浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

芥川也寸志 シンフォニーオーケストラの為の音楽

2008年02月23日 | 日本國の作品
今日は久しぶりの休息日と決め込み、9時過ぎまでぐっすりと寝て、息子と朝食を摂ると12時過ぎまで昼寝をした。家族全員で昼食を摂り、音楽を聴きながらリラックスしてゐると意識が薄れて、また知らぬ間に寝てゐた。たまには、ここまで真面目に寝る日があってもいい。夜遅くになってやうやく頭が冴えてきて、芥川作品を聴いてゐる。 . . . 本文を読む

リリー・ブーランジェの名曲をアストリュクの提琴で

2008年02月16日 | 忘れられた作品作曲家
今日はリリー・ブーランジェの優しい音楽を聴いて、久しぶりの休日をゆったりと過ごしてゐる。平日はカントリーマン相手の仕事でストレスが溜まる。カントリーマンだけあって仕事内容も気長に間が抜けてゐるが仕事をする人たちも間が抜けてゐるので、結局忙しさは変わらないといふことになる。 . . . 本文を読む

ハイフェッツ・プリムローズ・フォイアマンによるトリオでドホナーニを

2008年02月14日 | 器楽奏者
ハイフェッツは両親が、プリムローズは僕自身が、それぞれ生で演奏を聴く機会のあった大家であり、他の伝説上の大家よりは身近に感ずる。フォイアマンを加えた1000万ドルトリオの演奏で、ドホナーニのセレナードを聴いてゐる。ときに冷血な演奏は僕の趣味ではない。 . . . 本文を読む

リパッティによるバルトーク 協奏曲第3番

2008年02月11日 | 洋琴弾き
バルトークにのめりこんだ時期は、青春真っ只中だった高校生時代で、此の頃は少し破壊的な妄想を抱いたり、世の中をなめきって反社会的な行動を繰り返した時期でもある。この洋琴協奏曲第3番は、それから少し後に知った作品で、ポミエとカラヤンによるライブ録音を繰り返し聴いたものだ。 . . . 本文を読む

ミシェル・オークレールによるチャイコフスキー

2008年02月10日 | 提琴弾き
連休に出張で出かけるといふ不運に意気消沈して列車に揺られて帰って来た。ストレスを溜めて部屋に戻ると、気晴らしの音楽を探して椅子に座った。取り出したCDはオークレールがクルト・ヴェスとやったチャイコフスキーの協奏曲だ。墺太利交響團と記されてゐるが実態はトーン・キュンストラーなのか何なのか分からない。 . . . 本文を読む

クリングラー四重奏團のシューマン

2008年02月09日 | 器楽奏者
この間合いの取り方やポルタメントのかけ方は19世紀のものだ。ヨアヒムとともに四重奏團を組んでゐた提琴家クリングラーはベートーヴェン→ヨーゼフ・ベーム→ヨアヒム→クリングラーといふ歴史上の系譜の中に刻み込まれた名前の一つとして記憶されてゐる方も多いだらう。 . . . 本文を読む