日本と台湾の煎茶、至福の一服 京都・宇治で大会

2018-05-27 06:37:19 | 会 party

 全国煎茶道大会が19日、京都府宇治市五ケ庄の黄檗宗大本山・万福寺で始まった。境内に国内外の流派の家元が茶席を設け、来訪客らに茶を振る舞った。

  江戸期の黄檗宗僧侶で、急須で茶を入れる煎茶道を広めたとされる売茶翁(ばいさおう)(1675~1763年)にゆかりのある同寺で、全日本煎茶道連盟が 毎年開いている。今年は国内22流派と台湾の2流派が集まる。茶席のほか、同寺の開祖・隠元(1592~1673年)や売茶翁への献茶も行われた。

 公募で集まった親子連れに煎茶道を教える親子茶席では、訪れた人たちが急須の持ち方や茶の注ぎ方などの手ほどきを受けながら、一服を楽しんだ。京都市左京区の錦林小4年菊地璃子さん(9)は「道具がきれいで楽しかった。2杯目の方が濃い味がした」と振り返った。

 煎茶道具の陶芸作品や木工品を展示する「日本煎茶工芸展」も開かれている。大会、工芸展とも20日まで。有料。

【 2018年05月20日 08時40分 】



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