ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

カフェインと糖分と経済と

2017年12月16日 | 本日のコーヒー
私は紅茶が好き。
紅茶の奥深さに魅せられ、「なんで紅茶よりコーヒーがメジャーなんだろう」と思ってきた。

だけど、この数年はコーヒーを飲んでいた。
今なら、かつての疑問に、自分なりに答えが出せる。
答えはこれ。

-----
「コーヒー(缶コーヒー)に含まれるカフェインと糖分は、即効性があるから。
その即効性は、経済や社会を回すのに不可欠だから」
-----

以下は、自分の考えなど。

1.自分の経験

この数年、私には荷が重すぎる仕事を担当していた。
次の行動に移る時には勇気をふるい、手帳は真っ黒だった。

荷の重い要求が来ると、カフェインや糖分を取りたくなる。
急激にストレスがかかるため、それをやわらげようとしているともいう。
この欲求は、生理的なものだ。
喉が渇いて、水を飲みたくなる感じが一番近い。



こうなると、コーヒーと紅茶が選べても(例:自販機)、紅茶を選ぶことができない。
全身が、即、脳への糖分とカフェインによる癒しを求めているからだ。
喉が渇いている時は水をがぶがぶ飲むが、あのときに少しずつ水を飲むのはとても難しい。
紅茶も似たようなもので、「カフェインがゆっくりと脳に回る」「微妙な香りを味わって楽しむ」ことになる。

そんなの待っていられるかっ!
(ブラックコーヒーと、チョコレートをがつがつしながら)

2.1の究極のシチュエーション

上記のコーヒーが欲しくなる状況を、究極まで煮詰めたシチュエーションがある。



この映画は実話だ。
映画の中で、新人の株トレーダーのディカプリオに、先輩トレーダーが以下のような内容をアドバイスする。

「この世界でやっていくためには、2つのコツがある。1つは1日2回の×××。もう1つはドラッグだ。どんな状況でも速効でリラックスすることが求められる」

トレーダーには、非常に強いストレスがかかる。
だけど、どんな状況でもリラックスしながら的確に判断を下さなくてはならない。
そのストレスを押さえるためには、コーヒーのカフェイン程度では足りず、ドラッグでなくては効かないだろう。
(もちろん、ドラッグに頼らない人が殆どだけど)

そのストレスを縮小化したのが、1で述べた私のストレスだと思う。
ストレスを押さえるために、ドラッグの代わりにコーヒーと糖分。
ストレスとなることが出てきたら、反射的に即効性の癒しを求め、コーヒーと糖分の再摂取。
その繰り返し。

もう、コーヒーと糖分の中毒に近い。

3.だから、どうしてもコーヒー>>>紅茶

1では私の例、2では映画(実話)と、例としては卑近すぎたり壮大すぎたりしたが、言いたいのはこれ。
(最初で言ったことの繰り返しだけど)

-----
コーヒーには、ストレスと生理的反応による消費モデル(中毒性?)ができあがっている。
経済や社会が、ストレスを元にした働き方で伸びていく限り、コーヒーの消費は衰えることはない。

紅茶には、そうした中毒性に基づいた消費モデルがない。
だから、コーヒーほどメジャー(な趣味や消費量)にならない。
-----

肌感覚だけど、日中の日本経済の8割は、強いカフェインと糖分で回っていると感じてしまう。
(残りの1割が水で、残りの1割がアルコール&紅茶&お茶という感覚。タバコは飲み物ではないので除きます。)

4.終わりに

コーヒーのメジャーさは越えられないけど、紅茶がなくなることはないと思っている。
いくら売れるからといって、仕事中に飲める飲料が水かコーヒーしかなくなったら、とても味気ない。
食後の飲み物も同じ。

それに、紅茶には、コーヒーとは別の奥深さがある。
紅茶はおいしいし楽しいし、今ならシルバーポットやジークレフで紅茶の福袋が買えますよ♪
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1日外出録ハンチョウ | トップ | 睡魔との戦い〜最終章(多分) »