隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

街歩き 第106回 『御朱印巡り 「赤城神社」』

2020年12月20日 | まち歩き

隊長の地元:東京都文京区内や近隣を散歩する「街歩き」シリーズの第106回は、『御朱印巡り 「赤城(あかぎ)神社」』を、お送りします。

 


12月17日(木)に、東京都新宿区赤城元町にある「赤城神社」の御朱印を拝受しました。


当社は、伝承によれば、正安2年(1300)、後伏見天皇の御代に、群馬県赤城山麓の大胡の豪族であった大胡彦太郎重治が牛込に移住した時、本国の鎮守であった赤城神社の御分霊をお祀りしたのが始まりと伝えられています。


その後、牛込早稲田の田島村(今の早稲田鶴巻町 元赤城神社の所在地)に鎮座していたお社を寛正元年(1460)に太田道潅が神威を尊んで、牛込台(今の牛込見付附近)に遷し、さらに弘治元年(1555)に、大胡宮内少輔(牛込氏)が現在の場所に遷したといわれています。この牛込氏は、大胡氏の後裔にあたります。


天和3年(1683)、徳川幕府は江戸大社の列に加え牛込の総鎮守と崇め、「日枝神社」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9b74114c9b5943b8e8f3d67555689b21 、「神田明神」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/36d6a8069984b43f16ccf6de55640a8e と共に、「江戸の三社」と称されました。この三社による祭礼の際における山車、練物等は江戸城の竹橋から内堀に入り半蔵門に出ることを許されていました。


その後、明治6年(1873)に郷社に列することになります。しかし、街の発展に伴い電柱や電燈などの障害物ができたので、盛観を極めた山車行列は明治32年(1899)の大祭が最後となりました。


最寄り駅の東京メトロ東西線「神楽坂駅」の1番出口から地上に出ると、左手に当社の「大鳥居」が見えます。

 


当社の大鳥居を潜るのは、今年2月3日以来です。実は、この日「東京大神宮」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9d1d841578ac5611a86e27581801aca6 と、「神楽坂 毘沙門天 善國寺」⇒  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/feccc5307e8093f42dca36090b3865df を参拝後に訪れたのですが、午後5時を過ぎていて「社務所」が閉まっていて御朱印を頂くことが出来ませんでした。今日は、その時のリベンジです。

 


境内には、都会の真ん中とは思えない「ケヤキ」や、

 


「イチョウ」の大木が。

 


鳥居を潜って直ぐの左手にある「手水舎(てみずや)」は、新型コロナウィルス感染防止のため、柄杓(ひしゃく)が撤去されたままです。

 


境内は、平成21年(2009)から22年にかけて「赤城神社 再生プロジェクト」と銘する工事が行われ、生まれ替りました。デザイン監修は、「新国立競技場」などをデザインした建築家の隈研吾(くま けんご)さん。写真右手の残った「御神木」などから、昔この地が「鎮守の森」であったことが窺えます。

 


石段を上ると、「拝殿」前に「茅の輪(ちのわ)」が置かれていました。その後、左右にはユニークな形の「狛犬」が。

 


ガラス張りのモダンな「社殿」です。「東京で一番オシャレな神社」として知られ、若い女性の参拝が多いのも、頷けます。御祭神は、「磐筒雄命(いわつつおのみこと)」と、「赤城姫命(あかぎひめのみこと)」。

 


拝殿左側にある境内末社「蛍雪(けいせつ)天神」の御祭神は、「菅原道真公」。かつては横寺町に鎮座して朝日天満宮と称されていました。明治9年(1876)に境内へと遷されましたが、戦火にて焼失しました。平成17(2005)年10月旺文社の寄進により螢雪天神として復興しました。

 


御朱印を頂けるのは、社殿右手のビルにある「社務所」。御朱印帳に押印・墨書きはして頂けず、書き置きでした。初穂料は、500円。

 


これで拝受した御朱印の数は、七十九印になりました。詳細は、こちらの「御朱印巡り」記事一覧をご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e23a591aa7b880a9e451c519dc5e14a5


隣のおしゃれな「あかぎカフェ」。

 


社殿脇の階段を降りると、

 


「観音菩薩立像」がありました。この観音様は、赤城神社の北に位置した「宝蔵院(現在は廃寺)」から移されました。

 


隣の「俳人巻阿の碑」。巻阿は江戸期の俳人であり、幕府の家士でもあった人物。


その奥にある境内末社の「八耳神社」、「出世稲荷神社」、「東照宮」。

 


「北参道」は、当社の別の顔を見せてくれています。

 


尚、赤城神社の場所は、新宿区赤城元町1-10。電話番号 は、03-3260-5071です。

 


==「街歩き」バックナンバー==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/c2c437caab6ac1e2be19246ef261eea9

第1回~95回  省略

第96回  2020/3/8  『今年の花見は宴会自粛』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/96ae962f4c6850bb80b4cdfa99a20763

第97回  2020/3/25 『清和公園の桜』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/683efb05ff34951d10682a8dbe37df51

第98回  2020/3/29 『御朱印巡り「廣尾稲荷神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/14f74898856ff828222d0b5b962504da

第99回  2020/4/28 『真砂坂上バス停 リニューアル』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4a1d9cf96695c70eb3c128672c6a0f23

第100回 2020/6/8  『御朱印巡り「明治神宮」』(その1) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c87b3547debd8655a09384a5fbbda105

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第103回 2020/8/1  『御朱印巡り「虎ノ門 金刀比羅宮」』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/af70306d6fc6a3a95294c42ba3e16a41

第104回 2020/10/6 『TSUWANO T-SPACE(島根県津和野町東京事務所)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/20c0404ec75a382788a3684a7193331a

第105回 2020/11/15『秋の深大寺と神代植物公園』(その1)  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/366adefa5e41888e0ac68db29c261227

第105回 2020/11/19『秋の深大寺と神代植物公園』(その2)  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c33b47be4f05b78b1a48a74a37f8f720


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