タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ハルラサンに向けて~2

2012年06月17日 | 韓国情報
 つつじ畑待避所に着く前から雨になっていました。そのため何はさておいても待避所に避難しました。

     

 待避所の中は混雑していました。ここで遠慮していては何もできません。人をかき分けるようにして奥にはいると狭いスペースがあり、そこで昼食を採り、雨の中を歩く準備をしました。頭の中ではこれからどうするか、これから先のことをシュミレーションしていました。

 このまま登山を続けるか?それともここから下山するか?

 混雑した待避所の中で昼食を採り登山準備をして出発すれば12時前になります。そこからコースタイムどおりに歩いても山頂到着は13時30分になります。しかし、いまのメンバーの状態ではコースタイム通りに歩くことは不可能と言えます。問題は何分オーバーするかですが、これから森林限界をぬけて風が強くなるとますます条件が悪くなります。

 冷静に考えると、このまま頑張って登っても山頂の手前で時間切れになる可能性が非常に高いのです。その日の長は寝不足で体調不良、と言うことはありませんでした。タカ長独りだけなら山頂に立つことは可能だったでしょうが、もとより登山の原則はパーティを分けないで全員で行動することです。ましてここは「外国の山」なのです。

 無理して登って疲れをためてもいけません。まだ旅は始まったばかりなのです。まして、、、、頑張った末に山頂を踏めないとなるとダメージが大きくなります。

 そのようなことを考えて、山頂まで2.3km地点のつつじ畑待避所から下りることにしました。

        

 待避所の外のガスはなくなっていましたが、雨は本降りになってきました。その前で証拠写真を撮って下山をはじめました。

      

 この待避所は多くの人が利用するのでしょう。まわりにはたくさんのトイレが設置されていました。登らないとすれば時間はあるのでトイレを見てまわり、待避所から一番遠いトイレで用を済ませ出発しました。

         

         

 待避所のまわりにはその名前のようにつつじがたくさんありましたが、花はやっと咲き始めた状態でした。

 帰心矢のごとし、と言う言葉もありますが、下山を決めるとメンバーの足取りも軽くなり、速くなったような気がしました。と言ってもそのあたりの登山道は火山岩がゴロゴロしている道です。私たちの年代では登り以上に気を使う必要があるのは当然のことです。

      

 とにかく登山口まで下りてきました。濡れ鼠状態です。

 登山口には店もあるので中に入ってみましたが、、、、、、

      

 雨具を取って町に帰る支度をするスペースはありません。外にはタクシーもいません。

 さてどうするか?

 登山口のすぐそばには済州島を南北に走る幹線道路が走っています。南の西帰浦(ソギポ)市と北の済州(チェジュ)市を結ぶその道路は、言ってみれば済州島の「東名」だと言えます。済州島には高速道路はないのですが、、、、、。

         画像はネットより借用

 その幹線道路にあるこのようなバス停で雨を避けながら、バスかタクシーかとにかく早く来たほうに乗るつもりで幹線道路に行くと、、、

 バス停に着くと同時にバスがやってきました。

         

 バスに乗ると中は暖かくてカメラのレンズは曇ってしまいました。一度拭いてもまた曇り、、、、そのようなことを何度か繰り返して撮影できるようになりました。

         

 そこまではあまりあれこれ考えないでの行動でしたが、、、、考えてみればわれながら優れた判断だったと内心にんまりしたものです。

 濡れ鼠の状態でもバスなら遠慮なく乗ることができます。バスの終点のバスターミナルまで行けば、当たり前のことですがそこには屋根があります。その下でゆっくり着替えができます。

         

 ホテルまでの最短距離を考えると途中下車したほうが良いことは分かっていましたが、とにかく終点のバスターミナルまで乗っていました。

 そこでゆっくろと身支度を整えタクシーでホテルに帰りました。

 何と言っても初めての町、タカ長には西も東も分からないのでタクシーで帰る以外に選択肢はないのです。

      

      

