「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ロケ地検索&メモ #363

2014-07-20 20:49:28 | ロケ地検索&メモ
今回は、いつも#363を観るときより、号泣してしまいました。
つれぇよなぁ・・・。


ロケ地検索&メモ #363「13日金曜日 ボン最期の日」

*とうとうこの日が来てしまった・・・当時7歳の私でも、この到達感の緊張というのは半端なかったことを記憶しています。
いままでの平穏だった(とも言い難いか・・・)金曜8時、というか私のリラックスと期待というのがほぼ集中していたこの時間に喧噪が走るというのが、もう耐えられなかった記憶があります。
当時は市営団地から一戸建てに引っ越す途中で、引っ越し荷物の中で太陽を観た団地での最後の作品ともなり、実質的に「太陽ごっこ」から卒業したのもこの時期でもあり、色々な意味で個人的には思い入れの強い作品です。

*毎度のことですが、よく言われる「太陽は殉職をウリにしている」という外的声には耳を貸しません。
確かにその部分はあったにせよ、演者をこの番組から「切り離す」には、キャラクターを死なせるしか方法はないし、個人的には卒業式という見方をしている部分はありました。これは何度も云っていることですが(^_^;)
最近の、太陽に比べ短期作の殉職にはない「重さ」があるのは、殉職シーンはキャラクターを演者から切り離すという痛みが、視聴者と作り手と演者にあるというところからきているのが相当あると思います。ただ、視聴者側にしてみれば今まで毎週馴染んで好きだったキャラが死ぬのは残酷なことですし、演者からすると、少なくとも1年はキャラクターと一体化している部分はあったわけですから、切り離さないと前進できないという、ある意味ジレンマ的ものをみんな背負ったような恰好になってしまっていたのは事実だと思います。
ただ、そのジレンマこそが太陽の魅力の最骨頂でもある・・・かもしれません。
だからこそ、突っ込み処があろうが、説得力を持って観ることができる訳で・・・・。

*メインテーマが特別編集版だったのは、当時ゾクゾクしてしまいました。
このバージョンはスニーカー登場からのメインテーマ候補だったらしいですが、結局は井上バンド名義最後の楽曲群となるグアムレコーディング分に刷新されます。
2年以上使用されてきたタイトルバックもこれでお別れ・・・マザーフィルムも結構痛んでいた感じで、ボスや殿下のカットは空部分に傷が目立っていました。

*やっぱり、スーパーでサブタイトル上に日付を入れてほしい(^_^;)
*ロッキーがやっとジーンズ以外の「似合う」恰好に。定番になる作業ズボン着用は本作から。
*辰平さんの糖尿病の調子が悪くなり始めた時期でもあるようで、痩せと赤目が目立つようになってきています。
*裕次郎さんも舌癌から復帰後、やっぱりあまり調子が良くなかったようで。
*キャリーのナンバーが「20-08」というのも、本当に奇遇なんですよね・・・。
*死についての恐怖心より、智子を助けたいのと変な話かっこつけであそこまで頑張ることができたという、ボンらしい最期。
警察官というのではなく、単純に田口良という一個人としての最期。
いい男だったよなぁ・・ボンは。

=ロケ地=

宮田宝石店の入るビルは新宿1丁目、花園小学校そば。
ビル自体は現存するものの相当リフォームされているので一見しても気付かないほど派手に(^_^;)

ゴリさんとボンが聞き込みに出かけた同名の金庫店が北新宿3丁目にある。
新宿南口階段(昭和天皇御大典記念塔)付近(現・東南口付近)
緑荘はおなじみ砧4丁目、面影無し。
ボンがキャリーを調達するのは西新宿6丁目。

厚木市・中津内陸工業団地
 電話ボックスは、内陸中2丁目交差点に仮設されたようです。

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