ノートに描かれた街の絵。
鋭角な角が印象的です。
ヒロクニさんの絵の中では、モダンなタイプ。
お正月は、ゴッホの話をしていました。
たまたま、ツイッターで知ったのですが、ゴッホが亡くなり、ゴッホを支えていた弟テオが亡くなり、
残されたテオの奥様は、生活のために翻訳の他に下宿屋を始め、ゴッホの絵を飾ります。
奇妙な宿屋ということになったらしい。
その話をしたら、ヒロクニさんは、「俺、その話で勇気湧いてきた。」と感激していました。
我家には、兵庫近代美術館から、ゴッホ展のレセプションの案内が来ていてるので、
本当にゴッホの話は、タイムリーだったのです。
↑兵庫でのチラシがこちら。
ヒロクニさんは、「いかにもゴッホという絵もいいけど、それ以外の作品にもいいものが多くある。」と言います。
ゴッホの中でも、地味な作品、または精神状態が落ち着いている時の作品に注目している。
展覧会会場でのヒロクニさんは、けっこう足早で、さっと絵を早く見終わってから、
出口の所から、逆流して、気になった作品をじっくり見返すという行動パターンをします。
だから、いつも展覧会会場の中へ入ると別行動になり、逆流してきたヒロクニさんと会うと
ちょこっと絵の話をして、出口で待ち合わせ。
話を戻すと、私の体験もヒロクニさんに聞いてもらいました。
もちろん、ゴッホの絵のことなのですが、
私「あのぅ、ゴッホの絵は、浮世絵そのものに見えるときがあって、すごく驚いたことがあるのよ。」と。
「着物にはまってから、浮世絵とかを本を借りて、多量に見てくると、
ゴッホのひまわりの絵を見た時に、浮世絵そのものに見えた瞬間があって、
ゴッホは、浮世絵をもう身体に沁み透るぐらいの学習をしたのではないかな?と思ったのだけど。」と、言った。
すると、「君が、そう思うのならそうなんじゃない。」と。
「俺は、あんまり浮世絵とか見てないから分からんよ。」と。
↓浮世絵に見えた、ひまわりの絵はこちらなのです。
浮世絵をたくさん見てから、ゴッホ展に出かけてみてはどうでしょうか?
フランスの印象派というのは、日本の浮世絵によって開花したとも言われています。
ゴッホだけでなく、モネ、マネ、ドガ、ルノワール、ピサロ、ゴーギャン、ロートレックなども、そうです。
19世紀後半のパリや、ヨーロッパ各国で開催された万国博覧会で、日本ブームが巻き起こっていた背景がり、
かなりの量の浮世絵がヨーロッパに流れていったのです。
浮世絵というのは、日本では庶民の文化だったので、高値なものとしてではなく、
若いパリの芸術家でも買えるようなものだったというのも、面白い。
そして、浮世絵以上の絵画を生み出していった、情熱が・・・・・。
絵というのも、素晴らしいものをたくさん見る。
鑑賞眼というものを磨くには、『絵を見る量』というのも必要なのかも?と
今、思っています。
しかし、ゴッホを支えた弟のテオも素晴らしいけれど、
1人息子を残して亡くなったテオの志を継いだ、妻のヨハンナも凄い人だなぁ~と痛感しました。
夫テオが亡くなったあと、周りからは膨大な絵と膨大な手紙(ゴッホとテオの書簡)をさっさと
始末しろと言われても、せず、
『精神を活発にさせておかねばならない。テオはわたくしに芸術について多くのことを教えてくれた。
また、かれは人生について多くのことをわたくしに教えてくれた。子どもの世話のほかに、もう一つ別の仕事を
かれはわたくしに残していった。それはフィンセントの作品である。
それを世に示し、できる限りそれが正当な評価を受けるようにする仕事である。
テオとフィンセントが集めたすべての宝を、それらを子どものために汚されないように保存すること、これもまたわたくしの仕事だ』
と日記に記してあるそうです。
ゴッホ、テオ、ヨハンナ、画家ベルナール等の力によって、今現在、ゴッホ展が見られる事実。
思いが成し遂げられていく過程を知ると、胸が熱くなります。
しかし、何百点もある油絵や素描を保管する場所を確保していたことを考えると、
並大抵のことではないなぁ~と思い、画家仲間達で作品の収蔵の話題を思い浮かべるのでした。
ヒロクニさんの絵もどんどん増えるから、部屋は荷物で一杯で、我家も1室が荷物置き場になっています。
ヒロクニさんは、若い頃の油絵は淡路島にあり、その他、散在しながら分布していたりします。
お正月は、このような話題をしたり、お雑煮を食べたりと楽しく過ごしましたが、
4日ごろから雲行きが怪しくなり、夫婦喧嘩していました。
子供が愚図るように、「寒いから、死にたい。」とまで言い出し、
台所に居座って、ガスストーブ全開、電気ストーブも併用し、部屋は暑いのに「死にたい。」とか言うから、
「いい加減にしろよ!」と。
そうしたら、何故かおとなしくなって、しゃきっとします。
↑ピーちゃんの顔のアップです。
顔は黒いのですが、最近くっきりと薄い茶色の部分がはっきりしてきています。
意外なことに気がつきましたが、ピピちゃんは、毛がとても柔らかくて、
撫でると毛が艶々で、光って輪が出来るのです。
しかし、台所にいるヒロクニさんは、ストレスを溜めます。
ピピちゃんが癒してくれているので、バランスを取っています・・・・・。
サビねこちゃんは、みんなこんなに毛ざわりがいいのですか?知らなかった。
ピーちゃんを撫でていると、とても気持ちが良く、ピーも撫でられるのが好きで、目の前でお尻を上げて「撫でて。」と擦り寄ってきます。
今日も朝から、私の顔をパンパンと叩いて、起こしてくれましたわ。(笑)
主人は、ピーの茶色と目が気に入っているみたいですが、描くかどうか分からないですねぇ。ピーちゃんの絵、1枚ぐらいあってもいいと私も思います。
ちょっと、お願いしてみようかな?
やってみます!
今年もよろしくお願いします。
そうなんでそうすよ、サビ猫は毛ざわりが良いんです
ご主人が癒されてるのなら嬉しいですわ、いつかピーちゃんを書いて欲しいです、楽しみにしています。動物は書かれないのかしら?