を読む