浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

仏蘭西の提琴家テイナーによるポリアキン作曲「カナリア」

2008年09月29日 | 提琴弾き
SPの針音など全く気にならない。だが、その演奏には、まず技術的な優秀さが必須条件となるし、そうでなければただのゲテモノになる、といふのはクリストファー・N・○ザワ氏である。或る放送番組の中で、SP盤蒐集の魅力について氏が熱く語ってゐたのを覚えてゐる。氏は僕と同じくコンクール反対派の音楽愛好家だ。 . . . 本文を読む
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ディニークの「ホラ・スタカート」 自作自演

2008年09月28日 | 自作自演
ハイフェッツが映画の中で演奏したことで有名になったディニークの「ホラ・スタカート」の自作自演盤がある。ディニーク自身は提琴の達人だったやうで、ブカレスト音楽院時代には貴志康一の師でもあるカール・フレッシュに習ってゐる。 . . . 本文を読む
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シャルル・ミュンシュ ショーソンの「象さん交響樂」

2008年09月27日 | 指揮者
ショーソンが、團伊玖磨の「象さん」の旋律をもとに交響曲を作曲したのは1890年の暮れだった。象さんのメロディに増三和音を付けるあたりは、なかなかユーモアのセンスも持ち合わせた作家である。今宵は、久々にミュンシュの演奏で聴くことにした。 . . . 本文を読む
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ヴィクトール・ジルのショパン「夜想曲」作品15-2

2008年09月27日 | 洋琴弾き
ショパンの夜想曲と言へば甘美なサロン音楽のイメージを持って聴いてゐたが、仏蘭西の洋琴弾き、ヴィクトール・ジルの精巧な造形品を目の当たりにすると考え方も変えざるを得ない。 . . . 本文を読む
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ロジャーズの「ワンス・アポン・ア・タイム」

2008年09月27日 | 忘れられた作品作曲家
亜米利加の民族音楽といふものがあるとしたら、ジャズを取り入れたガーシュインやバーンスタインのやうな音楽と、逆にそういった要素を持たないロジャーズのやうな音楽の2つの世界があるやうな気がする。 . . . 本文を読む
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ミッシャ・レヴィツキの放送用録音からショパンのバラード第3番

2008年09月23日 | 洋琴弾き
ミッシャ・レヴィツキのショパンは痛快さ、センスの良さ、余裕を感じさせる凄腕など、どれをとってもミファソラシだったが、今回は放送用録音が含まれてゐて、生に近い音源を初めて耳にすることができた。 . . . 本文を読む
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エドウィン・フィッシャーの洋琴独奏曲「5つのスケッチ」

2008年09月23日 | もう一つの顔
エドウィン・フィッシャーが1913年12月~翌年7月の間に作曲した「5つのスケッチ」といふ秘曲をオイゲン・ヨッフムの娘、ヴェロニカ・ヨッフムの独奏で楽しむことができる。 . . . 本文を読む
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1928年伯林フィルハーモニーによるブルックナー第7交響曲

2008年09月23日 | 指揮者
1920年代になって、やうやく大管弦團の作品もレコヲドに録音しやうとする動きが起こり、音楽史上例のない宇宙的なスケールを持つブルックナーの交響的作品も取り上げられるやうになる。 . . . 本文を読む
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マリア・イヴォーギュンの夜の女王

2008年09月23日 | 歌もの
モーツァルトの歌劇「魔笛」から夜の女王のアリア「恐れるな、愛する若者よ」と「地獄の復讐が心の中で燃え」の2曲をマリア・イヴォーギュンが歌ってゐる。野村あらゑびすのSP名曲決定盤第2集にもこれらが収められてゐるので、当時から名盤として確固たる地位を築いてゐたのだらう。 . . . 本文を読む
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ヒンデミットのフーガの技法を楽しむ作品 洋琴奏鳴曲第3番

2008年09月21日 | 忘れられた作品作曲家
ヒンデミットのフーガはとても魅力的だ。以前からヒンデミットを気に入って聴いてきたが、その理由の一つにフーガの技法がある。今日は、少し古いLP盤を引っ張り出してきて奏鳴曲を聴いてゐるが、ここにも第3楽章や第4楽章に立派なフーガが登場する。 . . . 本文を読む
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フーベルマンのバッハ パルティータ第2番のライブ録音

2008年09月20日 | 提琴弾き
一昨日、台風の雨の中をバタバタ(最近の言い方ではモーター)で走ってゐて転倒、左膝下の骨を折りそこねた(難しく言へば、打撲と言ふ)。そのやうな訳で仕事を休んで、横になったまま音楽を聴いてゐる。 . . . 本文を読む
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ワルター・ギーゼキングの未発表録音集からシューマンの交響的練習曲

2008年09月20日 | 洋琴弾き
ギーゼキングのシューマンは大変興味深い演奏が多く、最初の出会いはフルトヴェングラーとの協奏曲のLP盤にまで遡る。今日、取り上げる録音も戦時中の放送録音のやうだが、常軌を逸した演奏である。 . . . 本文を読む
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エルナ・ベルガー/チェリビダッケによるグリエールのソプラノ協奏曲

2008年09月20日 | 歌もの
第2次大戦中に露西亜で作曲されたグリエールのコロラトゥーラ・ソプラノと管絃樂の為の協奏曲は実に悲しい美しさに満ちた秘曲である。この美しい作品を、清楚な美しい声を持つソプラノ歌手、エルナ・ベルガーの演奏で聴くことができる。 . . . 本文を読む
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ヤナーチェクの愛弟子フィルクスニーの演奏で「霧の中で」を

2008年09月17日 | 忘れられた作品作曲家
1979年のトゥブロベニク音楽祭ライブ音源から、フィルクスニーの演奏でヤナーチェクの「霧の中で」を聴いてゐる。7月21日、真夏の宮殿の中庭での演奏だが、残響もあり良いコンディションで録音されてゐる。 . . . 本文を読む
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ペンデレツキ/大阪フィルによる「広島の犠牲者への哀歌」

2008年09月17日 | 自作自演
1976年5月21日のチケットの半券がどういふ訳か僕の音楽室にあった。第19回大阪国際フェスティバルの最終日のチケットだ。ペンデレツキが大阪フィルを振って自作品をいくつかやるといふので、現代音楽好きの友人T徹(言っておくが、武満徹ではない)に1枚を譲って一緒に聴きに行った。 . . . 本文を読む
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