浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

アーサー・ブリスのクラリネット五重奏曲を初演者サーストンの演奏で

2009年12月24日 | 器楽奏者
英國近代の作曲家、アーサー・ブリスのクラリネット五重奏曲の終楽章をサーストンの独奏で聴いてみた。楽しめる作品で、特に何風といふ色も思いつかない。ブリス独自の世界だ。 . . . 本文を読む
コメント

ピアティゴルスキーのベートーヴェン セロ奏鳴曲第2番

2009年12月03日 | 器楽奏者
先の提琴奏鳴曲に続いて、ピアティゴルスキーとシュナーベルによるベートーヴェンを取り出して来た。シュナーベルはフルニエと全5曲を録音してゐるが、今日聴いてゐるのは、1934年12月に倫敦で録音されたSP版の復刻である。 . . . 本文を読む
コメント

アンドレ・ナヴァラ&ミュンシュによるサンサーンスのセロ協奏曲第1番

2009年03月08日 | 器楽奏者
アンドレ・ナヴァラの演奏は、子供の頃にブラームスのドッペルコンチェルトで初めて聴いた記憶がある。アンチェルの指揮だったと思ふ。今宵は、ミュンシュとのサンサーンスを聴いて脳を休めることにした。 . . . 本文を読む
コメント

盲目の鍵盤奏者ヘルムート・ヴァルヒャ「目覚めよと呼ぶ声が」

2008年12月21日 | 器楽奏者
ヴァルヒャは盲目の作曲家であり、鍵盤奏者だったが、1991年に亡くなった。今日、ヴァルヒャを聴こうと思ったのには理由がある。嫁さんが突然、失明したからである。失明と云ふのは「明るさを失ふ」の意味である。 . . . 本文を読む
コメント

プジョル夫妻 ファリャの「水車小屋の踊り」と「はかなき人生の舞踏」

2008年11月17日 | 器楽奏者
エミリオ・プジョルのSP盤を知人から頂いたときのことは忘れられない。Victorの赤盤にPujolといふ名を見たときは、正直言ってそれほど関心は持たなかったのだが、その盤に針を下ろすや僕はこの盤の虜になってしまった。 . . . 本文を読む
コメント

この秋を愉しむスポット「黒尊」とレジナルド・ケルのブラームス奏鳴曲

2008年11月11日 | 器楽奏者
腰の腰痛が痛い為、本日の研修会はお休みとした。これほどの痛みは生まれてこの方一度も味わったことが無い。横になったままでは退屈なので、トラックバックなるものに2度目の挑戦をしてみやうと思ひ立った。お題は「この秋、一押しのおすすめスポット」である。はっきり云ってちょっとした「賞金稼ぎ」である。 . . . 本文を読む
コメント

ブッシュ弦楽四重奏團による「ラズモフスキー」第1番

2008年11月09日 | 器楽奏者
弦楽四重奏はハイドンによって確立されたそれほど古くない時代のジャンルである。ベートーヴェンの16曲の作品によって音楽史に確固たる存在意義を打ち立てた。最近、僕は床に入ると枕元のCDプレイヤーの「おやすみタイマー」を60分にセットしてベートーヴェンの四重奏全集をかけながらスコアをながめる。一つの楽章が終わらぬうちに意識は無くなって熟睡してゐるため、いつまでたっても先に進めない。 . . . 本文を読む
コメント

ジョン・アマーディオによる名人芸を「ナショナル・メロデー」に聴く

2008年10月04日 | 器楽奏者
僕の嫁さんはフルーティストで、世界のフルーツに通じてゐることは何度か触れたことがあるが、最近はカヴェルネ・ソーヴィニオンのジャムに凝ってゐる。久々の休日を嫁さんとフルートの名人芸を楽しんでゐる。 . . . 本文を読む
コメント

若き日のベートーヴェンを老大家の演奏で

2008年07月24日 | 器楽奏者
今宵は暇なので、昔使ってゐた(主にうちわ代わりやハエタタキなどに使用した)楽譜を引っ張り出してベートーヴェンのセロ奏鳴曲第1番をカザルスとゼルキンの演奏で聴いてゐる。 . . . 本文を読む
コメント

モーリス・マレシャルによるJ.C.バッハのセロ協奏曲

2008年06月24日 | 器楽奏者
古典派へとバトンを渡す時代に生きたクリスチャン・バッハはモーツァルトに大きな影響を与えた作曲家だが、サンサーンスの命によりアンリ・カサドシュが編曲されたとされてゐるセロ協奏曲をマレシャルの演奏で聴いてゐる。 . . . 本文を読む
コメント

ブダペスト四重奏團によるブラームスの弦樂四重奏曲第2番

2008年04月14日 | 器楽奏者
Frei aber einsam(自由であり、しかしながら孤独であり)これはこの四重奏曲のテーマだそうだ。ヨアヒムによって初演されたこの曲は、異郷の地で媚び諂うことをせず理解者を探すといふ孤独な戦いに挑む僕の心境と重なるものがある。 . . . 本文を読む
コメント

ハイフェッツ・プリムローズ・フォイアマンによるトリオでドホナーニを

2008年02月14日 | 器楽奏者
ハイフェッツは両親が、プリムローズは僕自身が、それぞれ生で演奏を聴く機会のあった大家であり、他の伝説上の大家よりは身近に感ずる。フォイアマンを加えた1000万ドルトリオの演奏で、ドホナーニのセレナードを聴いてゐる。ときに冷血な演奏は僕の趣味ではない。 . . . 本文を読む
コメント

クリングラー四重奏團のシューマン

2008年02月09日 | 器楽奏者
この間合いの取り方やポルタメントのかけ方は19世紀のものだ。ヨアヒムとともに四重奏團を組んでゐた提琴家クリングラーはベートーヴェン→ヨーゼフ・ベーム→ヨアヒム→クリングラーといふ歴史上の系譜の中に刻み込まれた名前の一つとして記憶されてゐる方も多いだらう。 . . . 本文を読む
コメント

デニス・ブレイン 23歳 モーツァルトの協奏曲第4番のレコヲド

2008年01月19日 | 器楽奏者
デニス・ブレインのモーツァルトのレコヲドは、小学生の頃、ひと回り違いの叔母に薦められて聴いたのが最初だった。同時期に、リパッティのブザンソン告別リサイタルも聴いた。どちらも若くしてこの世を去った天才といふ共通点があったので、強烈な印象とともに未だによく憶えてゐる。 . . . 本文を読む
コメント

ウラッハ&エールベルガーら維納フィル・メンバーによるロッシーニ

2007年12月28日 | 器楽奏者
ロッシーニの弦楽ソナタは何かのテーマ曲にも使われてゐた有名な作品だが、今宵の我が家を和やかな雰囲気にしてくれてゐるのは、ベーアが管楽四重奏に編曲したものである。1年の仕事の疲れをとるのにうってつけのこの演奏は、維納フィルのメンバーによる戦時中の録音である。 . . . 本文を読む
コメント