卒業制作、7人7色で 大阪成蹊大のファッションショー

2011-02-10 15:20:22 | 祭 carnival
京都府長岡京市調子の大阪成蹊大芸術学部で染織や服飾デザインを学ぶ学生たちが、11日に学内で開催する卒業制作ファッションショーに向け、最後の準備に追われている。デザイナーの卵たちは「学生時代の集大成。いろんな人に見てほしい」と意気込んでいる。

 ファッションショーを準備しているのは、同学部のテキスタイル・ファッションデザインコースの4年生7人。ショーは、より糸や作り話といった複数の意味がある英語の「yarn」を共通テーマに設定。7本の糸を紡ぐイメージで、7つのシーンを設定し、個々のオリジナル作品を学生モデルたちに着せ、BGMや映像を交えて、非現実的な世界を演出する。

 高木まりえさん(22)は卒業を前に、学生服や社会の基準でもある「ものさし」などをデザインに取り入れたシルクスクリーンプリントの衣服を考案し、森田沙綾香さん(22)は「夜の遊園地」をテーマに、光などをモチーフにデザインした作品を制作するなど、担当教員の指導を受けながら、素材選びからデザイン縫製まで、各自、既製服にはない個性的な作品づくりに取り組んできた。

 同学部は2011年度末に大阪への移転を予定し、学内でのショーは昨年に続き2回目。学生たちは「母校でのショーはいろいろ要望を受け入れてもらえてやりたいことができる。1年生から学んできた思いを込めたい」と話している。

 また、同コースの3年生8人もショーへの出品の準備を進めているほか、同学部内ギャラリーで作品展「万国テキ覧会」を開催している。

 会場には、多彩な染めや織りの技法を使って仕上げたプリント作品が並ぶ。色鮮やかな絵柄の手ぬぐいや、洋服の襟元をデザインした600枚もの作品、布地を使った巨大な造形作品など力作を展示している。

 ファッションショーは11日午後4時半と6時半の2回。「万国テキ覧会」は同日までで、正午~午後6時。いずれも無料。



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