<国立歴史民俗博物館>
私たちが通常目にする「銅鐸」は、
酸化のため緑青色をしているものがほとんどです。
ただし、本来銅鐸というのは、
黄金色や白銀色の光沢を纏った
ピカピカの金属製品でして、
実際に「当時」の銅鐸を目の当たりにすると、
その眩いばかりの輝きに圧倒されるかもしれません。
もし仮に、古代イスラエルの人々が、
キラキラと輝く「青銅の蛇」を帆先に掲げ、
海を渡って日本にやって来たと想像するなら、
出雲国の神有祭やホーランエンヤ、
あるいは能登国の龍燈伝説や
キリコ祭りなどに登場する、
「蛇」や「龍」を模した灯りや装飾は、
海の彼方から近づいてくる渡来人を
イメージしているようにも感じられますね。
ちなみに、先日の記事の中で、
長江周辺から海を渡って来日した「龍蛇族」が、
出雲一帯に「蛇」の信仰を広めたのではないか
と推測しましたが、もしかすると
彼らが先導していた人々こそが、
古代イスラエル氏族であり
モーゼ一行だった可能性もありそうです。