 「旅レコ」の記録です。歩いたのは画像下側の東西の線の部分、そのほかはバスが走った軌跡です。

 上のほうで軌跡が乱れていますが、あそこがバスターミナルです。こうしてみると一日の軌跡が手に取るようにわかります。

     

 ホテルに帰って仲間たちと合流、すぐそばの食堂で夕食をとりました。前菜とマッコリー、、、、、、。

 このマッコリー、下戸のタカ長にもゆけました。調子に乗って飲むと後が怖いので少しだけしか飲みませんでしたが、上戸の人には美味しいものだと思われます。

           

 チェジュの黒豚とさばの塩焼きがメイン。

 あのさばは美味かったなぁ、、、、、、。



 
 


ハルラサンに向けて

2012年06月16日 | 韓国情報
 雨になりました。私たちの裏山はカラカラに乾いた状態だったので、その意味では恵みの雨ですが、、、、、この雨が長く続くようだと臨時主夫としては洗濯のことが心配になります。いよいよの場合は団地の下にある店に行って乾燥機に放り込めば済むことなのですが、そのとき使うカードがどこにあるか、それが分からないのです。

         

 2012年4月29日早朝済州島に着きました。例の通り階段を使って一番上から、このときばかりは重い荷物を持って済州島に上陸です。

 港から新済州にあるホテルまでタクシーで移動。そのタクシーの運転手に明日の天気を聞くと雨模様だと言う返事でした。この間の会話はもちろん韓国語です。分からなくても良いこと(?)だけはバッチリ理解でききました。

 ホテルについて先着している仲間と合流しました。この日の予定は彼らのイヌワシ調査に加わることでしたが、その彼からも「天気が下り坂なのでハルラサンに登るのは今日しかない」と言われて急遽予定を変更しました。大きな荷物は彼の部屋に置かせてもらい大急ぎで登山の支度、そして近くのコンビニに走り昼食の準備。

 コンビニを出たところにタクシーが来たので、そのタクシーをつかまえて登山国のソンパナクに急ぎました。

        

 この時点では曇り。ハルラサンはすべて見えているようでした。右端に見えるピークが30日に登ることになった御乗生岳です。今日の予定はもちろん中央に見えるハルラサン山頂です。

 ところがタクシーが登山口の近くに近づいてくるとガスが流れてきました。天気が下り坂なのは分かっていますが、それにしても思った以上に早く崩れてきているようです。

 済州港に着いたのが6時。それからタクシーでホテルへ行き、登山の支度をして登山口に駆けつける、この間2時間ですから、、、、何ごとにもスローモーなタカ長としては上出来のスタートなのです。最初の予定通り4月30日に登山できる場合は6時頃から歩き始めるよう考えていました。その意味では2時間遅れの出発と言うことになります。

         

 ハルラサンでは山のなかで泊まることは許されていません。韓国の最高峰と言っても日帰り登山の山なのです。そのため入山や下山には厳しい時間制限があります。

 ハルラサン山頂では午後の2時、14時になると下山させられます。山頂まであと100mだから、と言うような甘えは許されません。山には監視員がいてこの規定は厳密に適用されます。入山も、たとえばソンパナク登山口では12時30分までで、それ以降は山に入ることは出来ません。登山口から山頂までコースタイムどおり歩いたとしても4時間半かかりますから、登山の人は9時半までには出発しないと山頂に立てないことになります。

 同じような規定は他の登山口にもあります。タカ長たちが30日に行ったオリモク登山口は14時になると中に入れません。入山時間を過ぎると登山口に近いところを散歩することも出来ない、と言うことなのです。

 ハルラサンに登られる人はこの規定を頭に入れておかないと山頂に立つことは出来ません。くどいようですがこの規定は厳密に適用されます。せっかく日本から来たのだから、と言うような甘えは一切受け付けてもらえないと理解したうえで予定を立ててください。。

           

 私たちはいつものペースで歩き始めましたが、この日は日曜日で登山者も多く、ほとんどすべての登山者に追い越されました。韓国人登山者はいらちなのか(?)とにかく彼らのスピードは速いのです。このことはすでに何度も経験しているので私たちがペースを乱されることはありませんが、、、、、、。

