長岡宮の栄華に思いはせ 歴史ファンら京都・向日で遺跡巡り

2015-06-01 17:44:14 | 歴 history
 長岡宮跡の発掘調査に携わった元向日市埋蔵文化財センター長の山中章さん(66)=京都市伏見区=の解説を聞きながら現地を巡る「長岡京歴史散歩」が30日、京都府向日市内であった。強い日差しが照りつける中、歴史ファン約50人が朝堂院跡や大極殿跡などを見て回り、いにしえの都に思いをはせた。

 参加者は阪急西向日駅近くの朝堂院公園に集合した。長岡京は今年生誕100年となる故中山修一さん=1915~97年=が朝堂院会昌門(南門)を発掘して実在が証明されたことや、難波宮で使われたのと同じ瓦が出土していることなどを、山中さんから直接聞きながら、タブレット端末に映し出されるかつての都の再現画像を楽しんだ。

 その後、離宮・嶋院跡や向日神社、元稲荷古墳なども見学した。参加者は山中さんに「朱雀門は発掘されていないのか」「長岡京時代の道幅はどのくらいだったのか」と熱心に質問しつつ、歴史豊かなまちを歩いていた。

 長岡京歴史散歩は9月と11月、来年3月にも開かれる予定。

【 2015年05月31日 10時41分 】


最新の画像もっと見る

コメントを投稿