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マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

箱根 姥子温泉秀明館

2015-11-02 23:00:59 | 軽井沢 箱根 鎌倉 葉山 日光 房総 
箱根・強羅のハイアットリージェンシーは、
ハイソ、静か、広い客室、スタッフの応対も品よくフレンドリー、絶品の鮨会席、
唯一難点は、温泉が循環湯、浴室がプールのようにだだっ広いのにサウナなし、露天風呂なし、
で、スタッフに近場の立ち寄り湯を紹介してもらって、行ったのがここ、



姥子(うばこ)温泉秀明館、ひょんなことから来てしまった。
カーナビに電話番号を入れても表示されず、ロープウェイ姥子駅の先と見当をつけて登ってきたが、
うっそうとして、何やらただならぬ雰囲気、
朝からの冷たい雨のせいか、暗く湿った空気がさらに不気味さをくわえているような、

勇をふるって車を先へ、客は見当たらない。
ところが案に相違、若い男性受付が浴場まで案内してくれるし、この湯の由来から眼病に効くという湯の使い方まで丁寧に説明してくれる。
百年前、大正期の建物、古色蒼然とした個室を覗きながら、渡り廊下を行く。

 

脱衣所から浴室を下に見て、またまた度肝を抜かれた。

 

自然湧水の岩にしめ縄が張られ、大岩側の湯壺は入浴禁止、手前の浴槽は仕切があって高温、中温、どちらも心地よい、
ゆったり、体をこすったり、マッサージしたり、で、ぴりぴり、次いで痒くなってきた。
PH3.3の強酸性とは、知らなかった。

あとで、自然湧出の温泉を持つ湯治場で一般ウケはしないけれど温泉ファンには知られたところらしい、と知った。
一日15名ほどの来客、というから(15人以上は来させたくないとか)、案内の丁寧さも納得した。
隠れ湯、湯治場としての雰囲気を維持したいと、宣伝なし、飲食なし、原則個室利用、採算度外視、

雰囲気に加えて泉質の良さは、翌日に実感、肌がツルツル、強酸性のピーリング効果か、
その後2,3日後まで湯アタリしたような所在なさが続いた。
いただいてきた天山温泉発行の≪湯治郷の瓦版≫に
(姥子は、温泉好きな あなたを計るバロメーターかも)という見出しを見つけて、うれしくなった。
本当にこんな湯が近場に、何十回もいっている箱根にあったなんて、まったくショックだ。

さっそくサウナ仲間にはなすと、「聞いたことはある。ぼろっちい、きたないらしい。」ときたから、
「そんなことはない。<天山>によって改装されて、昔の雰囲気を残しつつ、清潔だった」と伝えた。
しょせん、人工サウナ人には通用しない話だったかも。

 





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