たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

ミャオ族(苗族)

2020-08-08 09:01:36 | 古代の出雲

<国立民族学博物館>

 

中国西南部の少数民族・ミャオ族(苗族)は、

日本と同様に古い歴史を持つ人々で、

揚子江周辺で繁栄した長江文明

(紀元前14,000年~紀元前1,000年)の時代にまで、

起源を遡ることが可能だといいます。

一説に「日本人の祖先」などともいわれるように、

衣食住だけでなく信仰や伝承、

さらには遺伝子等の面においても、

日本人との共通点を多々所有している

ことがわかっております。

 

揚子江(長江)といえば思い出すのが、

「龍蛇」のモチーフと稲作文化を

日本に持ち込んだ人々(海人族)ですね。

実は、ミャオ族の崇拝対象は多岐に渡り、

蛇(龍)をはじめ、蝶や鳥や水牛、

あるいは樹木や太陽に至るまで、

ありとあらゆる森羅万象のモノが、

「祈りの対象」となっているのです

(「うず巻き文」などの蛇を思わせる

図柄を身に着ける習慣もあるのだとか……)。

 

そんなミャオ族の人々の「始祖神話」

とも呼ぶべき伝説が、まさしく「伏羲」

と「女媧」を主人公とする話なのでした。