VR、1200年前の都が目の前に 京都・向日で史跡巡り

2017-02-19 11:46:19 | 歴 history
 京都府向日市内の古墳や史跡を歩く「史跡めぐり 大発見向日市」が11日開かれ、約300人が市内を巡り、豊富な歴史遺産に触れた。ゴールの朝堂院公園(同市鶏冠井町)では、長岡宮を立体画像で楽しむことができる機器も用意され、参加者は散策を満喫していた。

 市教育委員会と市埋蔵文化財センターが主催し、今年で5回目。阪急洛西口駅をスタートし、市内の遺跡や名所が載っているパンフレットを手に、思い思いのコースを散策した。途中、中海道遺跡(同市物集女町)や妙見山古墳(同市寺戸町、京都市西京区)など5カ所のチェックポイントでシールをもらい、朝堂院公園で記念品のプレゼントもあった。

 同公園には、長岡宮の大極殿や朝堂院の立体画像を見ることができる「ヘッドマウントディスプレイ」が置かれ、参加者たちが早速、体験。ヘッドマウントをかぶると眼前に朱塗りの建物などが現れ、手元のコントローラーで移動もできる。頭を動かすと視界の角度も変わり、約1200年前の都の風景に思いをはせていた。

 向日市で仕事をしている太田年彦さん(44)=京都市北区=は「階段を上ったり下りたりする感じも再現され、実際に長岡宮へ入り込んだような雰囲気を感じた」と話した。

【 2017年02月12日 11時55分 】


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