<伝説の森公園 モーゼパーク>
昨日、モーゼとともにエジプトを
出発した古代イスラエルの民が、
「蛇」を信仰するきっかけとなった
エピソードをご紹介しました。
それらの内容から推測できるのは、
最初に作られた「蛇」は「青銅製」であり、
旗竿の先に括りつけられ、人々が下から
仰ぎ見るような形で崇拝されたということです。
もし仮に、モーゼ一行がこれらの信仰を携え、
日本にやってきたと想像するなら、
信州を中心に製造された
「蛇モチーフ」を用いた土製品、
あるいは出雲一帯に残る「ワラヘビ祭礼」
などにも影響を与えた可能性がありますね。
また、岩手や青森から出土した
縄文後期の土器の中には、
「蛇の骨」が入っていたものが
数例あるそうですから、
この時代には「蛇」が祭祀の重要アイテムとして、
東北各地にも普及していたのでしょう。
いずれにせよ、約4,000年前~3,500年前の縄文後期ごろ、
「蛇」と共に日本を目指してきた人々がいたこと、
そして彼らがこの時代の祭祀の核となる
「龍蛇信仰」を広めたことは間違いないようです。