
境内でわき出ている離宮の水は大阪府内で唯一、環境省から名水百選に認定されており、町内外から多くの人が取水に訪れる。水を使って名産品を開発して町おこしにつなげようと、町商工会が町や同神宮、地元事業者らに呼び掛けて協議会を立ち上げた。
協議会副会長の倉田徹町商工会長は「地元事業者から水を地域資源として活用したいとの声があり、製品化への強い思いを持っている」と説明。ブランド化に向けて作ったロゴは赤地に白抜きで「離宮の水」「RIKYU NO MIZU」などの文字が入っており、町が商標登録を急いでいる。
協議会の事務局は町商工会に置き、水やロゴの使用を求める事業者の窓口になる。協議会長の川口裕町長は「離宮の水を使った製品とその他との差別化を図るため、積極的にロゴを使ってほしい」と呼び掛けている。
ペットボトルに離宮の水をくんでいた近くの丸山隆彦さん(77)は「この水で米を炊くと香りや甘みがよくなるんです。どんどん売り込んでもらい、全国の人に島本を知ってほしいですね」と期待していた。

【 2017年01月13日 10時19分 】
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