今日は、二日よい(Two Days Good)の朦朧とした頭で一日の仕事を終えて帰宅。帰宅すると突然頭脳が目覚めて音楽が聴きたくなる。墺太利が生んだ提琴家、ルドルフ・コーリッシュが組織した絃樂四重奏團の演奏でモーツァルトを聴き、心安らかな時間を愉しんでゐる。 . . . 本文を読む
オネゲルの「ラグビー」をFM放送で最初に聴いたのは中学生の頃だった。その後、マルティノンのLP盤を購入した。このLPは削れて白くなるほど繰り返し聴いたものだ。未だにマルティノンの表現が体に染み付いて離れないで困ってゐる。 . . . 本文を読む
ブラームスが第4交響曲を完成させたのは1885年である。リストの弟子で洋琴家・作曲家であるフレデリック・ラモンドは、おそらくこの頃に最初で最後の交響曲を書き始めたとされてゐる。彼は20歳代の若者だった。 . . . 本文を読む
プシホダのレコヲドは既に何度か取り上げてゐる。不思議な魅力を持った提琴家で、僕にとっては不可解な演奏家の一人だ。どのくらい不可解な存在かと言ふと、僕が今、この地でお仕事をしてゐるのと同じくらい不可解なことなのだと思ふ。 . . . 本文を読む
マイラ・へスの従妹(いとこ)であるイレーネ・シャーラーのリストのレコヲドを聴いてゐる。やたら指の回るロマンチックな魅力に溢れる洋琴家である。しかし、最近ではシャラーを扱ふCDは1枚しか見当たらない。 . . . 本文を読む
1週間、音楽を聴かない日々が続いた。人間は、あまりにも暇すぎると何もしなくなることがこの1週間の体験で判明した。同僚も暇に弄ばれた心労から重病人になり、しばらく入院することになった。久しぶりにCD棚を覗き、ミルシティンを取って来た。 . . . 本文を読む
ショパンコンクールに関しては、数々の功罪が述べられ、今までも毎回のやうにトラブル続きで、その信憑性を疑う声が大きいのだが、お馬鹿な運営側は5年前のことを忘れてしまふ為、同じ過ちを繰り返してきたのだらう。しかし、1927年に開催された第1回ショパンコンクールにはミハウォフスキが審査員として席に着き、シュピナルスキーやエトキヌーヴナなどが入賞者に名を連ねてゐる。 . . . 本文を読む
フランコベルギー派の提琴奏者として気品のある演奏を残したグリュミオーが洋琴を弾く珍しいレコヲドがある。掟破りの多重録音を駆使してモーツァルトやブラームスの提琴と洋琴の為の奏鳴曲を録音してゐる。 . . . 本文を読む
僕の嫁さんはフルーティストで、世界のフルーツに通じてゐることは何度か触れたことがあるが、最近はカヴェルネ・ソーヴィニオンのジャムに凝ってゐる。久々の休日を嫁さんとフルートの名人芸を楽しんでゐる。 . . . 本文を読む
ブリュショルリの演奏には、シャープさとは対照的にぬくもりを感じる優しく柔和な表情もあり、表現の幅は、現代的な演奏スタイルを持つ人の中では抜きん出てゐるやうに感じていた。しかも、何気なく聴いてゐたベートーヴェンの協奏曲第3番の演奏がライブ録音であることが分かった。
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