「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ファミ劇太陽放送3/15=風来坊ゴリと老刑事/結婚詐欺容疑者ゴリと婚約者!

2019-03-14 00:20:50 | ファミ劇日誌
さて、3/15のファミ劇太陽放送です。

【CS】

▼ファミリー劇場HDリマスター版 マカロニ編

3/15(金)
6:30~7:30
=再放送=[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#40
ファミリー劇場HD(CS)
第40話 48.04.20 淋しがり屋の子猫ちゃん (長さん)


3/15(金)
7:30~8:30
=再放送=[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#41
ファミリー劇場HD(CS)
第41話 48.04.27 ある日、女が燃えた (山さん)


3/15(金)
19:00~20:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#42
ファミリー劇場HD(CS)


3/15(金)
20:00~21:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#43
ファミリー劇場HD(CS)



第42話 48.05.04 知らない街で・・・・ (ゴリさん)

ゲスト:小栗一也
神田隆 
久富惟晴
戸部夕子 京春上
貫恒実 松本伊佐武
石川隆昭 築地博 久本昇 岡本隆 金子富士雄

脚本:小川英 中野顕彰 
監督:土屋統吾郎


ある朝、通勤中の殿下は人のごった返す駅でゴリさんとすれ違った。その際、ゴリさんはパンを落としていって、そのパンを拾った殿下が呼び止めようとしたが、ゴリさんはホームの雑踏の中に消えていった・・・。
そんなある意味不思議な出来事があったことを、当然ゴリさんが出勤していない一係で殿下が話をしていると、ゴリさんから報告を受けていたボスがあらましを教えてくれた。
昨夜、ゴリさんはスナックで食事していた。そこに警官が入ってきて、客の中に極端に「ギク」っとした表情を浮かべた細身の男がどうしても気になり徹夜で尾行、殿下が目撃したのはその途中だったらしい。
その頃、北和泉の街にいたゴリさんは、男がスナックに入るので続けて入店しようとしたがヤクザ風の男たちに断られた。押し問答の末乱闘騒ぎになり、北和泉署の新谷係長らに逮捕されてしまう。
ゴリさんの身元は判明したものの、新谷は管轄外でヤマカン捜査を行っていることを批判したが、男について説明はしてくれた。
男は西といい新宿のバーのマスターで、スナックで彼と一緒に居た女は、あの店の主で、北和泉を「牛耳る」黒岩興業の社長の「おんな」であった。
新谷は西が何か犯罪を起こせば自分たちが逮捕するとゴリさんの云ったさき、飄々と佇んでいた老刑事の古山が、突然新谷に「人を撃ったことがあるか」と尋ねる。新谷は警察大学では射撃成績トップだったので急所をはずして倒すことができると豪語したが、古山は新谷が何事も自分の計算通りにいくことを前提とした捜査方針を否定した後、自分は明日定年退職だからと高みの見物のようなことをゴリさんに言った。それらのやり取りを聞きながらゴリさんの心中ははらわたが煮えくり返っていた・・・。
西は絶対事を起こすに違いない、しかし北和泉署の連中はあてにはならない。ゴリさんはこの街に居座ることを決める。
ゴリさんはもう一度あのバーへ乗り込んだが、今度は黒岩も店に居て、けんかの賠償代わりにステーキを御馳走になる。
どうやら黒岩はゴリさんをヤクザか風来坊だと認識しており、刑事だとは思っていなかった。これ幸いとゴロツキを演じ内情を探ろうと色々話を聞いていたが、そこに新谷係長が女性同伴で入店してきた。新谷はゴリさんのことに気付いたようだったが黙認、黒岩たちの話によると、古山と新谷は犬猿の仲だが、新谷は古山の娘・洋子と交際しているそうだ。ただ、西が新谷の方を何気なくそれも鋭く凝視しているのがひどく気になった。
黒岩がゴリさんが気に入ったようで、黒岩の会社に入れてくれとの申し出がすんなり通った。
黒岩一行が会社に戻ると、古山が待ち構えていた。彼らは20年来「持ちつ持たれつ」の付き合いをしているそうだが、古山は西のことを気にして黒岩に尋ねたが西はバー関係の相談に乗る為に来ていると黒岩が答えた。古山は自分が退職するまでは問題を起こすなと言って、そこにいたゴリさんを飲みに誘うためひっぱった。
屋台にて、古山はゴリさんにこの街から去るように言いながらも、新谷がヤクザを上手に使わず、自分のやり方を無視したりグチをこぼしながら、なぜか古山もゴリさんのことを気に入り、自宅に泊めた。
泥酔した古山は定年後に黒岩の世話で警備の責任者として大きな工場に再就職することなどを漏らしながら寝てしまった。洋子はゴリさんに新谷と食事していたことを内緒にしてほしいと頼まれたが、それを古山は聞いてしまった・・・。
ダンスホールで西を張り込んでいたところ、新谷たちがゴリさんご強引に連行、七曲署へ帰るように強く命じた。この事態から、ゴリさんが刑事であることが黒岩たちにバレてしまう。
その直度、街で新谷が何者かに狙撃され腕を負傷してしまう・・・・・・。



若い捜査係長、定年秒読みの刑事、その土地を牛耳っている実質的暴力団の会社とその社長、新宿から来た怪しい男とゴリさん。
一見関係の無い登場人物がいつの間にか繋がってきて、長年の持ちつ持たれつの関係が一方の慾得で全てが崩壊していく・・・。

