「虫さん、見つけたー」。鉢に植わる菊に顔を寄せた子どもが歓声を上げた。京都府向日市寺戸町の深田橋のそばで、市特産の懸崖(がい)菊をハートやクローバー形に刈り込んだ約30点の「トピアリー」が並んでいる。
球体をかたどったりトランプのマークに仕上げたりと形はさまざま。市道新設に伴って生じた道路脇のスペースを白や黄、ピンクや赤の菊が彩り、散歩中の親子連れやベンチで一休みするお年寄りの目を楽しませる。
トピアリーは同市森本町の園芸農家清水幸雄さん一家と従業員がつくった。長男の拓馬さん(31)は「菊のおしゃれな一面を知ってもらいたい」。
昨年まで阪急東向日駅西側に展示しており、今年から場所を移した。11月末まで並べる。
【 2016年11月16日 10時20分 】
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