Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

モールス(ネタバレ注意)

2011-08-11 16:28:32 | 映画
今回は今公開している映画「モールス」について。



この映画スウェーデン映画のリメイクなんですよね。たしか去年やっていたと思っていたので、1年くらいでリメイクになるとは(笑)。僕はオリジナルを観ていないので、そこと比較することはできませんが、今回の映画は予告編からちょっと楽しみだったんです。ヴァンパイアの話というところと、主演の少女が注目のクロエ・グレース・モレッツということで(笑)。監督はクローバーフィールドのマット・リーヴスだそうです(笑)。これには監督がどうのっていうことあんまり期待してなくて(笑)。


ここで内容を・・・



学校でのいじめに悩む孤独な12歳の少年オーウェン(コディ・スミット=マクフィー)。ある日、隣に引っ越してきた少女アビー(クロエ・モレッツ)と知り合ったオーウェンは、自分と同じように孤独を抱えるアビーのミステリアスな魅力に惹(ひ)かれ始める。やがて町では残酷な連続猟奇殺人が起こり……。

と書いてあります(笑)。


ここで、このアビーには付き添いというか保護者というか、おじさんが一人ついているんですよね。主人公のオーウェンはお父さんだと思うのですが、これがまた違うんですよ(笑)。マスター&スレイブっていうか(笑)。時々、聞こえる怒鳴り声、これおじさんの声ではなくて、ヴァンパイアバージョンになっているときの、アビーの声なんですよね。なんで怒っているのかといえば、血液の採取に失敗したから(笑)。このおじさんが、若者を殺して血液を抜いてアビーに渡しているんですよ。こういう関係を続けてきて街を転々としてきたっていう設定です。失敗したから、アビーが自ら人を襲うシーンがあるのですが、けっこう映画の早い時間に出てきます。これ、ちょっと意外でした。こういうのって結構後になって出てくることが多いから(笑)。ここに、この殺人を追う刑事が絡んできます。そりゃそうだよね。結構派手に殺すから(笑)。


ここからは、ちょっとラストに絡んでくる内容を書きますから、ご覧になっていないかたは読まないでくださいね。映画館でもいいですし、DVDでもいいかな(笑)。でもこういう映画が好きな方にはオススメしますよ。





ここでアビーなんだけど、オーウェンのことが純粋に好きっていう感じではなくて、おじさんが使えなくなってきてるから、そろそろあたらしいのを調達してるって感じが(オーウェンに近寄っていくこと)してならないんですよ(笑)。自分の弱さをわざとみせるっていうか、たとえば、食べれないのにオーウェンに勧められたお菓子を食べてみたり、招かれないのに(ヴァンパイアは家に招かれないと入れないんですよね)、入って自分から出血するところをみせたり(笑)。原題は「LET ME IN」ですから「招き入れて」って意味ですね。このオーウェンもアビーに言われていじめっこに復讐するのですが、これがラストの伏線になっていきます。オーウェンの前ではかわいい女の子なんですけど、一度だけオーウェンが自分の血を流して(血の誓いをたてる儀式をしたかったみたい)しまう時に、ヴァンパイアバージョンに変身してしまいます。それを見たあとはやっぱり怖くなるオーウェンですが、そこはまたアビーがかわいく自分をみせて、自分の味方にしちゃうんです(笑)。

このおじさんも実は、子供のころからアビーのことが好きで、ずっとその身をささげてきてるっていう設定。そして、最後は自分の血をアビーに飲ませて、自殺してしまいます(警察に捕まりそうになるから)。

オーウェンはおじさんもアビーのことがずっと好きだったとわかるのですが、それでもアビーとともに生きていこうと決意する事件が最後に起こります。

刑事がアビーのところに来てしまったときに、アビーは刑事を殺して血を飲んでしまいます。アビーのためにオーウェンは刑事を助けません。そして、アビーはアパートから出て行きます。オーウェンは学校で強くなろうと決意して、水泳も習いだすのですが、そこにあのいじめっこの兄といじめっこ達が復讐しに来ます。オーウェンが殺されそうになったときに、アビーがこのいじめっ子達を全て殺してしまいます。これもアビーはオーウェンに「あなたが、やられそうになったら私が助けてあげる」って言っていたからなんですよね。

ここまで、やられたら、「やっぱりこの子と生きていこう」ってなりますよね(笑)。アビーはまた自分のために働いてくれる人間をみつけたことになりますよ(笑)。したたかに自分の作戦を遂行したアビー(笑)。なんかアッパレって感じです(笑)。ラストは一緒に電車にのって(アビーは箱の中でモールス信号で応えます)二人で会話してそのときのオーウェンの楽しそうな顔(笑)。

クロエちゃんの演技力もすごいから、こういうのサラッとできてしまうんでしょうね。あ~、女って怖い(笑)。僕はゲイだから、したたかな女性にだまされてしまうこと、きっとないと思いますけど(笑)。

こんどオリジナルの「ぼくのエリ 200歳の少女」も観てみようと思ってます。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2012-12-12 07:56:30
(笑) ばっかりで読みにくく感じます
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Unknown (tauntaun43)
2012-12-14 15:02:16
すみません。
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Unknown (Unknown)
2013-04-21 18:11:55
今見たばっかりなんですがなるほどっておもいました(´∀`)
女って怖い。完全に騙されたww
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Unknown (tauntaun43)
2013-04-22 23:02:38
ほんと、女って怖いです(笑)。
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Unknown (Unknown)
2013-07-27 22:59:57
>(笑) ばっかりで読みにくく感じます

同意。
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A (r)
2014-03-16 17:55:07
わかりやすい説明ありがとう
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Unknown (tauntaun43)
2014-03-17 11:40:15
(笑)ばっかですみません。
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Unknown (Unknown)
2014-12-20 22:56:01
僕もゲイです
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Unknown (Unknown)
2015-04-21 14:17:43
アビー本当は男の子って設定でしたよ。確か?
リメイク版だけ違ったかもですが
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謹言 ()
2016-08-11 18:59:35
映画「モールス」に因んで一首です、

モールスのアビーに寄する恋ごころ共に闇夜の長かるを生く
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