        

 登山道にはこのような表示がたくさんあります。これを見るといま登山口から2.6kmのところまで歩いたこと、この間のコースタイムと自分たちが歩いた時間を照合すれば、コースタイム通りに歩いているのか、遅れ気味になっているのかすぐに分かります。また、その差をチェックすることで山頂までに時間をある程度予測することもできます。

       

 実はもう一台のカメラの画像が無くなったので、、、登山道の様子を紹介できないのですが、登山口から山頂まですべてこのような木道ではありません。石がごろごろしたところもありました。火山岩です。そのためでしょうか、雨にぬれても案外滑らなかったので助かりました。

 その道を登っているとき仲間のペースが落ちてきたようです。いつもは足が早くてタカ長をおいて行くタカカノもこの日ばかりは不調、タカ長の前に出ることは一度もありませんでした。夜行の船から登山口に駆けつけるのは体調維持の面では問題があるようです。やはり寝不足なのですね。

         

 つつじ畑待避所に着く前から雨になりました。小屋の前に着いたときはガスが深くてどこに待避所があるのか分からない状態でした。

 ここまでは体調が悪いとは言いながらコースタイムより20分遅れですから、タカ長たちとしては悪くないペースでした。しかし、雨が降ってきました。

 とにかく待避所に避難します。       つづく




あの花が咲く前に、、、、

2012年06月15日 | 山歩きから
         

 路傍の雑草、ではありませんよ。アケボノソウです。撮影したのは今朝の裏山歩きのときです。

 この時期はほとんど雑草状態ですが、裏山に秋風が吹き始めるころ白い花をつけます。

    その花が咲く前に、、、、、タカ長の嫌な暑い夏。

       その夏を耐えないとあの花を見ることが出来ません。

          夏を前にチョッピリ不安なタカ長です。

           ウツボグサ

 雨が降り始めました。予報では一週間くらい傘マークが続いています。

       わが裏山はカラカラに乾いているので雨は歓迎ですが、、、、、

       タカカノが旅に出て一家の「臨時主夫」となったタカ長としては、、、、、

       洗濯物のが乾くか、そのことを心配しています。

いざロンボク島へ

2012年06月13日 | 旅行のことなど
今日の画像はすべてネットから借用したものです

 いざロンボク島へ、、、、、と言ってもタカ長が行くわけではありません。行くのはタカカノでタカ長は独り寂しく(?)留守番です。

          

 ロンボク島と言ってもどこにあるかお分かりにならない人も多いはずです。しかし、その西隣にあるバリ島はご存知ですね。そうです、超有名なバリ島の東隣にあるのがロンボク島なのです。そのロンボク島へのエコ・ツアー。

 小さな島のようですがそのなかには標高3726mのリンジャ山があります。

                            

 この山がそのリンジャ山。これだけ高いと植物や野鳥などの垂直分布も面白そうですね。そしてそれより面白く思われるのはバリ島との間にウォーレス線が走っていて、その東と西では生物の様子がまったく違うこと、と言うようなことを何かで読んだことがあります。

 氷期、ボルネオからバリ島は陸続きになっていました。同じようにパプアニューギニアやオーストラリアは陸続きになっていましたが、この二つの陸はバリ島とロンボク島の間で陸続きになることはありませんでした。そのためこの海峡をはさんだバリ島とロンボク島では生物相が異なる状態がいまに続いているわけです。

 生物のことを専門とされている人にはその意味も面白さもお分かりなのでしょうが、タカカノやタカ長などの素人でもウォーレス線を越えて旅をすることは何となく面白そうで興味があるのです。

 最初の予定ではそのウォーレス線を船で越えることになっていました。しかし、現地でお世話をして下さる人の情報で飛行機に変更されました。船で行けるほどの距離を飛行機で、、、と言うのは治安上の問題があるからです。そのあたりの事情は転地の人がご存知ですから、その人のアドバイスに従うしかありませんね。

      

