50年の歩み振り返る 向日で乙訓母親大会

2011-09-26 12:24:14 | 会 party
50回の節目を迎えた乙訓母親大会で原発事故に伴う放射能の問題などについて講演する市川氏(向日市民会館) 乙訓母親連絡会などでつくる実行委主催の「乙訓母親大会」が25日、京都府向日市寺戸町の市民会館で開かれた。大会は今年50回の節目を迎え、この間の活動の歩みを振り返ったほか、原発事故に伴う問題について考える記念の講演などがあった。

 大会には、乙訓各地から関係者約120人が集まった。会員の歌の披露に続き、同連絡会の市田花子会長が「今日をステップとして歴史ある乙訓の母親の運動をさらに栄えあるものにしていきましょう」とあいさつした。

 続いて大会実行委のメンバーらが、乙訓に府立高校建設を求める動きから1962年に第1回大会が開かれたことなど、この50年の活動の歩みを構成劇で振り返り、大きな拍手を浴びた。

 その後、京都大理学部で原子物理学を専攻し、現在は府内の公立高校で非常勤の講師を務める市川章人氏が、「放射能汚染とわたしたちのくらし」と題し講演。「高濃度放射性物質を完全に隔離する技術はできていない」などとし、エネルギー政策の転換の必要性を強く訴えた。

 最後に「生命を生み出す母親は生命を育て守ることを望む」との大会アピールを、全会一致で承認した。

【 2011年09月26日 11時00分 】

いのちのうた響かせながら―母親大会ものがたり
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かもがわ出版


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