長岡京の遷都(784年11月11日)に合わせ、京都府向日市民らでつくる絵灯路まちづくり協議会は12日夕方、同市鶏冠井町の朝堂院公園で記念の催しを初開催する。公園内にある宮殿の柱跡に80基の灯籠を飾り、夕闇にともる明かりで長岡宮の名残を体感してもらう。点灯前に江戸時代の「向日町」の風情を再現する企画もあり、多くの来場を期待している。
毎年11月11日には大極殿公園(向日市鶏冠井町)で遷都を記念する大極殿祭が開かれているが、市民の手でも長岡京を広くPRしようと同協議会が企画。多くの人に来てもらうため、土曜日の12日開催とした。
公園に飾る灯籠は高さ約70センチ、直径約50センチの円柱形をしている。骨組みに模造紙をかぶせ、中にLED電球を入れる。模造紙には、勝山中美術部員が、かぐや姫や餅つきをするウサギなど、かわいらしい絵を描いた。
催しを控え、協議会のメンバーが模造紙を円柱形に整えたり、骨組みにはめ込んだりする作業を進めている。吉川正一代表は「成功させて来年以降も継続させたい」と意気込んでいる。
点灯に先立って午後4時から、京都市の劇団「おさだ塾」が、江戸期に向日町で活躍した「芸商人」の再現や獅子舞を披露する。同5時に明かりをともし、2時間にわたり、いにしえの都を堪能してもらう。
入場無料。小雨決行。問い合わせは吉川代表の携帯電話090(8653)4147
【 2016年11月11日 11時24分 】
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