上海城市新聞 Vol.31 『21年振り20回目の台湾旅行』 (その7・天仁茗茶で夕食)https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a5add9483651cd55b654e6b6f60c5729
【3日目:3月16日(日)】 新北市鶯歌陶瓷博物館、鶯歌陶瓷老街、饒河街観光夜市
旅の三日目の朝、宿泊先の台北市南京東路三段255號(号)にある「兄弟大飯店(Brother Hotel)」10階の部屋で、起床したのが6時45分頃。この日の天気は、小雨、気温は11~15℃の予報です。
7時30分前後に、13階にある中華・洋風バイキング料理の「薔薇庁」へ。前日の朝食が、パン食だったので、この日はお粥をメインに。お粥のトッピングは、納豆に佃煮。
9時15分頃、ホテルまで迎えに来てくれた30年来の台湾人の友人・鄭さんのメルセデス・ベンツ Sクラスに乗り、最初の目的地・新北市(英文表記:New Taipei City)樹林区にある鄭さんの甥っ子の工場兼自宅に向います。
カーナビに従い、「仁愛路」を南に横切ろうとしたところ、通行止めで進めません。仕方なく、仁愛路を西に向かいますが、交差する通りはどこも横切れません。その内、パトカーも猛スピードで、西に走り去ります。
何が大事件か大事故でもあったのかと懸念していると、何十台ものレース仕様の自転車が、こちらも西に走り去っていきました。ここで、やっと事態を把握できました。“Tour de Taiwan(ツール・ド・台湾) 2025” が、仁愛路の「景福門(東門)」と「仁愛圓環(ロータリー)」間の循環コースで行われているのでした。
景福門の先の両側10車線の道路、「凱達格蘭(けたがらん)大道」。この日は、交通規制のおかげで、車の通行が少なく、正面の「総統府」を車の中からベストポジションで、撮影することが出来ました。
赤レンガに白い花崗岩を巡らせたルネサンス様式の美しい建物は、日本統治時代の1919年に台湾総督府として完成しました。現在は中華民国総統府として、使用されています。
ホテルを出発してから約45分後に、やっと市街地を抜け出し、車もスピードを上げて走ることが出来るようになりました。
台北市を取り囲むような新北市ですが、樹林区は台北市の西南に位置しています。
鄭さんの甥っ子の工場兼自宅に到着したのが、10時40分頃。工業用大型送風機などを、製造しています。
信心深い方で、自宅には個人で道教の廟(びょう)を、祀られています。
甥っ子さんの案内で昼食に向ったのは、隣の山峡区にある「普門茶品」というお店。
道路の反対側は、「国立台北大学」の敷地です。
店内は、昨晩訪れた「天仁喫茶趣」のように、お茶屋さんが経営するカジュアルレストランかと思ったのですが、
奥の壁には、チベット仏教の掛け軸絵画「唐卡(たんか)」が、掛けられていて、独特な雰囲気を醸し出しています。
中国雲南省から輸入したと思われる、“普門號” というブランドの普洱(プーアル)茶も置かれています。お値段を見て、ビックリ! 400gで、8,000元(37,600)と9,000元(42,300円)でした。
オーダーは、写真の注文票に記入して店員さんに渡します。チベット仏教にゆかりのある店だからでしょうか、料理は全て所謂 “精進料理” です。
そういえば、同席したテーブルの先客3人は、剃髪した尼僧(尼さん)でした。聞けば、この店から車で30分程の新北市土城区清化里にある「甘露寺」から来られたそうです。
隊長が注文したのは、“普門套餐(定食)” 180元(850円)。
日本で食べる “精進料理” とは異なり、薄味ではなく、濃い目の味付けでしたが、美味しかったです。
食後、日本から来たということで、特別にお店の2階に上がらせてもらいました。そこには、唐卡を始めとして、様々なチベット仏教の宗教道具が置かれていました。また、ここではチベット仏教のセミナーも開かれているそうです。
★ 続きは 『21年振り20回目の台湾旅行』 (その9・鶯歌陶瓷博物館) で ★
* 料金の情報:NT$の円換算レート (1元=4.7円) は、2025年3月現在のものです *
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