 南の島ですからこのような海を見ることが出来るのでしょうが、タカカノたちの興味の中心はやはり鳥ですね。その鳥のことを土産話としてお知らせできれば良いのですが、タカカノはまったくと言って良いくらい写真を撮りません。

 今回は「旅レコ」とコンデジを持たせますが、、、、、ピンボケでない写真が何枚帰ってくるか、、、、、心持たない気持ちで待つことにします。



 

今日の裏山~6月12日

2012年06月12日 | 山歩きから
 今日の裏山歩き、出発前には雨が降っていました。それでも9名が集まり雨具をつけて出発しました。

 いつもの道を登って稜線に出て、その稜線を北に向けて歩いていつもの集落へ。

 稜線に上がるころには雨も上がり、ひんやりとした空気のなかを歩くことが出来ました。しかし、稜線に昇る沢みちでも、稜線歩きでも、これと言った鳥は確認できませんでした。

        

        

 集落から中国自然歩道に帰る林道がいつの間にか全面舗装されていました。この林道はほとんど舗装されていて、未舗装の区間は短かったのですが、それが舗装されてしまって林道歩きがチョッとだけ面白くなくなった感じですね。

 この林道、一日何台の車が通るのか知りませんが、、、、、、ほとんど通らないことは間違いありません。と言うことは一台あたりにしたら相当高い費用がかかっていると言うことです。人口一人当たりにしたら田舎に多くの税金が使われている、、、、、と言うような議論があったことを思い出しました。

    

 林道のそばのイチゴはいまが食べごろ?このようなものを見たら黙って通り過ぎる私たちではありません。適当に口に入れながら歩きました。おいしかったですよ。

    

 ツユクサも目につきました。タカ長の認識ではこの時期の花ではないのですが、、、、、、とにかく咲き始めていました。

 林道が舗装され、そのために林道のそばの植物が切り払われ、見るのを楽しみにしている花がなくなるのが心配になりますが、ここのイチヤクソウは何とか無事でした。

    

 このイチヤクソウは中国自然歩道で撮ったものですが、今年もまた思わぬところで見つけることが出来て嬉しく思っています。それとともに、、、何年か前までは見られて、いまは姿が見えなくなったところで2輪、3輪見られたのは収穫でした。

 オオルリの巣は昨日紹介した1棟だけが利用されているだけでした。サンコウチョウの声も一ヶ所で聞いただけ、しかし、そこではほとんど同時に二方向から声がしましたから、その近くで繁殖している可能性もあります。その確認に行くにはチョッと地形が厳しいところなので繁殖確認には行きませんが、、、、雛をつれたサンコウチョウが現れることをひそかに期待している今日のタカ長です。


今日の裏山~6月11日

2012年06月11日 | 山歩きから
間伐はしたけれど、、、

 仲間3名と一緒に裏山を歩きました。

 秋には松茸を楽しむことが出来た尾根を下りてみると、、、杉や檜の森が伐採されて見違えるほど明るくなっていました。それは良いのですが、ここもまた間伐しただけで、そのあとは片づけないまま放置されていました。そのため景観も良くないのですが、山道として利用していた踏みあともそのなかに埋もれてしまい歩きにくい尾根になっていました。

        

        

        

 ご覧の状態です。間伐材を下ろしてもペイしないのは分かりますが、多少は片づけてほしいと思うのは無理な要求なのでしょうか?

 この山の下には団地もあります。もしまた99年6月のような豪雨におそわれたら、、、、、、と考えるとゾッとするような光景ですね。身勝手なことを言ってはいけないのでしょうが、ひどい豪雨がやってきて、この裏山で土石流が発生してもタカ長団地にはやって来ないので、その面ではチョッとだけ安心です。と言うことにしています。本当のところは、自然災害はいつどのようなかたちで襲ってくるか分からないので何とも言えないのですが、、、、、。

         

 嬉しいこともありました。裏山のオオルリマンションに入居者があったことが確認されました。今年初めての確認です。

         

