デイサービス利用者が増加 京都・大山崎の「なごみの郷」

2014-08-21 09:37:46 | 護 help

 京都府大山崎町円明寺の町福祉センター「なごみの郷」のデイサービス利用者が増えている。昨年4月の1日平均利用者数は13・73人だったが、今 年7月には18・63人に増加した。府内でも珍しい「夜型デイサービス」を導入したり、利用者が楽しめるイベントや企画を次々と発案。職員の意見に耳を傾 ける職場づくりにも取り組んでいる。

 なごみの郷は、介護保険が導入された2000年4月に開設。町社会福祉協議会が運営し、現在嘱託やパート職員も含めて17人が働いている。

 昨年7月、町地域包括支援センターの社会福祉士だった阿久根猛さん(37)がデイサービスセンター長に就任。町内のケアマネジャーやヘルパーらと連携し、積極的に利用者の受け入れを始めた。町内のイベントでセンターの見学会を開くなど、PRにも力を入れた。

 さらに、夕方以降に入浴や食事などを提供する夜型デイサービスを今年4月にスタート。「寝付きが良くなった」と利用者の家族に好評という。また、嘱託やパート職員らの意見も積極的に取り入れ、アロマセラピーやネイル、家庭菜園などさまざまな企画に取り組んでいる。

 14日には夏祭りも催した。射的やヨーヨーつりなどゲームコーナーを設け、太鼓やちょうちんなど祭りムードを盛り上げる飾り付けは1カ月前から準備した。

 嘱託看護師の久保千春さん(53)は「毎日充実感がある。職員の意識が向上し、仕事のスピードも上がっている」としている。

 阿久根センター長は「地域に根差した、ほかの施設にはできないサービスを目指していきたい」と話している。

【 2014年08月20日 09時57分 】



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