梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

梅之博多日記19・『今日から五日間外食です』

2006年02月16日 | 芝居
まず始めに、今月十三日の記事へ、沢山の方から温かいお言葉を頂戴しましたことを、この場を借りて心から御礼申し上げます。書いてゆくうちにどんどん気持ちが高まってしまったので、ちょっと感傷的というか生っぽい文面になってしまいましたが、書くことでこちらの気持ちの整理もできました。このブログが、単なる私の自己満足で終わるようではいけないと、常々自戒しておりますが、仕事をしてゆくなかで、上手くいったこと、全然だめだったこと、喜んだり悩んだりの私の気持ちは、正直に書いていかなければならないと思っております。皆様に上辺だけの<中村梅之>を知っていただくつもりはございません。これからも、誠心誠意、拙文ながらも書き連ねてゆきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、ここしばらく<食>情報が停滞しておりましたので、今日は最近いったお店をご紹介いたしましょう。
冬の博多は魚が美味しいことは以前にもお伝えしましたが、魚料理の『八千代丸』は、漁船直結の新鮮な食材を、豪快に食べられる素敵なお店です。今月このお店で、生まれて初めてフグ(ご当地ではフク、でしたね)を食べることができ、我、民間に育ちました者ですから大感激です。この他アラ(クエとも申しますね)も旨味があって美味しかったです。
そして写真にも載せました<カレー丼>が美味しい『都そば』。ここは、とある幹部俳優さんから、美味しいから食べてみなさいとオススメを頂いて、今日のお昼に出前で頼みました。そば屋ならではの、和風のダシの効いたさっぱりとしたカレーに、生卵が加わってまろやかな風味となり、沢山入ったカシワとともに頬張れば、幸せな気分になること間違いなしです!

それから<焼酎>について。これは九州産ではないのですが、私の父方の祖母が、瀬戸内海にある島にすんでいるのですが、その島だけで採れるという<白いも>というサツマイモ。これを最近焼酎にすることに成功したので、出来上がったものを送ってもらっていたんです。今月ウィークリーマンションで味わっておりましたが、ちょっとクセがあるものの、なかなかいけます。その名も<七幅芋焼酎 あんぶん>。皆様よろしくお願いいたします。
また先ほどの『八千代丸』で頂いた<甕仙人>は、手作り甕仕込みということですが、やや甘めで飲みやすいですね。

今晩は、以前お邪魔した『祇園鉄なべ』へ先輩方と参ります。どんなお話が聞けるでしょうか?
まだまだ行ってみたいお店はいっぱいです!