向日観光、映像の中を散歩 「パノラマビュー」作製

2014-07-11 11:23:59 | 創 creation

 向日市教育委員会は、市内の駅から主要な歴史・文化遺産を歩いているように巡った映像を紹介する「向日市パノラマビュー」を作製し、市役所や朝堂 院公園の案内所で公開している。市教委文化財調査事務所は「街を丸ごと博物館にする試みで、歩いて見て向日市の魅力を発見してほしい」としている。

 パノラマビューは、面積7・67平方キロと西日本で最も狭い市である特徴を生かして、街を案内しようと企画した。

 市内にある阪急とJRの駅を起点としてスタートする。向日神社や物集女車塚古墳、森本遺跡など計41カ所が収録され、スポットからスポットまでを歩いた全行程を映像に収めた。撮影は一昨年7月から昨年2月にかけて実施した。

 画面には地図が示され、どの辺りなのかも分かりやすくなっている。映像を見れば道順や距離感がつかめるうえに、屋内にいながらにして散歩気分を楽しめる。

 各スポットに到着すると、さまざまな角度から撮影した映像と画像、文章で詳細な説明がある。現在地から最寄りのスポットが提示され、次はどこに行くのかを画面をタッチして選ぶことができる。

 市役所のロビーと朝堂院公園の案内所では、タッチパネル式の専用液晶テレビが置いてあり、業務時間内はいつでも利用できる。

 この専用テレビではパノラマビュー以外にも、市を紹介する「竹林と古文化の向日市みてある記」をはじめ、府無形民俗文化財の「鶏冠井題目踊り」や伝統産業のタケノコ栽培を伝える映像などを楽しめる。

【 2014年07月11日 09時13分 】



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