タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ハルラサンに向けて

2012年06月16日 | 韓国情報
 雨になりました。私たちの裏山はカラカラに乾いた状態だったので、その意味では恵みの雨ですが、、、、、この雨が長く続くようだと臨時主夫としては洗濯のことが心配になります。いよいよの場合は団地の下にある店に行って乾燥機に放り込めば済むことなのですが、そのとき使うカードがどこにあるか、それが分からないのです。

         

 2012年4月29日早朝済州島に着きました。例の通り階段を使って一番上から、このときばかりは重い荷物を持って済州島に上陸です。

 港から新済州にあるホテルまでタクシーで移動。そのタクシーの運転手に明日の天気を聞くと雨模様だと言う返事でした。この間の会話はもちろん韓国語です。分からなくても良いこと(?)だけはバッチリ理解でききました。

 ホテルについて先着している仲間と合流しました。この日の予定は彼らのイヌワシ調査に加わることでしたが、その彼からも「天気が下り坂なのでハルラサンに登るのは今日しかない」と言われて急遽予定を変更しました。大きな荷物は彼の部屋に置かせてもらい大急ぎで登山の支度、そして近くのコンビニに走り昼食の準備。

 コンビニを出たところにタクシーが来たので、そのタクシーをつかまえて登山国のソンパナクに急ぎました。

        

 この時点では曇り。ハルラサンはすべて見えているようでした。右端に見えるピークが30日に登ることになった御乗生岳です。今日の予定はもちろん中央に見えるハルラサン山頂です。

 ところがタクシーが登山口の近くに近づいてくるとガスが流れてきました。天気が下り坂なのは分かっていますが、それにしても思った以上に早く崩れてきているようです。

 済州港に着いたのが6時。それからタクシーでホテルへ行き、登山の支度をして登山口に駆けつける、この間2時間ですから、、、、何ごとにもスローモーなタカ長としては上出来のスタートなのです。最初の予定通り4月30日に登山できる場合は6時頃から歩き始めるよう考えていました。その意味では2時間遅れの出発と言うことになります。

         

 ハルラサンでは山のなかで泊まることは許されていません。韓国の最高峰と言っても日帰り登山の山なのです。そのため入山や下山には厳しい時間制限があります。

 ハルラサン山頂では午後の2時、14時になると下山させられます。山頂まであと100mだから、と言うような甘えは許されません。山には監視員がいてこの規定は厳密に適用されます。入山も、たとえばソンパナク登山口では12時30分までで、それ以降は山に入ることは出来ません。登山口から山頂までコースタイムどおり歩いたとしても4時間半かかりますから、登山の人は9時半までには出発しないと山頂に立てないことになります。

 同じような規定は他の登山口にもあります。タカ長たちが30日に行ったオリモク登山口は14時になると中に入れません。入山時間を過ぎると登山口に近いところを散歩することも出来ない、と言うことなのです。

 ハルラサンに登られる人はこの規定を頭に入れておかないと山頂に立つことは出来ません。くどいようですがこの規定は厳密に適用されます。せっかく日本から来たのだから、と言うような甘えは一切受け付けてもらえないと理解したうえで予定を立ててください。。

           

 私たちはいつものペースで歩き始めましたが、この日は日曜日で登山者も多く、ほとんどすべての登山者に追い越されました。韓国人登山者はいらちなのか(?)とにかく彼らのスピードは速いのです。このことはすでに何度も経験しているので私たちがペースを乱されることはありませんが、、、、、、。

        

 登山道にはこのような表示がたくさんあります。これを見るといま登山口から2.6kmのところまで歩いたこと、この間のコースタイムと自分たちが歩いた時間を照合すれば、コースタイム通りに歩いているのか、遅れ気味になっているのかすぐに分かります。また、その差をチェックすることで山頂までに時間をある程度予測することもできます。

       

 実はもう一台のカメラの画像が無くなったので、、、登山道の様子を紹介できないのですが、登山口から山頂まですべてこのような木道ではありません。石がごろごろしたところもありました。火山岩です。そのためでしょうか、雨にぬれても案外滑らなかったので助かりました。

 その道を登っているとき仲間のペースが落ちてきたようです。いつもは足が早くてタカ長をおいて行くタカカノもこの日ばかりは不調、タカ長の前に出ることは一度もありませんでした。夜行の船から登山口に駆けつけるのは体調維持の面では問題があるようです。やはり寝不足なのですね。

         

 つつじ畑待避所に着く前から雨になりました。小屋の前に着いたときはガスが深くてどこに待避所があるのか分からない状態でした。

 ここまでは体調が悪いとは言いながらコースタイムより20分遅れですから、タカ長たちとしては悪くないペースでした。しかし、雨が降ってきました。

 とにかく待避所に避難します。       つづく




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2 コメント

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お早うございます、 (Imaipo)
2012-06-17 07:45:01
舟でついて速登山はきつかったでしょうね
まして雨だと気も滅入りますね。
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Unknown (タカ長)
2012-06-19 07:03:36
imaipoさんおはようございます。
やはりこの歳になると夜行で行って山に登るのはきついようですね。
私たちのグループではそのような登山はしていません。登山口の町で1泊してから登っています。
今回は天気が悪くてそのように出来ませんでした。
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