お目付け役の殿下が目立っている以外は殆ど一係メンバーの出番が無い、いわゆる「出張モノ」で、ゴリさんが得意とするワンマンショーとなっています。

というか、ゴリさんの器用さというか・・・即座にチンピラに化けたりできるのはなかなかできませんから(^_^;)
『東京バイパス指令』で竜さんが演じられた槙警部補に通じるものがあるかもしれません。

ゲストがバラエティに富んでいますので、そこも見どころかもしれません。
ゴリさんの味とゲストの独特な風味、知らない街の独特な雰囲気で、いつもの太陽とはちょっと違ったテイストが楽しめる逸品です。
(「知らない街」のロケ地は、神奈川県泰野市のようです。)



第43話 48.05.11 きれいな花にはトゲがある (ゴリさん・ボス)

セミレギュラー:南原宏治

ゲスト:二本柳敏江
山本武 奥野匡 野村明司
桐生かほる 鹿島信哉 籾山豊 加藤茂雄 宮原貴子 安藤純子 宗岡千恵子 
高野真二

脚本:小川英 鴨井達比古
監督:斎藤光正


最近、一係部屋が花で華やかなのは、ゴリさん宛てに花束が贈られ続けているからであった。
周りが女性から贈り物だと冷やかしたが、それを受けるゴリさんは本当に困惑していた、何のことやらさっぱり解らなかったからだ。
一方、ゴリさんは政財界の大物・桐野に関する事件の証人として、裁判に出廷することなっていて、その打ち合わせをするため一係から外出していた時、その一係にとも子という女性がゴリさんを訪ねてきた。自分はゴリさんの婚約者で、花束は自分が贈っていたことを話し出した。一応ボスが応接したが、身のこなしからホステスだとわかり、実際そうであった。
ボスはゴリさんと共にとも子が勤めているクラブに赴いたが、やはりゴリさんは見たことが無い女性だというが、とも子がゴリさんと婚約したことが、とも子の同僚にも伝わっていた。
しかし、まったくもって身に覚えのないゴリさんはとうとう激怒、とも子と言い争いの末、はずみでとも子に怪我をさせてしまう。
翌日、とも子の弁護士である沢村がゴリさんを結婚詐欺と暴行傷害で告訴すると署長のところに押しかけてきた。
示談には応じないということで、署長はゴリさんを逮捕するようボスに命じながら、とも子が怪我をした際にその場にいた事について詰った。何れにしてもゴリさんが起訴されれば即刻懲戒免職にすると息巻いた。
ゴリさんはとも子に怪我をさせた事以外は全く身に覚えが無いということは変わらないのだが、とも子の方は具体的な証言を提示、裏付け捜査を行ったところ、とも子の証言を裏付ける証人がその度悉く現れたため、ゴリさんの容疑は動かぬものとなった。さらに、ゴリさんを労って食事に誘ったボスの様子を新聞社がスクープし、新聞の一面を飾ってしまい署長が激怒、とことんゴリさんを信じているボスと衝突し、結局ゴリさんは謹慎、捜査は第二係に回すことが決まってしまう。
事が煮詰まった。ゴリさんは辞表を提出したが、ボスは何故かゴリさんを証拠隠滅と逃亡の恐れがあるとして、ゴリさんを留置場に拘留するよう山さんに命じた。
ボスはこのとも子の一連の騒動に最初から違和感を感じていた。長年ゴリさんと付き合ってきたボスだからこそわかる部分ではあったが、それは今となっては一係一同同じ思いだった。ボスはクビをかけて捜査を続行することとした。
一方で桐野の事件の証言をしなければならないゴリさんの窮地は担当検事を失望させていた。
殺人犯の最期の証言で桐野に指示されたと聞いた証人がゴリさんの他に医師と看護婦が居たが、突然ゴリさんを除く二人が前言を翻したため、桐野を有罪にするにはゴリさんの証言ひとつにかかっていた。
ぞのような状況から山さんは、今回の事件はゴリさんを刑事失格に追い込みんで信用を失墜させるのが目的で、裏で買収工作や脅迫が行われており、それが完璧に近い形で行われているので先頭に立って裏工作をしているのは、とも子の弁護士である沢村ではないかと推理した。
ボスはゴリさんの拘留期間である明日の午後三時、それがダメであれば桐野の公判が行われる明後日までにゴリさんの濡れ衣を晴らすよう、一係一同に気合を入れた。
各々、とも子事件の証人や桐野事件の証人に粘り強く食い下がるが、証言は覆されない。
拘留期間が切れたゴリさんを何か策が閃いたボスが連れ、沢村の事務所へ赴いたが、いきり立つ沢村の前でゴリさんは結婚することに承諾してしまう。
沢村が拍子抜けした表情を見せる。これでは結婚詐欺罪は成立しない、今更そうはいかないとは言うが、これでは夫婦の問題になってしまうので、傷害の件は残るがそれも弾みから起きた事なので示談に持ち込むということであれば、明らかに刑事失格にはできなくなってしまった。
花嫁のもとにゴリさんは悠々とむかったが・・・。



法廷で証言することになっていたゴリさんに身に覚えのない結婚詐欺容疑がかかるわけですが、独特な雰囲気を醸し出す異色作になっています。
何しろ色々な意味で興味深い作品ですし、(南原)署長もなかなかの曲者感を醸し出し、ゴリさんはオリに入れられ、太陽初の壮絶な本格的カーアクションは、クルマ(MS40系クラウン)がうひょ~!と破壊され・・・。
決してふざけた作品ではありませんが、独特な演出の斎藤光正監督が初登板ということで、まあ見どころは満載なので細かいことは置いておきます。

ゴリさんを山さんとマカロニが取り調べるのも見所かも。。。。

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