隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film147 『ロケットマン』

2019年08月31日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第147作品目は、『ロケットマン』をお送りします。

 

 


現在上映中の『ロケットマン(原題:Rocketman)』を観て来ました。

 

このミュージカル映画は、1969年のデビュー以来、第一線で活躍し続けている英国のシンガー・ソングライター、「エルトン・ジョン(Elton John)」の半生を描いています。映画タイトルの『ロケットマン』は、エルトンが1972年に発表した楽曲名から。


監督は、イギリス出身のデクスター・フレッチャー(Dexter Fletcher)。彼は、昨年ヒットした「クイーン」を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』を製作中に降板したブライアン・シンガー監督から引き継ぎ、完成させたことでも知られています。


脚本は、リー・ホール(Lee Hall)。製作総指揮を、エルトン本人が務めています。


エルトンを演じたのは、スパイ映画『キングスマン』シリーズで知られる英国の若手俳優タロン・エガ―トン(Taron David Egerton)。


共演は、エルトンを支えた作詞家のバーニー・トーピン(Bernie Taupin)をジェイミー・ベル(Jamie Bell)が、マネージャーのジョン・リード(John Reid)をリチャード・マッデン(Richard Madden)が、母親のシーラ・フェアブラザー(Shelia Farebrother)をブライス・ダラス・ハワード(Bryce Dallas Howard)が、演じています。


鑑賞したのは、「TOHOシネマズ 日本橋」。同館を訪れるのは、今年3月の 『グリーンブック』 以来です。本作品を上映しているスクリーン8は、巨大スクリーンの “TCX” で、音響設備は “DOLBY ATMOS" で、まるでコンサート会場でエルトンの歌を聴いいるかの様な臨場感を味わえました。但し、通常料金より200円アップです。

 


あらすじ:イギリス郊外で不仲な両親の間で、孤独を感じて育った少年レジナルド・ドワイトは、天才的な音楽センスを見出され、国立音楽院に入学します。その後、寂しさを紛らわすようにロックに傾倒する少年は、ミュージシャンになることを夢見て、古くさい自分の名前を捨てることを決意します。新たな彼の名前は「エルトン・ジョン」でした。


レコード会社の公募広告を見て応募したエルトンは、同じく応募者のバーニー・トーピンの美しい詩の世界に惚れ込み、一緒に曲作りが始まります。エルトンを長年にわたってサポートした男性マネージャーのジョン・リードとは、恋人関係になり泥沼でもがくような関係を続けますが、彼から心を深く傷つけられたエルトンは。。。。

 


感想:ミュージシャンの伝記映画は、これまで、「フォー・シーズンズ(The Four Seasons)」を描いた 『ジャージー・ボーイズ』  、

 

「スプリームス(The Supremes)」の 『ドリームガールズ』  、

 

ドン・シャーリー(Don Shirley)の 『グリーンブック』  、を取り上げています。


『ロケットマン』が、これらの作品と異なるのは、作曲の時系列を無視して、全22曲が披露されますが、ライブやレコーディングの再現シーンだけでなく、現実と幻想が入り混じるミュージカル仕立てで何曲かが表現されている点です。単なるサクセスストーリーではなく、エルトンのドラッグ中毒、同性愛なども赤裸々に描かれています。


エルトンのことを、伝説的ミュージシャンと紹介しているサイトもある様ですが、今でも世界の音楽シーンに影響を与えていることは、この映画を観れば一目瞭然です。


当時の時代考証もしっかりした映画です。エルトンとバーニーが初めてハリウッドを訪れたシーン、ハリウッドの街並みに、今ではクラシックカーとなった当時の車を何十台も走らせていたのには、驚きました。


エンドクレジットで、タロン・エガ―トンがエルトンの衣装姿と、エルトン本人の衣装姿の写真を並べて映してくれたのは、粋な演出ですね。

 

 

 

 

==「映画」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~135  省略

Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6

Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67

Film138 2019/2/14 『遙かなる山の呼び声』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c

Film139 2019/2/28 『明日に向って撃て!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac3e850f5ead3d1d77044082040ec13

Film140 2019/3/6  『グリーンブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41fa9f5b3cda1fe4efd7db96be00b173

Film141 2019/4/17 『芳華-Youth-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ba7c3d70185efca9a6a2548e2349c814

Film142 2019/5/5  『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3d7b8668b52cea8fc68dc2ef910322e3

Film143 2019/5/19 『コラテラル』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d5f083dad2dfff12ddda9a2c1ef46b2e

番外編  2019/5/31 『訃報:降旗康男監督』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/788dfef3a9feda5273c9cb83a1b2c0a0

Film144 2019/6/11 『The Crossing -ザ・クロッシング- PartI』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/849e6b791556b4146f769632abbc9c5a

Film145 2019/6/19 『スティング』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f4577d7ea995b940026fa793953ecea

Film146 2019/6/25 『The Crossing -ザ・クロッシング- Part II』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f2e6de828b75a52aec7f61f0a3b670f7  

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶ... | トップ | 上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