豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

次世代型ファースの家が完成…函館~七飯町~北斗市

2011-06-30 17:12:32 | ファース本部
熱い熱ばかりが「熱」でなく、温熱、冷熱と云いますが冷熱とは、冷たい熱の事です。
冷暖房とは、家の中を私達人間の過ごし易い温度に保持する事なのでしょう。
気温20℃でも、そこに湿気が全くなければ、とても寒く感じてしまいます。

湿気が持つ熱を潜熱と云い、湿度10%の保有する熱は約4℃近い気温に相当します。
気温20℃、湿度50%の時、総熱量(エンタルピー)は40℃近い熱と云う事になります。
この熱力学の理屈はあまりにも小難しいので別な例えを用います。

気温20℃でも湿度が10%なら寒く感じます。
それは10%の乾燥状態に人がいると、人の身体から猛烈に水分が蒸発し、その際に体温をどんどんと奪ってしまうからです。つまり湿度をあげて身体から水蒸気が蒸発しない環境にすると暖かく感じます。

逆の事が夏場の冷房空間にも云えるのです。
例えば気温が30℃でも湿度を40%程度に抑え込めば充分に爽快感を覚えます。
気温は高くとも湿度が低いため、体温を奪ってくれるからです。
このように家屋内の湿度を一定化する事を「調湿性能」と云います。

乾燥した冷たい空気を断ずるためや、湿気の含んだ生ぬるい温熱空気を断ずるためには、相応の気密層をつくります。完全気密層を構築すると室内空気が汚れ、換気が必要です。
しかし換気量を多くすると「調湿」が不能となるいうジレンマに襲われるのです。

私達ファース・グループは、北海道の寒冷地から鹿児島、宮崎の温暖地まで調湿性能を有したファースの家を建築しています。シリカゲルを用いて空気中の汚染物質を化学吸着し、更に調湿が出来れば、換気量を大幅カット出来ます。

この新バージョンのファースの家の推進事業が経済産業局から正式認定にされ、そのバージョンに極めて近い性能の家が出来上がりました。
7月2日、3日の土日に北斗市の隣町、七飯町で見学会を開催(場所は下記サイトに記載)します。
若いご夫婦の建主さんで斬新なレイアウト(写真は内部の一部)の家です。
見た目だけでなく、住んだあとの空気のクオリティーに注目を…
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