 この巣のなかがどのような状態なのか確認していません。立派な巣があることを双眼鏡で確認しただけで、早々のその場を離れました。雛の誕生を期待したいですね。

 今朝久しぶりにサンコウチョウの声を聞きました。登山口に近いところと、もうひとつは涸沢の方向から声が聞こえてきました。しかし、いずれも姿の確認は出来ていません。

 声を確認したのはキビタキ、オオルリ、クロツグミ、ヤブサメくらいでしょうか。いつもより少しだけ多く野鳥の気配を感じた今日の裏山です。

今日の裏山~6月10日

2012年06月10日 | 山歩きから
紫陽花の寺は、、、、

 わが裏山の、南側の、別の団地から登っていく道筋にあるお寺には紫陽花が多く、その寺は花の寺を目指している、と仲間から聞きました。つい先日のことです。

 そのあたりに新しい寺があるのは知っていましたが、訪ねてみた記憶はありません。そこで下見を兼ねていってきました。

 車を使って行くことが出来る寺ですが、そこは裏山の一角ですから、いつもの駐車場から歩いて往復しました。片道2時間のコースですが、、、、わざわざ訪ねていくお寺だろうか???と言うのが正直な印象でした。


         

 確かに紫陽花の花は咲いていましたが、、、ほとんどの木は若くて、、、、いまの段階では「紫陽花寺」とは言いかねるものでした。寺にしても、その寺を埋める花にしても、ある程度の時間を積み上げないとありがたみに欠けます。なんでも最初は一年生、初めは初めですから言っても仕方ないことですが、いまの段階で大きな期待を持っていくと落胆されること間違いなしの寺ですね。
     

 花の寺はさつきの花が咲いていました。これとて特別どうこう言うほどの皐月ではありません。もう少し時間の経過を見てから観賞する花だと思います。

         

     

 タカ長は道々足元ばかり注意して歩きました。お目当ては夏キノコですが、、、、、、結論的に言えば何もありませんでした。目についたのはこのツルアリドウシの白い花。

     

 コナスビやトンボソウはかなり目につきましたが、このイチヤクソウはひとつ見つけただけです。

 鳥はキビタキだけ???サンコウチョウはもちろんですが、クロツグミやオオルリの声も確認できませんでした。今年の裏山は冬鳥も夏鳥も不作、タカ長たち野鳥ファンには寂しい裏山になっています。

         

 夏鳥の声があふれ、空にはこの山で繁殖しているであろうハチクマが飛んでもおかしくないのですが、、、、、、今年に限って言えば、それは高望みだと認めざるを得ないようです。


済州島に向けて、、、

2012年06月09日 | 韓国情報
 さて、しばらくお休みした韓国情報です。

 2012年4月28日、釜山からの船で済州島に向かいました。釜山には何度も行っているので船着場に行くのも簡単なものです。距離的にも近いのでホテルから歩いてゆきました。

         

 ターミナルに着いてからチケットを受け取ります。船の予約は日本の旅行社で行っていますが、実際のチケットをもらっているわけではありません。窓口に行ったら分かるようになっている、と聞かされているだけです。昔はこのような場合、釜山に着いたときにこちらの旅行社の人からチケットを受け取ったことがありますが、最近は経費節約のためすべてがネットで処理されているのでしょう。

 窓口に行ってそのことを伝えたら、、、、と言ってもこちらは国際線ではないので、窓口嬢は日本語を解しません。タカ長の韓国語も超怪しいものですが、それでも何とか意思が通じてチケットを手にすることが出来ました。

         

 これがそのチケットです。ハングルが分かる人が見ると個人情報がもれますが、まぁいいでしょう。

 チケットには2等の112号室になっていますが、、、それでも上の写真で見る「家族室」と表示されている部屋で、上から二つ目の良い部屋なのです。10名用の部屋を4名で使って一人当たり57000ウォンです。良い部屋ではありませんでしたが、自分たちだけの個室になるので、それだけであり難いですね。

 乗船後に船の中を歩いて見ましたが、3等の部屋は「たこ部屋」状態でした。夜休む前に、人が座った状態でいっぱいでしたから、寝るときは最盛期の山小屋並みになるのでしょうか?そのことを考えると一人当たり千数百円は安いものです。

