![](http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2013/05/20130517102350ccc111.jpg)
更紗はインド発祥とされる染め文様。青木さんは発色の良い植物染料の使用と手描き肉筆にこだわり、独創的な作風は「寿恵更紗」と呼ばれ高い評価を受けた。
企画展では、アンコールワットの遺跡が内戦で破壊されたことに心を痛めた青木さんが、平和への思いを込めて創作したタペストリーや額装、着物など46点を展示した。
白い花かんざしを挿し、小鳥のさえずりにほほ笑む女神をはじめ、気品ある表情を浮かべたり楽しげに踊ったりする女神、レンゲやランの花とたわむれる天女、極楽鳥などを表現した作品が並ぶ。青木さんが最晩年に手がけた長さ4メートル超のタペストリーも飾った。
同ミュージアムは「女神の笑顔を見て心を癒やしたり、ホッとしたりしてもらえれば」としている。
6月9日まで。月曜休館。観覧料は一般500円、大学・高校生350円、中学生以下と東日本大震災の避難者は無料。問い合わせは寿恵更紗ミュージアムTEL075(934)6395。
【 2013年05月17日 10時24分 】
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