たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

ミャオ族の多様性

2020-08-11 09:11:06 | 古代の出雲

<神社資料>

 

ミャオ族の神話に登場する

蝶のメイパン・メイリュウは、

「伏羲」と「女媧」以前の民族創生に関わる神で、

ミャオ族の人は自分たちの祖先が

「蝶」だと考えているのだそうです。

 

「蝶」という生き物は羽に描かれる文様などから、

「蛇」とも同一視されることも多いのですが、

ミャオ族に伝えられる伝承を読み込んで行きますと、

どうも彼らの崇拝する生き物はひとつではなく、

ときには二つ以上の対象を「ミックスさせながら」、

崇めるべき神を創造していたような

雰囲気が伝わってまいります。

 

恐らく、祖先である蝶は「12個」の卵を産み、

一緒に生まれた「龍や虎は彼らの同族である」

「他の卵から生まれた龍や水牛は兄弟である」

という一説を見ても、ミャオ族の成り立ちには、

様々なトーテムを有する古代イスラエルの

12氏族なども関与してくるのかもしれません。

 

つまり、ミャオ族はひとつの血縁関係で

構成されていたわけではなく、

多くのイスラエル氏族と混交していた

可能性も否定できないのでしょう。

その証拠に、ミャオ族が年の始めに祀る

「芦笙柱(トン・カー)」というポールには、

ミャオ族の多様性を示すがごとく、

鳥・蛇(龍)・水牛の角が一緒に飾られると聞きました。