浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

リスト/ブゾーニによるフィガロの結婚幻想曲をギレリスの演奏で

2013年04月05日 | 洋琴弾き
リストのオペラファンタジーは、当時のサロン音楽の華であったのだらう。超絶技巧の中にオペラの有名なモチーフが流れる。豪快なオーケストラのやうな響きと繊細な洋琴のささやきがまったく気まぐれな進行によって紡がれていく。愉しいファンタジーの世界なのである。

今日は朝から音楽を愉しむ時間ができたので、久々にリストの超絶技巧をギレリスの若かりし頃の録音で聴いてゐる。ギレリスには此の1938年の録音以外にも1935年のSP録音があるとされてゐるが、真偽のほどは分からない。此の作品のレコヲドではエゴン・ペトリのものが有名だが、今日は特に理由もなくギレリスのCDを手にした。ギレリスも30歳頃までは此のやうな超絶技巧で腕を鳴らしてゐたことは今では忘れ去られてしまった。バックハウスと似てゐる。

もう少し上手に復刻してもらえたら豪快さもさらに伝わってくるのだらうが・・・・・それにしても此の復刻は酷いものだ。

盤は、LAGUNAザ・ピアノ・マスター・ワークスの第4巻。



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