たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

蛇のモチーフ

2020-08-26 09:30:23 | 古代の出雲

<伝説の森公園 モーゼパーク>

 

昨日、モーゼとともにエジプトを

出発した古代イスラエルの民が、

「蛇」を信仰するきっかけとなった

エピソードをご紹介しました。

それらの内容から推測できるのは、

最初に作られた「蛇」は「青銅製」であり、

旗竿の先に括りつけられ、人々が下から

仰ぎ見るような形で崇拝されたということです。

 

もし仮に、モーゼ一行がこれらの信仰を携え、

日本にやってきたと想像するなら、

信州を中心に製造された

「蛇モチーフ」を用いた土製品、

あるいは出雲一帯に残る「ワラヘビ祭礼」

などにも影響を与えた可能性がありますね。

 

また、岩手や青森から出土した

縄文後期の土器の中には、

「蛇の骨」が入っていたものが

数例あるそうですから、

この時代には「蛇」が祭祀の重要アイテムとして、

東北各地にも普及していたのでしょう。

 

いずれにせよ、約4,000年前~3,500年前の縄文後期ごろ、

「蛇」と共に日本を目指してきた人々がいたこと、

そして彼らがこの時代の祭祀の核となる

「龍蛇信仰」を広めたことは間違いないようです。

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