         

 これがその「家族室」です。この画像の左奥にはバス・トイレもついています。ご覧のように、お世辞にも豪華な部屋とは言えませんが、自分たちだけの空間を確保できることは有難いことです。

         

 それは良いのですが、上から二番目のクラスと言っても、自分たちの荷物はあの一番上の部屋まで持って上がらないといけませんでした。気の利いたタラップみたいなものはないのです。すべて手で持って上がること、これが大変でした、と言いたいのですが、、、、、、

         

 本当はこのブルーのシャツを着た人がひょいと持ってくださって、、タカ長は旅行カバンを持たないまま彼のあとについて上がっただけです。年寄りが重そうに持っていたので見かねたのでしょうが、本当に有難いことです。韓国の人は年寄りに優しいのです。

 荷物を持ってもらったのはタカ長だけではありません。仲間も持ってもらいました。ついでに言えば、翌朝済州港に着いて下船するときも持ってもらった者もいます。

 タカ長は下りる時くらい自分で持ちました。旅行カバンが持てないようでは旅行する資格はない、と自分に意地を張って持ちました。

 そのようにして済州島の旅は始まったのです。


あ~ぁ、弱雨

2012年06月08日 | 山歩きから
 タカ長に忌引きなし?

 仲間たちとアカショウビンで有名な県北の山に行きましたが、、、、、予報どおり雨でした。こんなときの雨予報は当るのですね。それは良いのですが、、タカ長の見ているネットでは時間雨量が何ミリであっても「弱雨」としか表示されていません。

 だいたい「弱雨」とは時間雨量が何ミリまで言うのでしょうか?気象用語を理解していないタカ長ですが、それにしても「弱雨」以外の表示を見たことがないとなると、、、、何かしらおかしい気がします。弱雨の次は「豪雨」になるの?

 どうでも良いことをあれこれ言いたくなるのは「八つ当たり」???

         

 雨なので予定通り歩くことが出来ず、林道の途中まで車で上って、、、山頂部分だけを歩いてきました。お目当てのアカショウビンは、、、、姿どころか声も確認できませんでした。ここでも耳についたのはキビタキで、、、、、、、そう言えばキビタキが車のすぐ前を飛ぶのを見ました。

 コルリの声は聞こえたようですが、マミジロになると、、、、、確かあの時鳴いたのがマミジロだったような????と言う程度です。終始雨が降っていたので、、、、そしてその中を歩いていたのですから、タカ長が自信を持って言える夏鳥はキビタキだけですね。

        

 この山は鳥が見られなくても花を楽しむことも出来ます。花を見るのは、、、、雨の日は雨の日の風情があって良いのですが、ただ写真を撮るとなるとカメラを出すのが億劫になります。やはり降らないほうが良いですね。

        

        

        

 雨にぬれたラショウモンカズラなんて悪くない被写体ですが、雨の中ではカメラアングルをあれこれ考えることも出来ません。カメラを濡らさないようにすることを優先してしまいます。それでもタカ長はプロではないので、適当に撮って適当に楽しんで、、、

 最後は皆で温泉に入って帰りました。

 誰かが言っていました。安い金で心豊かに遊んで、、、、と。そうですね。雨の日は雨の日の楽しみ、今日も心豊かにハッピーな気分で過ごすことが出来ました。



 

いま死ぬと言うことは、、、、、

2012年06月05日 | 日々雑感
         

 タカカノの母が亡くなりました。

      昨秋から半年以上の病院生活

      亡くなったらすぐに葬儀場に連れて行かれ、、

      葬儀が終われば本人も知らない火葬場で骨にされ、、、

        (田舎の火葬場は統廃合されて、住み慣れた村の火葬場は閉鎖されている)

      やっと住み慣れた自宅へ帰ってくる。

      本人の思いとは別のところで進んでいく一連の流れ、、、、

 いま死ぬと言うことは、、、、、、

      義母の亡骸を見ながら複雑な心境のタカ長です。


           と言うことで一両日ブログの更新は出来ません。