たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

蝶から生まれた兄弟

2020-08-13 09:19:41 | 古代の出雲

<大神山神社 おおがみやまじんじゃ>

 

出雲のお隣・伯耆国(ほうきこく)

の語源を探って行きますと、

「水」「蛇」「蛇神」……など、

すべてが「蛇」と関連することに気づきます。

つまり、この地には何らかの形で

「蛇」や「龍」を神と崇める人々が関わり、

ワラヘビなどの民間信仰だけでなく、

国の名称になるほど強い影響を与えていたのでしょう。

 

もしかすると、様々なトーテムを拝む

「ミャオ族」などの大陸人、

あるいは様々なトーテムを携えた

古代イスラエル氏族の中でも、

主に「蛇」や「龍」をシンボルとする一族が、

縄文時代を中心として出雲や

伯耆一帯にやってきたのかもしれません。

そして、弥生時代に入ると、

それに追従するかのように渡来した

「牛」と縁する一族が、「殺牛祭祀」

の痕跡が残る播磨や但馬のあたりに

住みついたとも考えられますね。

 

もしかすると、彼らの多くが

「スサノオ信仰」の持ち主であったため、

「龍蛇族」も「牛族」も、一緒くたに

「スサノオ」として描写されたことが、

古代神話の解読を困難にしてしまったのでしょうか……。

いずれにせよ、「龍蛇族」と「牛族」の違いというのは、

古代イスラエル氏族の部族の違いであり、

元をたどればまさしく「蝶から生まれた兄弟」

だったような気が個人的にはするのです。